<< 編集部の職業解説 >>

メディカルアロマテラピーは、香りによるリラクゼーションだけでなく、精油の成分を利用して、病気の予防や体調不良を改善したりする代替治療と位置づけられている。ストレス緩和、精神安定、自律神経のバランス調整、免疫力の向上、かゆみやアレルギー症状の緩和など、症状に応じたアロマセラピーを患者に提供するのがメディカルアロマテラピストの仕事。アロマセラピーのほか、メディカルマッサージ、有機化学、薬学、身体や病気についての幅広い知識と、患者ひとりひとりに何が必要かを的確に判断する能力が求められる。薬の副作用などが問題視される中、日本でもアロマテラピーを治療の一環として採用する病院が増え、メディカルアロマセラピストが活躍する場も広がりつつある。