インテリアコーディネーター


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客の要望に沿って住宅、店舗やオフィスなどの室内で使う家具、壁や床などのインテリア計画を立て、インテリア商品選択のアドバイスを行う。民間資格のインテリアコーディネーター資格があり、現在3万5000人程度の登録がある。インテリア関連商品に関する深い知識が必要とされると同時に、相手の立場に立って、住む人のライフスタイルや価値観を把握することが重要で、主婦やOLなど女性の進出が目立つ職業でもある。住宅会社や百貨店、インテリアメーカーなどで勤務するのが一般的だが、独立してフリーとして活躍する人もいる。今後、リフォーム市場の拡大が見込まれるため、インテリアコーディネーターの需要はさらに大きくなることが予想される。

<< 編集部の職業解説 >>

依頼主の要望やその部屋の持つ環境に合わせて、インテリアに関するあらゆる要素をコーディネートすることがインテリアコーディネーターの役割。住まいや建物の持ち主から「どのような空間で暮らしたいか」を上手に聞き出し、具体的なインテリアのプラン作成やアドバイスを行い、カーテンや壁紙、照明など室内空間をトータルにプロデュースする。一般住宅の他にも、オフィス、ホテル、店鋪などの商業施設、学校などの公共施設などのコーディネートをする場合もある。 そのためには、内外装材、インテリア用品、生活用品などの機能性・デザイン性・安全性・持続可能性に関する知識はもちろん、コンサルティング能力も必要だ。(公社)インテリア産業協会認定のインテリアコーディネーター資格を取得すれば、自分の能力を客観的に証明できる。 インテリアデザイナーやインテリアプランナーと重複する部分もあるが、インテリアコーディネーターは、インテリアを通じて、住む人にとって「安全」で「快適」な暮らしの「トータルバランス」を取ることが第一の仕事といえる。

インテリアコーディネーターとしての就労者数は不明ですが、インテリアコーディネーター資格試験の累計合格者数は、2017年3月31日現在で約5万6千人に及びます。2016年度(第34回)の合格者数は、2,055人で、内訳をみると、男女比は2.6対7.4で女性が目立ち、世代別では30~39歳が36%、29歳以下が37%となっています。(※1)

※1 インテリア産業協会ホームページより

◆インテリアコーディネーターの月収は、20代で25万円程度。(※1)
◆インテリアコーディネーターの年収は、底辺で300万円、頂点で3000万円。(※2)

※1『天職事典』造事務所著・PHP研究所出版p284より
※2『フリーランス図鑑』実業之日本社よりp238
勤務先、経験年数、雇用形態などにより大きく異なります。

この仕事をするにあたり必須となる資格はないが、顧客信頼度の高い資格として、社団法人インテリア産業協会の「インテリアコーディネーター資格」がある。
一次試験/二次試験があり、2016年度には平成28年10月9日(日)/平成28年12月4日(日)に実施された。一次試験受験者数は8,328人、二次試験受験者数は3,405人(内、一次試験免除者1,131人)。最終的な合格者数は2,055人。(※1)

※1 インテリア産業協会ホームページより

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