ファッションモデル


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ファッションモデルファッションショーをはじめ、CMや雑誌などで服を着こなし、ブランドや雑誌のイメージを表現する。ファッションモデルとして仕事を得るためには、モデルエージェンシーに登録しなければならない。街でスカウトされるのを待つか、オーディションを受ける、あるいはプロフィールをつくってモデルエージェンシーに自分から売り込んでもよい。ただし、ファッションショーのモデルになるためには、身長が170センチ以上あることが第一条件だ。ウォーキングや写真の撮られ方、表情、視線などのモデルとしての基礎は、新人時代にモデルスクールに通って身につける。仕事に必要とされるプロポーションを保つために、常にダイエット生活を続けられるぐらいの強い意志と自己管理力が必要。また体力や忍耐力も要求される。収入は歩合制が多く、知名度が高ければランクが上がり、ギャラもアップする。成功すればスーパーモデルや、女優に転身することもできる。

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ファッションモデルは、ファッション雑誌やファッションショーなどで、商品を広告し、活躍するモデルのことをいう。またそれ以外にも、テレビCMや広告のポスターなどに登場し、ブランドの動く広告塔のような役割を担うこともある。中にはその世代におけるファッションリーダー的な立場となり、カリスマ的な活躍をする人もいる。華やかな仕事だけに競争も激しく、モデルになるための条件も厳しい。身長や体型など様々な肉体的条件を備えているだけでなく、それらを維持するための様々な努力や、ショーにおけるウォーキングの技術、写真などでのポーズをとる際の感性なども重要である。人気モデルの中にはタレントや俳優などに転進する人もいる。

現在ファッションモデルとして活躍している人の正確な数を把握することは困難ですが、1万5000人から2万人と推定するデータがあります(※1)。ちなみに、最大手のモデルエージェンシーには3000人以上のモデルが所属しているといいます。

※1「職業データベース」独立行政法人 労働政策研究・研修機構(1994年)より

ファッションモデルの場合、たとえ事務所に所属していても一定の給与ではなく、こなした仕事に対してのギャランティ(モデル出演料)が支払われるのが普通。金額はケースにより異なりますが、ショーモデルの場合1日2回の出演で5~10万円、売れっ子になれば40万円以上になる場合も。広告・雑誌系モデルの場合、1回の撮影で1~10万円、もしくはそれ以上になります。(※1)

※1『他人の給与明細がこっそりわかる本』廣済堂文庫よりp96

ファッションモデルとして活躍するためには、オーディションや売り込み、スカウトなどを通してモデルエージェンシーやプロダクションに所属するのが一般的。モデルエージェンシー所属後も、ウォーキングなどのレッスンやダイエットなどに耐え、ショーやCM、雑誌のオーディションに参加しては自分の手で仕事を掴んでくるという努力が必要です。

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