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著名人インタビュー この人に聞きたい!
ルー大柴さん[タレント]
[INDEX]
- 第1章 出しゃばりキャラを演出し、汗かき、恥かきやってきた30代
- 第2章 頭の中で想像しているだけでは、いいものはできない
- 第3章 人生は1回きり。恥かき汗かき涙して、しっかり生きよう
●第3章 人生は1回きり。恥かき汗かき涙して、しっかり生きよう
好きなことがあるなら、前に進んでみて、それから考えればいい
――13歳のハローワークのテーマは、「好きを仕事に」です。それを実現されているルーさんから、中高生にメッセージをお願いします。
【ルー大柴】「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、私は幼稚園の学芸会に出たときに、人前で表現する職業に就きたいなと思ったんですよ。これもちょっと早すぎる選択なんですけど、そこまでオーバーではないにしろ、好きで好きでしょうがないことがあれば、挑戦してみるべきです。でも実際は、好きなことを自分の職業にして生きていくのは本当に難しい。ほとんど、オールモストの人が違う仕事で生活していると思うんですけど、それでも、自分がどの職業に向いているのかを、若いうちにいろいろ試してキャッチしたほうがいいと思います。石の上にもスリーイヤーズなんていう言葉がありますけど、3年やってみて嫌だったら違う仕事に転職してもいいんですよ。あるいは、自分探しの旅に出たっていい。たとえドロップアウトしても、若いうちはいくらでも取り返せるんですから。
仕事に限らず、恋愛でもそうだし、あらゆるものがそうなんだけど、私は、やってもいないのにグジュグジュするのは嫌なんですよ。家で「あの子のことが好きなんだけど、どうしよう」なんて言って悩んでいるだけなんて、ガマンできない。だから若いときは、いいなと思った女性がいたらアタックしていましたね。それでフラレたら、あきらめがつくじゃないですか。もし、好きで好きでしょうがないものがあったら、とにかく前に進んでみる。考えるのは、それからでいいんですよ。
――仕事でも恋愛でも、まずは一歩踏み出してみなさいと。
【ルー大柴】それをしないで、あとで後悔するんだったら、非常に残念なことだと思う。大人もそうなんだけど、恥かきたくないのでバリアを張っちゃうわけですよ。でも、いいじゃないか、恥かいたって。バリア、ブロークンして、「俺はこんな人間なんだけど」とざっくばらんに話して。そこからコミュニケーションが生まれ、わかり合えると思うんですよ。
そうやってたくさん恥かいて、いっぱい汗かいて、コミュニケーションをとって、新しい仕事をゲットして、サクセスしたときに感動のあまり涙する。そんな人生って素敵じゃないですか。人生って1回しかないんだから、一日一日しっかり生きなきゃ。「恥かけ、汗かけ、涙しろ」です。
――すばらしい言葉をありがとうございました。
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