メイクアップアーティスト


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モデルやタレント、俳優のメイクを手がけるのがメイクアップアーティスト。活躍の場はテレビや映画、雑誌、CM、ファッションショー、コンサート、演劇などで、業界ではよく「メイクさん」と親しみを込めて呼ばれる。化粧品や肌などの知識に加えて、求められるイメージにそったメイクができる応用力や、長時間かかる仕事に持ちこたえられる体力もいる。メイクアップアーティストになるためには、専門学校や短期大学にあるメイクアップアーティストコースで学び、美容専門プロダクションやメイクアップ専門会社などに所属する。経験を積んでからは、フリーとして活躍する人も多い。また、化粧品メーカーや結婚式場、美容室などでメイクを担当したり、ビューティーカウンセラーをするケースもある。最近ではヘアやネイルまで総合的に手がける人も増えてきており、美容師の資格があるとより有利だ。ちょっと変わったところでは、特殊メイクを専門とするメイクアップアーティストもいる。

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化粧に関する高い技能を持った専門家をメイクアップアーティストという。依頼者の要望に応えることはもちろん、モデルの顔だちや服装、雰囲気に応じたメイクをする技術と想像力が求められる。また、美容師の資格があれば、化粧だけに限らず髪もメイクアップすることができ、仕事の幅は広がるだろう。メイクアップアーティストになるために必須の資格はないが、文部科学省認定の色彩検定を受験する人が多い。

◆メイクアップ専門のプロダクションに就職した場合、未経験者は月収10万円前後、中堅クラスで20万円~、実績を積みフリーとして活躍すれば月収80万円~という人も。(※1)

※1『ニッポンの職業・しごと全ガイド2006』自由国民社よりp311
勤務先、経験年数、雇用形態などにより大きく異なります。

この仕事につくために必須となる資格は特にありません。美容師養成学校やメイクアップアーティスト科を設けている専門学校等で基礎を学んだのち、メイクアップ専門会社、テレビ制作会社、ホテル、ブライダル会社、化粧品会社などに就職し、アシスタントとして経験を積みます。

メイクに関する技術はもちろん、メイク用品・化粧品についての専門知識、顔の造形や肌、骨格などの知識、色彩感覚やカラーコーディネイト力、美的センスや手先の器用さ、流行に敏感なことなどが要求される仕事です。また、本番前のモデルやタレンと和やかな雰囲気作りができる人間性、社交性も不可欠。テレビや広告の仕事は早朝から深夜におよぶなど概して不規則なスケジュールになりがちで、また立ち仕事であることから体力も重要です。(※1)

※1『ニッポンの職業・しごと全ガイド2006』自由国民社ほかよりp310

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