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回答・コメントする(No.9234)
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いつも、子どもたちの疑問にお答えいただき誠にありがとうございます。
13hw編集部より、ご回答くださる際のポリシーに関するお願いです。
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回答は、基本的には、その職業の方(または経験者、相応の知識を有する方など)にお願いしております。
しかしながら、なかなか回答のつかない質問もあります。
投稿されてから2週間経っても回答がつかない質問に関しましては、職業などに関係なく、ご回答のご協力をお願いしたいと考えております。 -
白書の皆様におかれましては、貴重な時間を割き、子どもたちの質問に丁寧にお答えくださったり、叱咤激励してくださって誠に感謝しております。
このようなお願いをするのは大変恐縮なのですが、勇気を出してこのサイトに質問を投稿してくれた子ども達に、よりよい情報を提供したいと考える当サイトの運営ポリシーをご理解・ご了承いただけますと幸いです。
TPP参加に関して、あなたのご意見は?
[Q] 11月13日から2日間、APEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議が行なわれ、その中でTPP(=トランス・パシフィック・パートナーシップ/環太平洋戦略的経済連携協定)について話し合われます。日本政府はこのTPPへの参加を検討しています。
※TPPとは?
太平洋周辺の地域の国、日本や中国、東南アジア諸国、オセアニア諸国、アメリカなどが参加して、関税をかけない自由貿易圏を作ろうという構想。
これに対する
★賛成意見
もし参加しなければ、環太平洋圏の国とは貿易ができなくなり、鎖国状態になる。参加しないと自動車や機械産業で日本のGDPは2020年までに10.5兆円減少すると予想される。(経済産業省)
★反対意見
農業においては、他国からの安い農産物が大量に輸入されるため農業関係のGDPが4.1兆円減少、食糧自給率も現在の40%から14%にまで下がると予想される。(農林水産省)
産業によってメリット・デメリットがあると言われています。TPPへの参加。日本の将来に大きく影響すると思われます。TPPへの参加についてあなたはどうお考えですか?
どちらでも無いに投票しました。
今の日本の状況を考えると
自由貿易が行われても良いようにも感じるのですが
正直、無防備に何でも賛成と言うのが恐いのです。
TPP参加を想定した際
すでにいくつかのメリット、デメリットがある訳ですから
メリットの中にデメリットに陥る落とし穴が無いか?
またデメリットをメリットに跳ね返るだけの日本にするには
何が必要であるか?を見極め対策をとった上で
参加すべきだと思いました。
呟き尾形さん今日は。
今朝の私のコメントを改めて読んでみました。
呟き尾形さんのお名前の後に、
さん付けを忘れた箇所が一つありました。
大変申し訳ありません。お詫び申し上げます。
貴重なアドバイスを今後の参考にさせて頂きます。
今後ともよろしくお願い致します。
ハロワのおやじさんへ
レスポンス、ありがとうございます。
ハロワのおやじさんのお考えやスタンスについては、全く異論ありませんし、状況に応じて正しいことは変化していくものです。
だからこそ、目の前の現状や将来の目標によって妥当な判断は変化していきます。
ですから、人は変わっていかなければいけないというご意見には賛成いたします。
常に変化していくのなら、同じ意見であることはむしろ少なくなるでしょう。
だから、異なる意見を練磨する意味で、建設的な意見を闘わせ、お互いの意見を練磨することは、これから重要になっていくものとわたしも認識しております。
だからこそ、賛成意見をを変えろとはいいませんし、どう判断するかは各自の立場や価値観によって違ってくるとはおもいますと事前に明記させていただきました。
その意味では、檄文に対する反論と受取っていただければ幸いです。
個人的には、現状においては、TPPは反対ですが、今の若い人々が、日本から環太平洋合衆国を作ってやるんだ、ぐらいの気概があれば、TPPは1つのチャンスととらえることは可能です。
