ヘア&メイクアップアーティスト


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俳優のヘアメイクを担当する。専門学校を出て、メイクの会社に入って技術を磨くのが一般的だが、フリーで活動する人もいる。ごくまれに有名女優に気に入られて、専属のような形で働くこともある。肌の傷や、血痕や傷痕、アザやホクロ、シワなどを作ることもある。『猿の惑星』のような特殊メイクはまた別の仕事。以前の映画はフィルムの感度が低く、常に強烈なライトが必要だったこともあって、映画のヘア&メイクはファッション界とは別の技術が求められていたが、高感度フィルムや解像度の高いレンズ、さまざまな特殊効果など、映画技術の進歩もあって、最近では双方を兼ねる人が増えつつある。

◆ヘアメイク専門のプロダクションのアシスタントの場合、月収は手取りで10万円程度から。能力に応じて収入は増え、なかには月収300万円という超売れっ子も。(※1)

※1『将来の仕事なり方完全ガイド2』学習研究社よりp61
勤務先、経験年数、雇用形態などにより大きく異なります。

撮影スタジオやファッションショーの舞台裏などで芸能人やモデル相手にヘアスタイリングを整えたり、メイクアップを行ったりする仕事ですが、現場で髪をカットすることもあり、その場合は美容師の免許が必要になります。美容師養成学校やヘアメイクスクールなどで基本的な知識や技術を学んだのち、ヘアメイク事務所やテレビ制作会社、サロン(美容室)、ブライダル会社、化粧品会社などに就職してアシスタントとして経験を積むのが一般的です。

ヘアメイクに関する技術はもちろん、メイク用品・化粧品についての専門知識、顔の造形や肌、骨格などの知識、色彩感覚やカラーコーディネイト力、美的センスや手先の器用さ、流行に敏感なことなどが要求される仕事です。また、本番前のモデルやタレンと和やかな雰囲気作りができる人間性、社交性も不可欠。テレビや広告の仕事は早朝から深夜におよぶなど概して不規則なスケジュールになりがちで、また立ち仕事であることから体力も重要です。(※1)

※1『ニッポンの職業・しごと全ガイド2006』自由国民社ほかよりp310

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