HOME > 特集記事 > 僕らの未来につながる今 > 「勉強することに、どんな意味があるの?」
ここでは中学生の皆さんの将来の夢や進路について、杉並区立和田中学校校長 藤原和博先生と一緒に考えます。
※ この記事は、朝日新聞社発行「中学生のためのスタディ&ライフ情報誌Hello中学生」から御提供いただいております。
※ この記事は、藤原和博氏が杉並区立和田中学校校長在任中(2005年)のものです。

キミは、いい成績をとることだけが「勉強」の目的だと思っていない?それもけっしてハズレじゃないけど、「集中力」と「バランス感覚」という2つの重要なチカラを身につけることも大切な目的の1つなんだ。
集中力があれば、どんなことでも自分のモノにできる。
将来研究者になっても、エンジニアになっても、経営者になっても、集中力があれば必ず活躍することができるだろう。バランス感覚も同様だ。
実際に、私が今まで「仕事ができるな」と感じた人たちは、全員、すばらしい集中力とバランス感覚の持ち主だった。
実はこれらのチカラ、とくに集中力は、小学生と中学生の時に何かにモーレツに集中することでしか身につかないものなんだ。
「勉強」は、キミの今の集中力を鍛える、またとない機会。キミが社会に出てから活躍できるかどうかの、大きなカギを握っているんだよ。
集中力があれば、どんなことでも自分のモノにできる。
将来研究者になっても、エンジニアになっても、経営者になっても、集中力があれば必ず活躍することができるだろう。バランス感覚も同様だ。
実際に、私が今まで「仕事ができるな」と感じた人たちは、全員、すばらしい集中力とバランス感覚の持ち主だった。
実はこれらのチカラ、とくに集中力は、小学生と中学生の時に何かにモーレツに集中することでしか身につかないものなんだ。
「勉強」は、キミの今の集中力を鍛える、またとない機会。キミが社会に出てから活躍できるかどうかの、大きなカギを握っているんだよ。

キミがこれから生きていく上で大切なのは、自分の「クレジット(『信頼と共感』と言ってもいい)」のレベルを上げていくこと。「クレジット」とはロールプレイングゲームで言う「経験値」みたいなもの、と思ってくれればいい。
ゲームの主人公は、経験値が高くなればなるほど、仲間が増えたり、いろんな場所に行けたり、強い敵を倒したりできるようになるよね。
それと同じようおに、現実の社会でも、クレジットレベルが上がれば上がるほど、大きな仕事を任されるようになったり、いろんな人の知恵や助けを借りられるようになったりして、世界がどんどん広がっていくんだよ。
クレジットレベルを上げるためには、何かに挑戦し、成功したり、失敗したり(失敗も重要だ!)しながら、さまざまな経験を積み重ねていくことが必要だ。 -さて、そこで一番役に立つ「究極の装備」って何だろう?
そう、それこそが「集中力」と「バランス感覚」だ!
ゲームの主人公は、経験値が高くなればなるほど、仲間が増えたり、いろんな場所に行けたり、強い敵を倒したりできるようになるよね。
それと同じようおに、現実の社会でも、クレジットレベルが上がれば上がるほど、大きな仕事を任されるようになったり、いろんな人の知恵や助けを借りられるようになったりして、世界がどんどん広がっていくんだよ。
クレジットレベルを上げるためには、何かに挑戦し、成功したり、失敗したり(失敗も重要だ!)しながら、さまざまな経験を積み重ねていくことが必要だ。 -さて、そこで一番役に立つ「究極の装備」って何だろう?
そう、それこそが「集中力」と「バランス感覚」だ!
「バランス感覚」について、少し補足しておこう。ここで言う「バランス」には「人と上手につき合うための行動がとれる」「ケガをしないよう、自分の体をうまくコントロールできる」といった意味も含まれているんだ。
バランス感覚は、身の回りのちょっとしたこと、例えば、友達とケンカしそうになったらどうするか、スポーツをする時、どこまでムチャをしたらケガをしそうになるか、幼児や高齢者にはどう接するか -そんなことから学ぶことができるんだよ。
つまり、学校の勉強だけじゃなく、キミの周りにあるものすべてが、キミをレベルアップさせる「教科書」ってことさ!
~ 「ハロー中学生」2005年7月号掲載 ~
フジハラ先生と考える
僕らの未来につながる今
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僕らが大人になるころは?
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どうして今から進路を考えるの?
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勉強することに、どんな意味があるの?
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高校ってどんなところ?
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就きたい職業って、どうやって選べばいいの?
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高校入試でアピールすることの準備はできている?