芸能マネージャー


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タレントや役者、ミュージシャンなどのスケジュールを管理し、世話役、あるときは秘書の役割もこなす。テレビ局などで出演交渉をしたり、さまざまなオーディションへの参加のセッティングなど仕事は多い。スカウティングも大切な仕事の1つで、新たな才能を発掘する力も必要だ。基本的には芸能プロダクションの社員で、抱える芸能人の出演料の何%かがマネジメント料になるので、売れっ子の芸能人であればマネジメント料も高くなる。大物を除いて、多くの場合、ひとりのマネージャーが10人前後の芸能人を担当する。当然、多忙を極めるので、タフな精神と身体が求められる。仕事のクライアントにはつねに「使っていただく」という姿勢で望むから、心労の絶えない役回りだ。自分の育てたタレントが、芸能界に羽ばたいていく姿を見るのは何よりも嬉しいともいう。マネージャー養成学校もあるが、プロダクションへの入社には芸能界への強い興味と情熱が不可欠。

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芸能人のサポート役として、スケジュール管理、営業活動から身の回りの世話まで、様々な職務を行う仕事だ。俳優や歌手などの仕事は、他人が代わることができない専門的な才能を必要とする職業である。マネージャーは、俳優や歌手などの仕事の雑務の部分を分担して代行することにより、芸能人が芸能活動を行う時間を増やし、より芸能活動に集中できるよう助けている。また、 マネージャーは事務所と芸能人をどのように売り出していくかを考え、テレビやラジオの番組のプロデューサーや雑誌社などに営業、宣伝活動を行う。

◆芸能プロダクションに所属する場合、月給18~30万円程度。(※1)
◆マネージャーの年収は200~1000万円。(※2)

※1『天職事典ver.2』造事務所著・PHP研究所出版よりp89
※2『マスコミ解体新書』角川書店よりp242

芸能プロダクションやタレントの個人事務所などで働くが、定期採用を行うプロダクションは少なく、大手の場合、就職試験はかなりの倍率になる。肉体的にも精神的にもタフさが要求される仕事であるため、体力や根性、また気配りや社交性は欠かせない。運転手を兼ねることが多いため自動車の免許は必須。

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会社によって異なるが、マネージャーには仕事をとってくる営業マネージャー、現場に同行する現場マネージャー、将来を考えながら仕事の選択やPR戦略を立てるチーフマネージャーなどがいる(※1)。本来、マネージャーはタレントやアーティストをマネージメント(=管理する)仕事であり、身の回りの世話をする「付き人」とは異なる。

※1『テレビ・ラジオ・芸能の全仕事2006』ぴあMOOKよりp191

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