〈はじめに〉興味のあるジャンル別に座るところからスタート。
受付を抜けると、スタッフがお出迎え。「料理とお菓子のゾーン」「ファッションとビューティのゾーン」「テレビと映画・音楽のゾーン」「デザインとアートのゾーン」の4つから興味のあるゾーンに着席しました。(保護者席は後部に用意しました。)
その後、スタッフも交えて、グループで、お互いに自己紹介しました。「今日は半日よろしくね。」
開始の様子
〈第1部〉アートと表現に関する業界で活躍する先輩に会おう!
●パティシエ柿沢安耶さん(オーガニック野菜スイーツ専門店「ポタジエ」のオーナーパティシエ)
最初に登場したのは、パティシエの柿沢安耶さん。「どうして野菜でケーキをつくっているのか」「柿沢さんが興味のあることは何か」など、柿沢さんのお話を聞いた後、実際にケーキを試食!ステージ上では、たった2人しか食べられなかったので、みんな、うらやましそうな顔でじっと見つめていました。その後、シュークリームを食べて、入っている野菜の種類を当てるクイズが出たので、全員おいしくいただきました。2つのグループが見事正解し、トマトで作ったハートマドレーヌを持ち帰りました。
パティシエ 柿沢安耶さんプロフィール
パティシエ 柿沢安耶さんとのトーク
〈第1部〉アートと表現に関する業界で活躍する先輩に会おう!
●ファッションデザイナー豊福陽一郎さん(MAXICIMAMデザイナー)
次に登場したのは、ファッションデザイナーの豊福陽一郎さん。「どんな服をデザインしているのか」「豊福さんが興味のあることは何か」など、豊福さんのお話を聞きました。そのあと、実際に豊福さんのデザインした服を着たモデルが2人登場!
デザインのポイントを説明してもらったあと、クイズが出ました。「外国人に一番売れている商品はどれ?」正解したグループには、豊福さんデザインのオリジナルマグカップがプレゼントされました。
ファッションデザイナー 豊福陽一郎さんプロフィール
〈第1部〉アートと表現に関する業界で活躍する先輩に会おう!
●アニメーター尾澤直志さん(オザワデザインワークス)
最後に登場したのはアニメーターの尾澤直志さん。「尾澤さんが興味のあることは何か」など、尾澤さんのお話を聞いたあと、イラストに色づけしていく様子を実演していただきました。少しずつ、色が重なって、イラストが完成していく様子は興味深く、参加者全員、じっと見ていました。そのあとは、アニメーションを動かしてもらい、動いているキャラクターが誰かを当てるクイズが出ました。ほとんどのグループが見事正解。じゃんけんで勝ち残ったグループには、尾澤さんの原画がプレゼントされました。
アニメーター 尾澤直志さんプロフィール
アニメーター 尾澤直志さんとのトーク
〈第2部〉みんなで、オリジナルのしごとマップをつくろう!
●個人作業-まずは、ひとりひとりで考えてみよう!
最初に、自分の“好きなこと、興味のあること”を思いつく限りたくさん、書き出しました。どんどん出る人もいれば、なかなか思いつかない人もいましたが、一生懸命取り組んでいました。その中で、特に好きなものを3つ選び、付箋に書き込みました。
次に、この3つのキーワードをヒントにして、興味・関心のある職業を付箋にどんどん書き出しました。隣の人と相談したり、スタッフに質問したりしながら、たくさんの職業を付箋に書くことができました。
個人作業の様子
〈第2部〉みんなで、オリジナルのしごとマップをつくろう!
●グループ作業-みんなで世界に一つの仕事マップをつくろう!
