医療監視員
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病院、診療所、助産所などの医療関係施設に立ち入り、医療法や関係法令に従って運営されているかを検査し、必要に応じて監視や改善指導を行う。その監視範囲は幅広く、例えば医療従事者の資格やその人数、衛生管理と構造設備の状況、診療録・助産録・帳簿書類のチェックなどがある。なかでも、麻薬や毒薬の管理状況、感染廃棄物の処理状況など、最近問題になることが多い事項については重点的に検査を行う。なお、医療監視員は、医療関係機関が最低限守るべき基準を満たしているかを立ち入り検査し、必要な指導だけを行うことを目的にしており、犯罪捜査を行うわけではない。医療関係機関は法令を当然守っているのが大前提であり、万が一、基準に達していない医療機関があった場合は改善を求め、必要な指導を行っていく。傷病の治療が必要な人や妊産婦などが、科学的かつ適正な診療を受けることができるように、法律に基づいた調査や指導を行うのが医療監視員の職務である。この職業解説について、感じたこと・思ったことなど自由に書き込んでね。
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