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回答・コメントする(No.970)
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広告を製作する仕事に就きたいのですが
[Q] こんばんは。
私は今高3で、大学受験勉強の真っ只中です。
今一番興味があるのは、広告を作る仕事です。
CMや雑誌を見ていて、たった一言で見ている人の心を動かせるような言葉を作ってみたいと思います。コピーライターやデザイナーという仕事に当たるようなのですが、どのようにすればその職業に就けるのか分かりません。
志望している大学の学部は社会学方面なのですが、コピーライターやデザイナーには専門的な知識や技術が必要なイメージがあります。高校時代に部活動もやっていなかったので、私にはそういった知識が全くありません。
やはり専門学校などに行っておくべきでしょうか?また、それは大学に行きながらでも可能なのでしょうか?
教えていただけると嬉しいです。
私から1つ余計なことかも知れませんが・・・。
テレビドラマなどの影響か、広告代理店という会社がとても華々しく、
格好よく、高給取りであこがれる、という雰囲気で漠然と
「広告の仕事をしたい」という学生が意外と多いようです。
でも、広告を制作するのは制作会社です。代理店はあくまで代理であり、
クライアントと制作会社の仲介です。と言い切ると語弊があるかも知れませんが
制作されたいならぜひ制作会社を目指してください。
制作会社は通常制作部と企画部と、大きく2つに分かれます。
(代理店は営業とクリエイティブに分かれます)
コピーなどに興味があるなら制作会社の企画部を狙ってください。
企画の勉強をしながら、1年目はだいたい制作の事も勉強させられますから
広告の世界の入り口としては最適です。
蛇足だったかも知れませんがご参考まで。
最近は大学名・学部は問わない選考が増えてきました。人物本位の選考です。基本的に応募者全員と面接します。面接官の視点は既に説明済みです。どちらの大学を選ぶのかは君の総合的な判断です。目標が定まってるのであればそれに関係のある学部に入学できるといいですね。社会学で十分じゃないですか。社会のことに関心の無い方にコピーライターやデザイナーのプロになる資格は有りませんね。一定レベルまでは独創的な作品で人の目を引く作品が出来るかもしれませんが、それ以上はご本人が気がつかない限り無理ですね。結局一番大事なことは他人とスムーズに会話できる社会常識を持つことですから。今後の参考にして欲しいのですが、今活躍中のコピーライターや建築家の方々のインタビューを拝見すると、その作品のすばらしさ、発想、創造力、や想像力に感激します。アマチュァからプロフェッショナルの領域に達すると、それまで以上のすばらしい作品を創り上げることができます。次から次に新しいアイデア、斬新な発想が湧き出できます。これはどんな職業・職種に関らず、能力の普通レベルからさらに上位の階層に入ると開花するその人の潜在能力が湧き出てくるのです。何故でしょうか?それは人として成長したからです。先ほどお話した方々の私の印象は”すばらしい人間性を持っている”です。人に感動を与える本物の作品は作者が人として成長したからこそ完成するのです。ここに本質があるのです。多くの著名人、小説家、音楽家、スポーツマンなどのいつまでも皆さんの心に残る人たちは皆さん
とても謙虚な方たちです。でもそれはある程度の人生経験を積まなければ分かりません。でもいつか本人が気がつかない内に自然と身につくと良いですね。きっとそれは社会が認める”作品”の形であらわれてきます。そして永遠に残ります。希望職種の勉強は大事ですが、人間性を高める事がもっと大事な事を覚えてください。
どうもありがとうございます!
やはり物事に関心を持つこと、知識を蓄えることが必要なんですね。
とてもよく分かりました。
もうひとつお聞きしたいのですが、採用試験の際大学の名前などは影響してくるのでしょうか?
私が志望している大学は2つあって、一つは地元の(福島県です)大学で、もうひとつは県外の国公立大学です。その県外の大学の方が学力のレベルも知名度も圧倒的に上なのですが、2つを見学に行ったところ同等に良かったので迷っています。
有名な大学を卒業した方が広告業界の仕事の採用試験には有利なのでしょうか??
専門学校で学ぶのも大学で広告制作関連の学部に進むのもどちらも就職には有利でしょう。全く関連にない学部に進むことや独学で学ぶ方法もあります。大切なことはセンスです。たしかに専門や大学では製作技術を学ぶでしょう。どもそれは将来の成功を意味するものではありません。要は君の社会を見る関心の度合いです。広告が氾濫しています。これでもかこれでもかと新しい商品が開発されています。販売促進のため広告が必要なのです。短いフレーズのなかで伝えたい全てを伝えることはとても難しいのではないかと思いますがそれを考えるのがコピーライターの仕事です。どうしたらプロになれるのでしょうか。考えてみましょう。プロの条件。①正しい日本語が使えること②日本の歴史を良く知っていること③日本人の国民性を良く理解していること③考え方が中立であること④客観的に物事を観る事ができること⑤相手の立場に立って考えることが身についていること⑥正しい善悪の判断が出来ること⑦正直な人⑧誠実な人⑨読書の習慣がある人⑩親切な人⑪報酬以上の仕事が出来る人、⑫集中力が有る人⑬体力がある人⑭グローバルな発想ができる人⑮人の話を聞く力のある人⑯柔軟な発想が出来る人、他にもまだありますがここまで読むと何かに気がつくでしょう。専門学校や大学で学ばなくても日頃の物も見方、考え方、生き方が常識的であれば誰にでもプロになれる要素はあるのです。つまり応募は出来るのです。次にどんなタイプの人が採用されるか面接官の立場になって考えてみましょう。まず入室後の1分以内の第一印象で採否の90%は決まります。外見・態度・話し方です。入室、挨拶、第一声までで常識度は分かります。後はいくつかの質問の回答によりコミュニケーション能力や論理的思考の程度もわかります。この第一関門をパスした人に次のステップの専門性、思考力、可能性、コピーライターとしての行動特性・能力を持っているのか試されます。プロのコピーライターやデザイナーになるには物の見方・社会の見方を鍛えなくてはいけません。社会の変化、政治経済、マンガ・アニメのこと、文化・芸能・映画・音楽など世の中のあらゆるジャンルの知識と情報の更新に努める事と関心を持つことが大事です。冷静に世の中を見つめ、人が何を求めているのか常に観察を続けなければなりません。感性・想像力・創造力を磨き挙げなくてはいけません。天才とは誰もが日頃目にする事柄から価値を見出せる人です。生まれつきの天才はいません。夢実現の強い気持ちを持ちその為に準備と努力を続ければ夢は必ずかないます。決してあきらめないことが大切です。でも今は受験勉強だけに集中して下さい。