なぜなら、EUは、TPPのような国家間の経済協定から始まり、ECからEUになり、ユーロという共有貨幣ができたからです。
ただ、それは茨の道であり、それ相応の覚悟と苦労が伴います。今の若者のエリート以外は、安い賃金で外国で、重労働する他ないというリスクが十分にあるのもTPPです。
それを望むかどうかは、これからの世代を担う若者たち次第の判断です。
その判断を促すためにも、いまマスコミは二国間協議のようなレベルでしか報道していません。
となれば、報道されていない情報をネットで伝えるのも、大人の役割だとも思っています。
なににしろ、未来の行く末を判断するためには、必要な情報は可能な限り公開され、知ってもらうためにも、コメントをさせていただきました。
後は、若い人がこのコメントを読んで、各自が自分なりに考えてもらうことを祈りつつ、コメントを締めくくらせていただきます。
呟き尾形さん。お早うございます。
昨年11月の編集部さんからのこの質問は知っていました。
呟き尾形さんの回答をきっかけにそれを思い出し、早速私の意見を率直にのべさせて頂きました。呟き尾形さんの回答直後の余りにも早いタイミングだったので、反論と取られたかも知れません。
自分の意見を大事にする、常に自分の意見を持てとこれまでの生まれ育った環境や
職場の中で学び実践して参りました。このサイトの質問への回答の私のスタンスは
”決して他者の回答に左右されない様”にです。
わかりやすく言えば既に回答がある質問には、よほど、それは違う、これだけは伝えたい、と私が思わない限り回答することはありません。
前置きが長くなりしたが、この質問への回答の際、有体に言えば、
呟き尾形の回答は全く読んでいないのです。
私は27年間勤めた欧州企業の東京支店で、ありきたりの意見には人は耳を貸さない、
変わったこと、異論反論を積極的に出せ、と教育的指導を受けました。
日本人の特性を大事にし、でも国際人として成長するために、建前と本音を使い分ける、外国人からみれば全く理解できない日本人の悪習を捨てました。
それしか私が競争社会で勝ち残るすべはなかったからです。
様々な人がそれぞれの建設的意見を闘わせることがとても大事です。
それを読むこのサイトを訪問する子どもたちに参考になればと思います。
たまには私のような”檄文”も良いのではないでしょうか。
沢山の反論が期待できるからです。
これからも日本は何も変わらないでしょう。
変わる可能性があるのは今の中学生が真の日本のリーダーとなる数十年後でしょう。
これからも変わらなく生きるためには、人は変わらなければならないのです。
何時か誰かこの重要性に気づいてくれることを望みます。
●ハロワのおやじさんへ
こんにちわ。呟き尾形と申します。
TPPについては、立場や価値観によって意見が違ってくるのは当然だとはおもいますが、何かを判断する時は、可能な限り事実に基づいた判断をしなければ、望む結果から離れていくのは自明です。
賛成意見をを変えろとはいいませんし、どう判断するかは各自の立場や価値観によって違ってくるとはおもいます。
そのうえで、質問を受けたので、回答してみたいと思います。
>皆さん一体何時まで日本を鎖国状態にするのですか?
まず、日本は鎖国状態ではありません。貿易に関しては、むしろ他国よりも自由化が進んでいると言えるくらいです。
それを鎖国と判断して、平成の開国してしまうのは、日本の国益を損なうため、実質的な売国行為になってしまいます。
>どうして現既得権者の利益を守り続けなければならないのですか?
どの既得権をさしているのかわかりませんが、既得権=利己的な利益と考えているのであれば、それは間違いです。
いわゆる既得権が存在するのはさまざまな理由があります。
農業で補助や補償があることを既得権とするのであれば、それは違います。
既得権とはいわゆる利益をさしますが、残念ながら現在の日本の多くの補助や補償は、損益を補うためのもので、必ずしも利益になるわけではないからです。
この損益は、大抵の場合は政府から提出された条件を満たして政府の行政に協力してくれという経緯で申し出られるものである場合がおおくあります。
すべての補助や補償を既得権といってしまうと、介護保険すら既得権として非難しなくてはいけなくなりますし。
それは違いますよね?
