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回答・コメントする(No.9408)
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デザイナーになりたいのですが、大学に行くべきですか?
[Q] 私は将来デザイナーになりたいと思っています。
進学先として以下の大学、学部を考えています。
東京造形大学
室内建築またはインダストリアルデザイン
しかし、しかし金銭的な事情もあり進学した場合
月10万日本学生支援機構から奨学金を借りることになります。
そうすると大学卒業後の20年間で月26,914 円 ずつ返還していくことになります。
大学のカリキュラムは専攻に縛られず様々な他の専攻の授業をとることができ、卒業生の進路も多岐にわたっているようです。
まだある一つの分野に将来を限定したくないので、専門学校ではなく大学を考えています。
また、進学校なので専門学校という進路には抵抗もあります。
しかし、20年間にわたり借金の返済をしていくのは厳しいのでしょうか?
わがままかもしれませんが、自分は将来結婚もしたいし子供も2人ほしいです。
奨学金のために子供を諦めたりするという話もあるようです。
裕福に暮らしたいとは思っていませんが、奨学金の返済に追いたてられギリギリの生活をしていくのは嫌です。
国立大学は造形大より就職がいい大学(東京芸大・京都市立芸大等)は2~3浪が当たり前と聞きます。
奨学金を借りるためには2浪までしか許されないので浪人も難しいようです。
自分は高校3年生までろくな準備もせず怠けていたため進路を狭めてしまいました。
デザイナーとして生活するなら金銭面を考慮して大学は諦めるべきなのでしょうか。
ご回答宜しくお願いします。
はじめまして。 私は専門学校でCGを教えています。
【20年間にわたり借金の返済をしていくのは厳しいのでしょうか?】
きちんと就職をしてさえいれば、一般的には、月々27,000円の返済は難しくはないのではないかと思います。
大学でも専門学校でも入っただけでは就職にはつながりません。
しっかり学んで就職するためには、やはり目的や目標が必要なのだと思います。
デザインや芸術系の場合は尚更のことだと思います。
「まだある一つの分野に将来を限定したくない」などと考えずに、まずは何かを極めるつもりで取り組んでみてはいかがでしょうか?
いずれにしても4年間で800万円近くかかる大学に行き、その内の650万円を後払いにするわけですから、それなりの負担はやむを得ないでしょう。
【デザイナーとして生活するなら金銭面を考慮して大学は諦めるべきなのでしょうか?】
コスト面での問題が大きいのでしたら、大学にこだわる必要は本来はありません。
例えば、東京造形大学の母体でもある桑沢デザイン研究所は、日本のデザイン教育の先駆けとなった専門学校で、デザイン業界でも高く評価されています。
実際のところ、東京造形大学よりも桑沢デザイン研究所の方が著名なデザイナーを数多く輩出しているようです。
佐久間さん、こんにちは。
私は芸大卒ではないのですが、
以前工業デザイナーをしていた経験からお話します。
質問文から、佐久間さんが将来の生活について
不安に思っている気持ちが伝わってきます。
様々な情報を耳にして、何が一番良い選択なのか迷っているのでしょうね。
デザイナーになるだけなら、専門学校でも大学でもどちらでもよいと思いますよ。
どんなところに就職するか、どんなデザイナーになるか、
それは学ぶ場所の問題ではなく、
そこであなたが何を学ぶかにかかっているのです。
あなたの目標は「デザイナーになること」ですよね。
それならば、自分の経済状況にあった環境を選べば良いのではないですか?
佐久間さんが20年間借金を返済していくことが難しいか否かは、
あなたの事情を詳しく知らない、
またあなたが将来どのような経済状況になるか想像できない
ここの方々に答えることはできないと思います。
人は誰でも好きな仕事に就き、それによって十分なお金を稼ぎ、
安定した生活を送りたいと思っています。
でも実際それらを全部手に入れるのはなかなか難しいことです。
みんな、どうすればその理想に近づけるのか、
自分ができる範囲内のことで工夫を重ねているのです。
デザイナーの仕事もそれと似てるんですよ。
クライアントから「この条件で良いデザインを作れ」と言われる。
もっと予算があったら、もっと時間があったら、もっと良いものを作れるのに。
でも条件は絶対なんです。
「もっとあれば」の部分をアイディアで補い、良いデザインを作るのがプロなんです。
佐久間さんもデザイナーを目指すなら、
今ある条件の範囲内でベストなものを選んでください。