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著名人インタビュー この人に聞きたい!
はまのゆかさんさん[絵本作家/イラストレーター]

Jr.クラブ:取材体験

「13hw Jr.クラブ」は13歳のハローワーク公式サイトの新プロジェクトで、子どもたち自らが主体となり、企業や個人へのインタビュー・記事の作成、イベントへの参加など社会文化活動を行なうクラブです!
今回はその体験として、子ども達が記者とカメラマンに分かれて取材に行ってきました!

写真:はまのゆかさん

1979年、大阪生まれ。京都精華大学卒業。
はまのゆかさんは、イラストレーターや絵本作家をしていて、独創的な絵を描いています。小学校高学年のときは、絵本作家以外に、保育園の先生になりたかったそうです。
これまで、絵本作家として『九九をとなえる王子さま』を手掛けたり、イラストレーターとして『13歳のハローワーク』のさし絵を描いたり、数多くの作品をつくっています。将来の夢は、おばあちゃんになっても色々な絵本を作り続けることだそうです。

取材日:2013年9月/記者 早川菜々美さん(小学生)/カメラマン 大木絵美さん(小学生)

『九九をとなえる王子さま』
(著)はまのゆか

『新 13歳のハローワーク』
(著)村上龍(イラスト)はまのゆか


=> はまのゆかさんのHP
(http://www.hamanoyuka.net/)



第2章 【Jr.クラブ】記事(小学生版)

――Q1.お仕事について教えてください。

【はまの】私の職業は、絵本作家・イラストレーターで、絵本を作ったり、イラストを描いたりしています。絵本の文は、自分で書くこともあれば、他の人に書いてもらうこともあります。

――Q2.お仕事をしていて、どんなときが楽しいですか?

【はまの】私の絵を見て喜んでくれる人がいると、うれしくなります。また、仕事を通じて色々な人と出会いお話をし、仲よくなるのが楽しいですね。

――Q3.子どもの頃から、絵を描くのが好きだったのですか?

はまのゆか、インタビューカット03

【はまの】子どもの頃から好きでした。よく落書き帳に絵を描いたり、近所のお姉さんからは、ぬり絵のぬり方を教わったりしていました。
また、小学校では、絵が上手な先生がいて、授業が早く終わったときは、黒板に絵を描きながらお話をしてくれて、その時間が大好きでした。

――Q4.デビューのきっかけを教えてください。

【はまの】私は、作家の村上龍さんのファンで、大学生のとき、村上龍さんの講演に行き、ファンレターと一緒に自分が描いた絵をプリントしたポストカードをプレゼントしたのです。
そうしたら、後日、出版社を通して村上龍さんから「絵を描いてくれませんか」と連絡があったのです。でも、こんな感じでデビューするのは、とても珍しいと思います。

――Q5.普通は、どのようにして絵本作家やイラストレーターになるのですか?

【はまの】このお仕事は、大学や専門学校を卒業したらなれるというわけではありません。ポイントは、絵を描くことが好きで、その人にしかできない絵を描けるようになることだと思います。その上で、出版社に売り込みに行ったり、絵本大賞などの公募に応募したり、場所をかりて展示会を開いたりするなど、自分をアピールすることが大事だと思います。

――Q6.自分がなりたい職業に就くには、何をすればよいのですか?

はまのゆか、インタビューカット02

【はまの】自分がやりたいことについて、しっかり勉強するのはもちろん、どうしたらなりたい職業につけるのか日々考え、調べ、人に聞くというように、つねにアンテナを張っておく必要があると思います。

さらに、高校生のときは、絵を描く仕事をするなら、絵が上手であればいいと思っていましたが、仕事で枕草子のさし絵をたのまれた時、「あのときちゃんと勉強しておけばよかった」と思いました。そんなこともあるので、目指す分野以外のことにも興味を持ち、幅広く勉強しておいた方がいいですね。


《取材した小学生の感想》

  • 小5 早川菜々美さん
    (作品の絵本の表紙を見て)空をチェックやストライプにするのはびっくりした。影を、灰色や黒ではなく、ピンクと黄色と青で表現したのも意外だった。それについて質問したら、その方が奥行が出ると教えてもらった。
    私の将来の夢は美容師で、人に質問するときは、今日のように聞けたらいいなと思った。
  • 小5 大木絵美さん
    (作品の絵本の表紙で)なぜ空をチェックにしたのか聞いたら、あるとき空がストライプに見え、そこから発想したということだった。感性が豊かだなと思った。忙しいときは寝ないで仕事することもありイラストレーターは大変そうだけど、やりがいがあるなと思った。