~自分の「好き」から探してみよう~
「好き」で調べる
何をやるにも面倒で、とにかく寝ているのが好きという子は意外に多い。いつも脱力感があり、勉強もスポーツも恋愛もばかばかしくてやる気になれないというような子だ。そういった子は大きく2つのタイプに分けることができる。1つは、大物で、学校の勉強やスポーツという常識的な枠からはみ出した才能を持っている場合だ。もう1つは、本来何かを見つけたり、何かに打ち込むための好奇心やエネルギーを、学校の先生や親、あるいはいじめっ子からうばわれてしまった子だ。
大物のほうは、放っておいても、いずれ自分が打ち込むべき何かを見つける。問題は、好奇心やエネルギーをうばわれてしまった子だが、そういった子は社会の助けが必要だ。そういった子は、マグマのように、本当は心にもからだにもエネルギーがたまっていることが多い。社会的な助けがあれば、そのエネルギーを解放するのはむずかしいことではないし、そういった子が大物に変身して、偉大なことを成し遂げる可能性もある。
社会の助けが期待できない子は、ひょっとしたら自分はエネルギーをうばわれているのかも知れないと思って、まずもう眠れないというくらい充分寝たあとで、エネルギーをたくわえ、この本を最初から読んでみて欲しい。必ず何か興味のあることが見つかる。すべての子どもには、好奇心というエネルギーが生まれつきに充ちあふれている。うばわれた好奇心を取り戻すこと。そこから始める。
(書籍「13歳のハローワーク」より)
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