HOME > 特集記事 > 僕らの未来につながる今 > 「高校入試でアピールすることの準備はできている?」
ここでは中学生の皆さんの将来の夢や進路について、杉並区立和田中学校校長 藤原和博先生と一緒に考えます。
※ この記事は、朝日新聞社発行「中学生のためのスタディ&ライフ情報誌Hello中学生」から御提供いただいております。
※ この記事は、藤原和博氏が杉並区立和田中学校校長在任中(2005年)のものです。

中学校生活の中で、最大級の山場が「入試」だと思う。3年生はもちろん、1・2年生にとっても、とても気になるところだよね。
「入試」では、テストや内申書、さらに面接のある高校もあり、それらが総合的に判断されて合否が決まるんだ。今月は、この面接に注目するよ。
上の表を見てみよう。これは、面接の練習のために作ったシートだ。面接では、このように実にたくさんの項目について質問される。
高校の先生は、キミがどんな中学校生活を送り、どんな体験をし、その結果どんなことを考え、この高校を目指したのかということを、とても知りたがっている。だから、表にあるような項目を質問して、キミ自身を、ありとあらゆる角度から知ろうとするんだ。
つまり、入試では、キミの中学3年間のまるごとすべてが評価の対象になる、ってことなんだ!
「入試」では、テストや内申書、さらに面接のある高校もあり、それらが総合的に判断されて合否が決まるんだ。今月は、この面接に注目するよ。
上の表を見てみよう。これは、面接の練習のために作ったシートだ。面接では、このように実にたくさんの項目について質問される。
高校の先生は、キミがどんな中学校生活を送り、どんな体験をし、その結果どんなことを考え、この高校を目指したのかということを、とても知りたがっている。だから、表にあるような項目を質問して、キミ自身を、ありとあらゆる角度から知ろうとするんだ。
つまり、入試では、キミの中学3年間のまるごとすべてが評価の対象になる、ってことなんだ!

中学生の時には、集中力やバランス感覚を鍛えることが大切だと以前話したよね。集中力やバランス感覚を発揮した結果が、勉強の成績だったり、部活や委員会への取り組み、さまざまな体験や思い出だったりするわけだ。
何もがんばってない、体験や感動がないっていう人は、上の表は埋められないよ。
また、上の表は中学生の間にキミがやるべきことは何か、ということも表している。
つまり、上の表を埋めつくせるような中学校生活を送ることが大切なんだ。
実際に、今すぐ上の表を全部埋めようと思っても、書くことが見つからなかったり、考えがまとまらなかったりして、なかなかすぐにはできないと思う。
3年生は入試までの間に、自分は何をやってきたか、これから何ができるかを、表を参考にじっくりと考えてみよう。1・2年生は、いろんなことにしっかり取り組んで、自分を深めていって欲しいな。
何もがんばってない、体験や感動がないっていう人は、上の表は埋められないよ。
また、上の表は中学生の間にキミがやるべきことは何か、ということも表している。
つまり、上の表を埋めつくせるような中学校生活を送ることが大切なんだ。
実際に、今すぐ上の表を全部埋めようと思っても、書くことが見つからなかったり、考えがまとまらなかったりして、なかなかすぐにはできないと思う。
3年生は入試までの間に、自分は何をやってきたか、これから何ができるかを、表を参考にじっくりと考えてみよう。1・2年生は、いろんなことにしっかり取り組んで、自分を深めていって欲しいな。
上の表にあるような質問は、実は、入試の時だけではなく、キミがこの先社会人になる時にも、必ず聞かれることなんだ。
企業でも、新入社員を採用する時には、その人がどんなことをやってきて、どんなことを考えているのかを、あらゆる角度から見ようとするんだよ。
そうすることで、その人の「クレジット(『信頼と共感』と言ってもいい)レベル」(ロールプレイングゲームで言う『経験値』みたいなもの)がどれくらいなのかを測ろうとしているんだ。
「学校の時のことなんて、社会に出たら関係ない」って考えは大間違い。高校入試と就職試験、一見関係なさそうでも、実はこんなところでつながっているんだ。
~ 「ハロー中学生」2005年10月号掲載 ~
フジハラ先生と考える
僕らの未来につながる今
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僕らが大人になるころは?
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どうして今から進路を考えるの?
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就きたい職業って、どうやって選べばいいの?
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高校入試でアピールすることの準備はできている?