ライトマン[照明技師]


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ライトマン[照明技師]脚本と、映画監督の意図をつかんで、撮影用の光を作り出す。日本ではカメラマンと対等に組み、ライトマンが、どこに光を当て、どこに暗部を作るかを決める。しかし、アメリカでは撮影監督の指示で動く。最近では、日本でも撮影監督という立場のカメラマンがいて、その場合、ライトマンは撮影監督の指示にしたがって撮影用の光を作ることになる。映像関係の専門学校で学び、映画・映像・CF制作会社などに就職し、助手から始めて技術を覚えていくのが一般的だが、最近ではフリーのライトマンに弟子入りする人も多い。ナイトシーンで暗闇に光をアレンジしていく仕事は、何度やっても飽きることがないらしい。すばらしい照明を当ててもらった大女優から、専属のように声がかかることもある。

現在、活動しているライトマン(照明技師)の正確な数を把握することは困難ですが、日本映画テレビ照明協会に属している照明技術者だけでも575人(2003年6月時点)を数えます(※1)。ちなみに、2004年に全国の映画館で公開された邦画の本数は310本でした。(※2)

※1 日本映画テレビ照明協会ホームページより
※2 日本映画製作者連盟 資料提供

◆映画の照明スタッフの年収は400~800万円程度。(※1)

※1『マスコミ解体新書』角川書店よりp91

大学の映画学科や映像系の専門学校などで照明に関する基礎的な知識や技能を学んだ後、映画、映像、番組制作会社などに就職するのが一般的。ただし採用はそう多くなく、学生時代からアルバイトとして現場に出入りしたり、著名なライトマンのもとに弟子入りしたりするなどのケースもあります。最初はアシスタントとして下積みを経験し、次第にステップアップしていきます。

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