環境アセスメント調査員
<< 編集部の職業解説 >>
地域開発が自然に与える影響を事前に調査し、その結果をもとに、事業計画の妥当性や問題点を評価する。対象となるのは、空港・ダム・工場の建設や道路開発など、その計画区域や周辺の環境に何らかの影響を及ぼすような大規模な開発事業である。環境アセスメント調査員はその開発予定地を訪れ、大気や水質の汚染、騒音や震動の発生、地形や地質の変化、動植物への影響、電波障害など、開発がもたらすさまざまな影響を総合的に調査する。自然環境をくまなく調べる必要があるため、季節ごとに何度もその地を訪れたり、夜行性動物の生態を知るために夜間調査を行うこともある。そのようにして得た調査結果をもとに、環境への影響を予測するのである。もしも、周辺の生態系や社会環境に大きな影響を与えると判断した場合には、環境に配慮した改善策を提案することもある。また、場合によっては、開発後の環境変化を把握するためのモニタリング調査を行うケースもある。【特集:13歳が20歳になるころには】環境-21世紀のビッグビジネス
この職業解説について、感じたこと・思ったことなど自由に書き込んでね。
わからないこと・知りたいことは、働いている大人に聞いてみよう!
次はこんな職業も見てみよう!
- 水中ビデオカメラマン
- 船員
- 川漁師