ユーチューバー(YouTuber)
<< 編集部の職業解説 >>
ユーチューバー(YouTuber)とはYouTubeという動画サイトで様々な活動を撮影した動画をアップロードし、その動画につけた広告収入によって収入を得ている人たちのこと。広告収入を得るにはYouTubeのパートナープログラムへの参加が必要で、18歳以上のYouTubeのユーザーであれば誰でも申し込むことが出来る。ただし、審査を受けるためには、自分のチャンネルの過去 12 ヶ月間の総再生時間が 4,000 時間、チャンネル登録者が 1,000 人に到達しなければならない。この審査を無事通過することが出来れば、動画に広告をつけることができ、広告の視聴数・クリック数等に応じて報酬を受け取ることができる。YouTuberのスタートラインにたったと言えるだろう。
多くの人は趣味として動画をアップロードするところから始まっており、YouTuberとしての活動は副業という人が多い。しかし爆発的な人気を得た人のなかには、本業を辞め、YouTuberとして生計を立てている人もいる。
YouTuberにはいくつかカテゴリーが存在しており、ビデオブログ/コメディ/商品紹介/ハウツー/教育/グルメ/ゲーム実況/ミュージック/美容/ペット/政治・ニュースなどが多くみられる。
YouTubeは日本国内でも最も利用者数が多い動画共有サービスとなっており、毎日10万件以上の動画投稿があるといわれている。そんなYouTubeでは自分の考えたアイデアや自分の趣味・好きなことを表現し、世界中の人に手軽に発信、広めていくことができる。投稿動画が人々から注目を集め、関心を持たれると、コメントや高評価数、再生数でダイレクトに伝わってくることがやりがいにも繋がる。好きなことをしてお金が稼げるということに惹かれる人は多い。
YouTuberの歴史はまだ浅く、2007年5月頃にYouTube自体が動画視聴回数の多い動画投稿者に対して、広告収入を分配するパートナープログラムへの参加をスカウトのような形で呼びかけたことから始まった。その後、2011年4月にはこのパートナープログラムが一般に開放されることになり、現在のような審査もなく動画内容に問題がなければYouTubeからの広告報酬を得られるようになっていた。
2013年6月に大物YouTuberのマネジメント事務所「UUUM株式会社」が創立され、UUUMやYouTubeが積極的に広告を出すようになったこともあり、2014年頃には、YouTuberという言葉自体が積極的にメディア展開されるようになった。
そして現在では、ソーシャルメディアとして大きな力を持つようになり、小中学生のなりたい職業ランキングにランクインするほど知名度が上がってきている職業となっている。
2013年6月に大物YouTuberのマネジメント事務所「UUUM株式会社」が創立され、UUUMやYouTubeが積極的に広告を出すようになったこともあり、2014年頃には、YouTuberという言葉自体が積極的にメディア展開されるようになった。
そして現在では、ソーシャルメディアとして大きな力を持つようになり、小中学生のなりたい職業ランキングにランクインするほど知名度が上がってきている職業となっている。
YouTubeにもランクがあり、オパール 初級者(チャンネル登録者:1000人~)ブロンズ 中級者(チャンネル登録者:1万人~)シルバー 上級者(チャンネル登録者:10万人~)ゴールド 達人 (チャンネル登録者:100万人~)ダイアモンド 神級 (チャンネル登録者:1000万人~)というようにチャンネル登録者数でランク付けされている。
YouTuberは日に日に増え続けるため、正確なことは不明だが、生計を立てられていそうな(月100万回の再生)人は、約2,000人(2019年)程度と言われている。
最近では、人気を集めるYouTuberに対し、メーカーなどの企業が宣伝広告制作をタイアップする例も増えている。ビジネス戦略のひとつとして、インターネット上での動画による広告配信を行う企業は、さらに増えていくとみられているため、日本でもコンテンツビジネスは今後も伸びていくことが予測されている分野。今後もYouTuberがビジネスの場にますます台頭としていくことが考えられる。しかし、YouTuberは会社勤めをする人のように、会社から毎月決まった給料をもらえるわけではなく、得られる金額のムラがある。日本人として最も有名なユーチューバーの一人であるHIKAKIN(ヒカキン)氏の年収は、簡単に見積もっても1億円を超えているといわれているが、それほど稼げるのは増え続けているYouTuberの中でもほんの一握りの人だけであり、ほとんどのYouTuberは、生活できるだけの収入を得ることはできない。収入が非常に不安定な職業である。
YouTubeの審査を通過し、パートナープログラムに参加すれば誰でもなれる。しかし、人気のYouTuberになるのは簡単ではない。増え続ける他のYouTuberとの競争は激しく、格別なセンスがなければ難しい。
動画をより面白く、見やすくするためには撮影した動画の編集が必要。その際に、パソコンやスマートフォンの知識やスキルがある程度あった方が良い。
また、なんといってもどんな動画をつくるかという「企画力」が求められる。どのようなことが人を喜ばせたり、感動させたりするかという感性をみがくことが重要だろう。
YouTuberと直結するところでは、動画の作り方などを教えている学校もあるが、特にこだわる必要はない。学んだことをどのように面白く動画にできるかが問われる。
就職(会社に入る)という形式ではない。あくまで個人で道を切り開いていく必要がある。
必要な資格はないが、ハウツー系YouTuberになるなら、それに関わる資格を持っているということは注目度や視聴者からの支持を受ける大きな力になる。
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