環境計量士(環境計測士)
<< 編集部の職業解説 >>
水質の汚染濃度や騒音レベルなど、環境についての計量および計量管理を行う。「環境計量士」は、それらの計量結果を証明するために必要な国家資格で、水質・土壌・大気の汚染濃度を測定分析する「濃度関係」と、振動・騒音を測定分析する「騒音・振動関係」の2区分がある。国や自治体、企業、個人などからの依頼を受けた環境計量士は、まず現場に出向いて適正な測定を行う。たとえば、工場排水や生活排水の汚濁物質、工場跡地の土壌汚染状況、工場・工事現場・道路・鉄道・航空機などの騒音・振動の測定などがある。その結果を分析し、計量データを提出するのが主な業務である。また、計量機器の整備、計量の正確性の保持、分析方法の選定、結果の確認も環境計量士の仕事。環境計量士が証明した測定結果は、公害問題などを解決する際の判定基準になる場合もあるため、事業者側でも住民側でもない中立的な立場で測定・分析する責任がある。【特集:13歳が20歳になるころには】環境-21世紀のビッグビジネス
この職業解説について、感じたこと・思ったことなど自由に書き込んでね。
わからないこと・知りたいことは、働いている大人に聞いてみよう!
次はこんな職業も見てみよう!
- スキューバダイビングショップ
- 環境アセスメント調査員
- 船員