>子どもたちに何時まで大人のツケを払わせ続けるのですか?
何を持って子供たちに大人のツケを払わせているかということになりますが、別段、現在、子供にツケを払わせている事実はないので、勘違いかとおもわれます。
さて、これから100年後の日本を見据え今から変わるべきというご意見には賛成です。
おそらくは、ほとんどの大人はこの意見に反対はしないでしょう。
ですから、今だけ、自分だけ、良ければいいという利己的な考えの大人はむしろ少数派だとおもわれます。
若者に先の希望が持てないのは、大人が自分に自信を失っているからであって、利己的な大人がいるからではないと思われます。
ちなみに、江戸時代末期の開国は非常に不公平なもので、政治的な失敗でした。
さらに、グローバル化は時代の流れとして存在しますが、TPP以外に二国間協議というものがあります。
時間がかかるのであれば、どちらのメリットデメリットをきちんと理解してから判断しても遅くはないとはおもいます。
反対に投票しました。
>皆さん一体何時まで日本を鎖国状態にするのですか?
これだけ多くの外国人が日本で働き、海外への留学も旅行も自由に行えます。国内にいてもインターネットを使えば海外の情報を必要なときにいつでも入手できます。いったい、どこが鎖国状態なのでしょう?
海外との貿易だって関税で高いのはお米くらいで製造業は海外に出て現地製造が大半です。日本国内に残っている産業は日本人や日本の企業が消費することを前提としていたり、日本人だからこそできるものばかりです。
>どうして現既得権者の利益を守り続けなければならないのですか?
関税は国益を守ることであり、安全保障の問題にもつながります。これまでに関税の撤廃や円高によって何が起きたかを考えてください。そして、その結果として国内の雇用情勢がどうなったのか。
>子どもたちに何時まで大人のツケを払わせ続けるのですか?
子供達に大人のツケを払わせ、更なる苦境に立たせないためにTPPには反対なのです。
日本人にとって良いと思える製品やサービスは日本の製品です。なぜなら、日本人が日本人の趣味や趣向に合わせて作られた製品だからです。それは日本人が持つ文化や風土、思考に合わせて生み出されたものであり、その良さが着目されて世界にどんどん受け入れられていっています。
そして、鎖国様態ではないからこそ日本の多くの製品や文化が海外に出て親しまれ、日本という国やそれを支える日本人をもっと良く知ろうと思ってくれが国の多くの人が日本に旅行に来たり移住をしてきています。
TPPに参加すれば低価格で良い製品が入ってくるといいますが、そんな商品があればすでに輸入されているはずです。そして、人気商品になれば輸入量も増えて価格は自然と下がっていく。
いったい、この状態のどこが鎖国状態だというのでしょうか。むしろ、じゅうぶんにグローバル化されている状況なのでは?
また、日本人の多くの人が英語を苦手として、中学から英語を勉強をするのに一向に英語を使えるようにならない。これは、日本語が世界的に見ても特殊な言語だからというのをどこかで知りました。また、他の国とは英語の教育法法も違う。
これらのことを言葉の壁という人もいます。しかし、日本が着目されて重用視されてきている現在、日本語を学ぶ外国人が急速に増えています。要するに、重要視されるほど自国の言葉でコミュニケーションができる。だからといって英語を学ばなくて良いということではありませんが。
>素直に現実を受入れ、柔軟に対応できることは日本人の強みの一つなのです。
協調性を重んじるのが日本の風土であり、柔軟性お持つのが日本人の特長といいつつ、グローバル化、競争力などの言葉で外向きの政策をとってきました。その結果として起きたのは産業の空洞化と、個人主義の増強による義務をはたす前に権利を主張する傾向の増加です。この現状に危機感を感じるなら原因を考えないと改善はできません。
国益と日本の文化を守るなら、日本人が日本の良さや文化、歴史を見つめ直すために鎖国をしても良いくらいです。自浄作用と危機感からか、無意識にだけど精神的には内向き傾向にあります。別の言葉でいえば守りに入っている。この自然な行動は行動は本能からなのか、だとしたら余計に逆らう必要を感じません。自然との共存や自浄作用、バランス間隔を持つのが日本人の良さであり文化だからです。
日本人ほど日本の歴史を見ず、日本の良さを理解していない人はいない。むしろ、外国の人ほど日本の良さと悪いところを理解しています。海外に出ても日本の良さ、強さ、ダメなところを知らずに海外に出ても何も学ぶことはできません。
これからの少子化社会に向けて移民を入れるという考えもありますが、少子高齢化対策のため移民の受入といいますが、なぜ移民を受け入れることが人口の減少に歯止めをかけて日本が生き残ることになるのかも疑問です。それを明確に誰もが納得できるような説明した政治家や評論家、論調を見たことがありません。
賛成に投票しました。
皆さん一体何時まで日本を鎖国状態にするのですか?
