建設業(総合建設業)で働く


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総合建設業は、高層ビルや商業施設、共同住宅、道路や橋、鉄道、空港など、大規模な建造物(建築物と土木構造物)をつくる仕事で、都市の機能や人々の生活に重要な役割を果たしている。建設会社では、営業、研究開発、設計、施工管理(現場監督)など、さまざまな専門家が働いており、仕事の受注から設計、工事、竣工までを連携して進める。工事現場で、現場監督の指示のもと、鉄筋組み立てやクレーン操作などさまざまな職人たち一丸となって工事に取り組む。いろいろな人と関わるため、建設業は多くの人々とともに歩み、無くなることのない仕事といえる。
また、生活や経済に密接に関わっているため、災害時の復旧・復興への貢献度は大きく、まさに人の役に立つ仕事である。

ダムや高速道路のように大規模な工事では、10年以上かけて延べ数万人の職人たちが働き、高層ビルや商業施設の建築でも働く人たちの数は数千人に及ぶ。このように、壮大な事業を中心となって進めるのは、総合建設業ならではの醍醐味。できあがった建造物が人の生活に役立ち、長い間利用されるのは嬉しいものである。さらに、自分が関わった建造物が街のシンボルとなったり、新しい地図を買ったときにその名称が載っていたり、自分の仕事が形として残ることは、大きなやりがいにつながる。

職人も含めた就業者は約500万人(2016年現在)で、日本全体の約8%を占めている。

目指す職務によって、進路は異なる。業界特集「生活空間と街をつくる -総合建設業の仕事」の「4.生活空間と街をつくる仕事に就くには」を参照。
=> 業界特集「生活空間と街をつくる -総合建設業の仕事」
=> 「4.生活空間と街をつくる仕事に就くには」

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