いよいよグループ全員で仕事マップを完成させていきます。まずは、それぞれのキーワードを貼り、その周囲に自分の興味のある仕事をペタペタと貼っていきます。貼っているうちに、新しい職業が思いつけば、「それに関連するのでこんなのもある」「あんなのもある」とどんどん広がっていきます。途中、関連の深い職業同士をグルーピングして位置を貼り変えたり、レイアウトもそれぞれのグループで自由な発想で行いました。
でも・・・やっぱり知っている職業には、限りがあります。そんな時は、第1部で登場した方々やスタッフにどんどん質問したり、書き出した職業をもう一度眺めて考え直してみたり。どのグループの仕事マップも職業がたくさん広がっていきました。
グループ作業の様子
〈最後に〉完成したマップを見て、表彰しました
いよいよ仕事マップが完成!参加者だけでなく、保護者の方々にも、仕事マップを見て回っていただきました。「他のグループはどんな職業を書いているのかな?」とお互いに興味津々でのぞきこんでました。
そのあと、5枚のマップが表彰され、記念撮影。最後に、プロの方から、参加者の皆さんへメッセージが贈られました。
あいさつ・終了の様子
〈まとめ〉みんなの感想を聞いてみました
みんなの感想
≪中学生のアンケート結果≫
参加者の89%が「楽しかった」と回答。「将来の仕事のために役に立ちそう」と回答した人も87%いました。
- 自分の知っている職業の世界はすごく小さいのだと知った。このイベントを参考に自分の将来を大切にしていく事を学んだ。
- 実際に職業に就いている人から生でお話を聞けたので良かったです。
- 自分の好きなことや、やりたいことが少しみえてきました。とても来てよかったです。
- グループでやることの楽しさ、好きな職業を見つけるための大切さなどです。
- 自分の好きなことで仕事についている人が結構いることが分かった。だが好きなことで仕事をするためには、努力が必要だと思う。
- 色んな人に会い、自分の視野が広がりました。将来に役立ちそうです。
- 自分の好きな事を捨てずに、あきらめないということ。これを聞いて、バレリーナになるのをあきらめずにいようかと思いました。
- 自分がなりたかった職業以外の沢山の職業に少しだけ触れることができました。今日のことを活かして、これから自分に合った、自分にしかできない仕事を見つけることができればな…と思います。
- 好きなことを仕事にするといい。世の中には3000も仕事がある。自分の知らないことをやってみるのもいい経験になる。
- 自分では気づかなかった事が、他の人の意見を聞いてわかったりできました。
- まず参加すること。チームワークの大切さ。
- 好きなことから、たくさんの職業が広がっていくこと。全然関係なくみえることからも、色々考えていくと、意外に共通点があること。
- 仕事をさがすのにはいろいろな方法がある。違う人とふれあい、意見を出し合う中でいろいろな意見を知ることができる(また、仲良くなれる)。
- 「将来の夢」なんて言われてもわかりませんでした。自分の夢のことなんて学校で教えてくれません。今回、自分の好きな事で可能性を広げていく事を知り、新しい第一歩をふみだしていきます。
- 柿沢さんが「職業は元々あり、その先にある物は何か」的なことを言ったが、ぼくにとってはまるでそれが名言に思えるほどだった。
- 自分の興味がなかった話を聞いたら、すごくそのことについて興味をもちました。
≪保護者のアンケート結果≫
- とても有意義なイベントであったと思います。子供達に高い志を持たせる、会場全体で一体感を持って盛り上がる等、こういう子供向けのイベントはなかなかないと思います。また各界で活躍されている方の話を目の前で聞ける事はとてもよい機会ですし、いろんな事を考えるきっかけになると思います。今後とも是非継続していただきたく思います。
- 職業を意識するきっかけを与えて下さりありがとうございました。オタク系の子供なので、グループでの作業を通して、又、先生方のお話を通して、大勢の人々とかかわりながら仕事を進めていくことを体験できたと思います。
- 参加型ということで本人はあまり気乗りはしなかったようですが、第一線で活躍されている方々のお話はためになったと思います。時間的にも同席したメンバーによっては盛り上がらないまま終了となってしまうので、もっとちがった形で進めてもいいのでは?最後の社長さんのお話は素晴らしかったです。一人一人の子供達の心に響いてくれることを期待します。
- 興味あるものだけではなく、他の人のも見聞きして視野が広がったのではないかと思いました。
- 将来、どんな職業に就くのかは、本人も親も未知のところ。今、何に興味があるのかで導いてきたプロの方を迎え、少しずつ趣味や興味の幅がこれをきっかけに広がってくれればいいのかなと思いました。
- 最初はあまり乗り気でなさそうだった内気な息子が、最後にはグループの皆と笑い合ったり、身を乗り出して何か熱心に話し合っているのがとても印象的でした。来て良かったです!
- 職業を考えるという機会が日常生活での選択は狭いので、このようなイベントで子供の視野がひろがると思いました。
- 中学生の時点でこのような交流、イベントの体験はとても貴重なものだと思います。
- ワーク時、一生懸命な顔をしていてよかった。子供の良い表情がみえました
- 子供にたくさんの夢を与えてくださったイベントだと思います
- 一人ひとりの子供がたくさんの夢、仕事に希望をもっていることがとても伝わってきました。親として、社会人先輩として子供たちの夢がかたちになっていく過程を応援していきたいと思います
- 子供の夢、興味を引き出し、様々な仕事に気付き、出会っていくプログラムはとてもよく出来ていると思いました。個人~テーブルの仲間~スタッフ~司会者、プロの方と今日の体験は実際の仕事場の擬似体験(自分の思い、努力だけではなく様々な人と一緒に、協力したり教えてもらったりして仕事をつくりあげていく)にもつながり、子供にとってとても良い体験になったと思います。私も子供に戻り、やってみたくなりました。