解剖技術者
<< 編集部の職業解説 >>
解剖学の研究・教育に用いられる解剖用遺体の処理、ならびに肉眼標本の作製業務に従事する技術者。遺体から人体教育用の骨格標本や組織標本を作製するほか、遺体の引き取りや保存、解剖実習室における遺体管理なども手がける。解剖学の基礎的な知識はもちろんだが、技術者として必要な生理学・病理学等の知識、利用する器具や機械の取り扱うスキル、法令の理解、基本的な写真技術なども求められる。通常なら触れることのない遺体に数多く触れ、独特の薬品の臭気に包まれながら行う仕事だけに、軽率な好奇心だけでは務まらない。しかし、解剖標本は、教科書などではわかりにくい人体各部を視覚的に理解する上で欠かせないものであり、医学をはじめとする多様な学問の発展になくてはならない。人間の生命の尊厳にも関わる意義深い仕事である。この職業解説について、感じたこと・思ったことなど自由に書き込んでね。
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