どうして現既得権者の利益を守り続けなければならないのですか?
子どもたちに何時まで大人のツケを払わせ続けるのですか?
これから100年後の日本を見据え今から変わらなければならないのです。
日本人の心情から言えば、今だけ、自分だけ、良ければいい、とお考えでしょう。
そんな気持ちと行動が、若者に先の希望が持てない、こんな日本にしたのです。
和を尊ぶ日本人、集団で暮らし、田にタネをまいて育つまでじっと耐えて待つ、
農耕民族日本。出る杭を皆でたたく日本には人を育てる環境はありません。
そんな環境が嫌な若者が沢山海外に飛び出し、逞しくしたたかに活躍しているのです。
これからも少子高齢化、人口減少国日本が生き残るには、
開拓者精神の原点に立ち返り、活路を海外に求め、海外諸国との共存共栄を目指すことが大変重要です。そしてそれが日本の安全保障につながるのです。
個々の課題には柔軟に対応し、時間をかけて合意に向け努力すれば良いでしょう。
但し日本の都合やペースでは事は運びません。
時代は大きく急速に変化しているのです。
日本人の強み・良いところを今一度皆さんに思い出して欲しいと思います。
黒船・明治維新・日清日露戦争そして先の太平洋戦争を日本は常に他国から
干渉を受け、多くの犠牲を払い、体験してきました。当時の日本のリーダーの
領土的野心が招いた悲劇でもあります。
でも、日本人は結局その後の時代の変化を受入て柔軟に対応し生きてきたのです。
素直に現実を受入れ、柔軟に対応できることは日本人の強みの一つなのです。
今回のTPPへの参加はこれからの日本の100年に向けての成長の
きっかけになりうると私は考えます。
小異を捨てて大同につく、この気持ちが大事ではないでしょうか。
TPPは現状では反対です。
理由としてTPPというものを知らないで賛否の判断をしている人が多数派だとおもわれるからです。
たとえば、TPPによって自由化される対象は関税以外にも
SPS(衛生植物検疫)
労働力
金融
などの自由化でもある。
しかし、日本国内ではその点がほとんど議論されていない。
衛生植物検疫を安易に自由化すると、日本の生態系を破壊する害虫や病原菌が蔓延し、害虫は天敵がおらず、病原菌は免疫を持たないため流行しやすくなる。
日本の生態系の破壊する可能性が高い。
労働力の自由化は、実質的な外国人労働者の受け入れとなり、日本人の失業率増加につながりかねないどころか、国内のエリート以外の若者は外国に出稼ぎに出るのが当たり前の時代にになってしまう可能性が高い。
金融の自由化は、日本国内の株式会社の株がマネーゲームの売買のターゲットになる危険性がある。
そうしたことを議論しないで参加するのは、何も準備もしないで登山する愚を犯すのと一緒。国際的に遭難するのは自明だから反対。
ただし、多数の国民がそれを自覚し、議論できているのならむしろチャンスにもなりえるのだが・・・