HOME > 特集記事 > 僕らの未来につながる今 > 「就きたい職業って、どうやって選べばいいの?」
ここでは中学生の皆さんの将来の夢や進路について、杉並区立和田中学校校長 藤原和博先生と一緒に考えます。
※ この記事は、朝日新聞社発行「中学生のためのスタディ&ライフ情報誌Hello中学生」から御提供いただいております。
※ この記事は、藤原和博氏が杉並区立和田中学校校長在任中(2005年)のものです。

「将来何になりたい?」って質問、今までに何度もされてきたと思う。その度に、キミはどう答えてきた?中田選手みたいなサッカー選手?それとも、ホリエモンのような実業家?
確かに、テレビでよく取り上げられる人たちって、すごく華やかに見えるから、あこがれてしまうよね。
でも、「職業」を考える時には、それとは少し別のところにも目を向けて欲しいんだ。
例えば、「サッカー」には、選手だけじゃなく、審判やトレーナー、スポーツ用品の開発者やスポーツ記者など、さまざまな職業の人がかかわり、その世界を支えている。テレビに映る選手だけが、「サッカーの仕事」というわけでは、決してないんだ。これは、どんな仕事についても言えることだよ。
こんなふうに、ぱっと目につく職業だけでなく、その周りにも目を向けてみることが、中学生の今、職業を考える上では大切なんだ。
確かに、テレビでよく取り上げられる人たちって、すごく華やかに見えるから、あこがれてしまうよね。
でも、「職業」を考える時には、それとは少し別のところにも目を向けて欲しいんだ。
例えば、「サッカー」には、選手だけじゃなく、審判やトレーナー、スポーツ用品の開発者やスポーツ記者など、さまざまな職業の人がかかわり、その世界を支えている。テレビに映る選手だけが、「サッカーの仕事」というわけでは、決してないんだ。これは、どんな仕事についても言えることだよ。
こんなふうに、ぱっと目につく職業だけでなく、その周りにも目を向けてみることが、中学生の今、職業を考える上では大切なんだ。

以前にも触れたように、今は、社会が変化するスピードがとても速い。
それに対応するために、社会には、これまでになかった「新しい職業」が、どんどん生まれてきているんだ。
例えば介護福祉士は、高齢化が進む中、お年寄りの介護・ケアをするために生まれた仕事。天気予報を解説する気象予報士も、10年ほど前に登場した新しい仕事だ。これらの仕事の中には、はっきりした名前がまだついていないものもある。
少し前まで、職業は「今あるもの」から選ぶことが普通だった。
だけど、これからは、社会の必要に応じて新たに登場する職業もあるだろう。また、言葉で定義できるような仕事は次第に減って、いくつかの分野にまたがる、複合的な仕事が増えていくだろう。
キミのこれからの活動が新しい職業となる-キミの未来には、そんな可能性だってあるんだよ。
それに対応するために、社会には、これまでになかった「新しい職業」が、どんどん生まれてきているんだ。
例えば介護福祉士は、高齢化が進む中、お年寄りの介護・ケアをするために生まれた仕事。天気予報を解説する気象予報士も、10年ほど前に登場した新しい仕事だ。これらの仕事の中には、はっきりした名前がまだついていないものもある。
少し前まで、職業は「今あるもの」から選ぶことが普通だった。
だけど、これからは、社会の必要に応じて新たに登場する職業もあるだろう。また、言葉で定義できるような仕事は次第に減って、いくつかの分野にまたがる、複合的な仕事が増えていくだろう。
キミのこれからの活動が新しい職業となる-キミの未来には、そんな可能性だってあるんだよ。
職業について、もっと深く知りたい人は多くの学校で行われている「職業体験」の機会を活用してみるのもいい。
だけど、ただ見学するだけじゃ、「あんまりピンとこなかったなぁ…」って感じで終わるかもしれないよ。
職業体験に参加する時のコツは、その仕事のことだけじゃなく、ほかのどんな職業とどのように関連しているかを、なるべく広い範囲まで調べておくこと。
そうすれば「なるほど、この仕事って、こんなことだってできるんだ」「この仕事って、こんな分野にも関係しているの!?」というように、いろんなことを発見できると思うよ。
~ 「ハロー中学生」2005年9月号掲載 ~
フジハラ先生と考える
僕らの未来につながる今
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僕らが大人になるころは?
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どうして今から進路を考えるの?
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勉強することに、どんな意味があるの?
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高校ってどんなところ?
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就きたい職業って、どうやって選べばいいの?
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高校入試でアピールすることの準備はできている?