2011年2月21日(月)、13歳のハローワーク公式サイト編集部では、東京都世田谷区にある田園調布雙葉
中学高等学校で出前授業「13歳のハローワーク公式サイトの取材記者になろう!」を実施しました。
(主催:13歳のハローワーク公式サイト)
「情報」の選択科目の中で、中学3年生14名が、社会人を取材し記事を作成。
社会人5名の方々が、学校まで足を運び、「取材」という形で、生徒とコミュニケ―ションをとってくださいました。
中学3年生が、取材記者として作成した記事を、実際に13歳のハローワーク公式サイトで公開します!
全体の進行は、田園調布雙葉中学高等学校の小林潤一郎先生とサイトスタッフの宇田川真也が担当。
まずは「13歳のハローワーク」の本や13歳のハローワーク公式サイトの内容について紹介しました。
そして、今日のテーマ。
「13歳のハローワーク公式サイトの取材記者として社会人を取材し、記事を作成していただきます。
作成した記事は、実際に13歳のハローワーク公式サイト上で公開します」と伝えると、
生徒さんからは、不安のようなドキドキ感のようななんともいえない反応をしていました。
さらに、この授業にボランティアで参加してくださった社会人の方々を紹介し、一言いただきました。
はじめて会う取材対象者と中学生取材記者。どちらも緊張の面持ちでした。
続いて、13歳のハローワーク公式サイトのインタビューの取材・ライティング・編集を担当している
編集ライターの野口啓一さんが登場。ご自身の仕事としてこれまで手掛けた記事を紹介し、また
「取材記者ってどうすればいいの?」という疑問に答えるべくプロとしてのアドバイスをしてくださいました。
取材前の挨拶やお礼といった基本的なことから、取材の方法や記事を作成する上での
コピーや文章の書き方、撮影のコツなど専門的なところまで、テキストメモを用いて
指導してくださいました。また、取材時の役割分担についても説明がありました。
生徒の皆さんは、真剣に耳を傾けていました。
いよいよ、取材開始!
各班3名または2名で3つの役割を分担し、1名の社会人の取材をします。
(1)質問する
(2)メモをとる
(3)写真を撮影する
インタビューするテーマを、3つに分け、10分弱の目安で、(1)~(3)の役割を交代して進めました。
今回、インタビューに答える役として、13歳のハローワーク公式サイトの仕事白書に登録くださっている方やサイトの活動に賛同し協力いただいている方々の中から、5名の社会人が参加くださいました。
スタイリスト、旅行専門の編集ライター、システムエンジニア、キャリアカウンセラー、子ども育成のNPO運営スタッフ・・・全員がとても魅力ある方々ばかり。皆さん真剣にかつ楽しそうにお話してくださいました。
仕事を伝えるために資料や写真、デジタルツール等を持参いただいている方もいました。
初めて会う大人を前に、はじめは緊張気味だった生徒さんたちも、しだいに和やかになり、熱心に話を聴き、メモや撮影をしていました。
30分の取材を、おえるとすぐに写真を選び、記事原稿の作成に入りました。
チームで、テーマやポイントを話し合いながら黙々と作業に集中。
通常のインタビューでは、音声録音機などでインタビューを収録し、それ聴きながら作成します。
しかし今回は、それがありません。頼りになるのは、自分たちの取材メモのみ。
ややハードなメニューにも思えましたが、そばにいる取材対象者に質問をしなおすなど臨機応変に対応し、記事作成を目指してくれました。
限られた時間の中での作業で、はたしてサイトで紹介できる記事が完成するのか・・・
正直、半信半疑でした。実際には、2コマの授業では終わらず、先生が次の週に少し時間をとってくださり、生徒たちがまとめをしてくれました。
できあがった、記事を見ると・・・中学生が真剣さと感じたものが伝わってくる読み応えのある記事に仕上がっていました。
是非、皆さんも中学生が手掛けた生の記事を読んでください!
また感想をいただけると幸いです。
●友添 成実さん(スタイリスト)の取材記事
●長崎 浩子さん(トラベルライター)の取材記事
●野々垣 みどりさん(キャリアカウンセラー/東京労働局 東京新卒応援ハローワーク)の取材記事
●中鉢 妙子さん(NPO法人理事/コドモ・ワカモノまちing)の取材記事
●真弓 英彦さん(システムエンジニア/富士通ネットワークソリューションズ株式会社)の取材記事
今回の出前授業の成功は、社会人の方々の協力があってこそです。
取材を受けてくださった社会人の方々も記事を読んで、よく書けている、楽しかったという声をいただきました。
授業後には、先生やゲストである社会人の皆さんと振り返りを行いました。
参加者全員から、率直な意見をいただいたので今後に生かしていきたいと考えています。
13歳のハローワーク公式サイトでは、ネットやリアルな場で子どもと働く大人がコミュニケーションをする機会を提供していきたいと考えています。
この「取材記者になろう!」のプログラムに興味がある教育関係者の方や企業・団体の方々がいらっしゃいましたらご連絡くださいますと幸いです。
(問い合わせ先) minna@13hw.com (13hw.com編集部 担当:宇田川真也)