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戦争が好き

戦争映画や、戦争のニュースや、戦争物の劇画を見るとわくわくするという子は意外に多い。特に男の子に多い。そういう子は、特に攻撃的だというわけではない。そういう子は、スペクタクルとしての戦争に、つまり壮大な仕掛けや目を奪う銃弾の炸裂や爆発などに魅力を感じていることが多い。そういう子は、「火と炎と煙が好き」という項目を読むこと。また、いじめられていたり、友だちを作るのが下手な子にも、戦争好きが多い。そういう子は、「心のことを考えるのが好き」という項目を読むこと。なぜ人は人をいじめるのか、なぜ自分は友だちを作るのが下手なのか、それを考えることは、心とコミュニケーションを考えることだ。戦争映画を見てスカッとするという子は、戦争におけるチームワークと勝利に魅力を感じていることも多い。そういう子は、「スポーツをするのが好き」という項目を読むこと。戦争とスポーツは確かに違うものだが、チームワークが重要なのと、勝てばスカッとするときがあるという意味では似ている。

ほとんどの男の子は、少年期を過ぎるころになると、戦争に興味を失う。正確に言うと、他に興味のあることを見つけるようになる。それは、将来の仕事につながる学問だったり、女の子との恋愛だったり、気に入ったスポーツだったりする。そして、戦争は人を傷つけ、殺すのが目的で、ものすごくコストがかかり、まったく合理的ではないことを知る。青年期になっても戦争にしか興味が持てないような人は、人生の選択肢が非常に限られたものになり、多大なリスクを負う。そのリスクは生命におよぶことがある。

以下、戦争が好きな子のための、参考としての職業を紹介する。

(書籍「13歳のハローワーク」より)


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