はじめまして。 kimと申します。

私の周辺では、多摩川美術大学の環境デザイン学科で学び、「NHKアート」という会社に就職した親戚がいます。
彼は、主にNHKの「坂の上の雲」「セカンドバージン」「ハゲタカ」などドラマの美術を担当しています。

「NHKアート」以外にも「テレビ朝日クリエイト」「フジアール」「日本テレビアート」「アックス」などの各テレビ局直系の美術専門の会社がありますので、ホームページで採用情報等を確認してみてはいかがでしょうか？

また、学校としては、例えば、武蔵野美術大学の空間演出デザイン学科などが候補になるかと思います。

そういう大道具等の担当者は、
殆ど、テレビ局の職員ではなく下請けの番組制作会社の職員です。

もちろん、会社によってそれぞれですが、
採用されるのは難しくありません。しかし、
業界への興味を利用して、若者をバイト以下の給料でこき使う会社が多いです。
辞めても次に騙される人はたくさんいるので使い捨てできるという雇用モデルです。
給与は、テレビ局の1/3あれば多いほうです。

では、本局に採用されればいいというのは、その通りではあるのですが、
本気で準備してきた一流大学の人たちを相手に勝ち抜く必要があります。
書類選考時点での倍率は数百倍ですが、殆どが記念受験なので、
実際に当落線上にのる人はその1/10程度（と大学時代の知り合いの社員は言ってました）
もちろん、一流大学以外にも採用に基準に足りる能力の人はいるはずですが、
それらの人を全員見逃しても、一流大学だけで人数足りてしまうため、
書類選考時点で殆ど落とします。
そういう書類選考で生き残るには、よほど光り輝く容姿やらその他強烈なアピールポイントが必要です。
就職する側の立場としては、とても理不尽ですが、採用する立場としては、
一時間1人数万円のコストがかかる社員を使って希望者全員を面接していたら、
それだけで、本業の利益が全て吹っ飛んでしまいますから、
それはそれで仕方がありません。

というわけで、無作為にハネラレにくい大学に行って、
実際に面接になっても勝ち抜ける中身をしっかり準備しておく以外、
採用される可能性を高める方法はありません。
目安、地方の中心的国立大学やら、都市部の上位私立大学レベルに行っておくことを
オススメします。

何にせよ、受験してみないのにスカウトが来ることはありませんので、
是非挑戦してください。