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回答・コメントする（No.9080）
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自分の目指す道は何なのか？
[Q] 前にも一度、質問させていただいたのですが、自分は定時制高校に通うもので現在、4年生でもうすぐ卒業です。
卒業する上で進路を決めないといけないのですが、自分は高等技術専門校のオープンスクールに行ったりして、そこを希望と言うかなんとなく、自分の気持ちの上で7割程度はそこに行きたいなって思っていました。
希望コースはパソコンを使った情報系のものです。
ただ、なぜか自分の心の中に揺らぎみたいなものがあるのです。
絵を描くことが好きでというか何かを伝える仕事に憧れています。歌手と言うと大げさかもしれませんが、人に何か癒しとか感動を与える仕事が理想です。
自分の人生なので中途半端に決めたくありません。
ちなみに情報系のコースは1年で場所も自分の家からはある程度、遠い所にあります。
自分の中で「コレ」と決めたらまっすぐに進めると思います。
自分でも何を求めているのか分からなくなりますが、アドバイスをください。
お願いします。
特に自分と同じ境遇に近いかた、体験談などよろしくお願いします。
マックさん
私もやりたいことがいっぱいあるタイプでした。
就職活動中は全然内定がとれなくて、
不景気だったこともありますが、今思うと、何をしたくて何ができるのかが不明瞭だったせいだなと思います。
その後、興味本位で3カ月間のコピーライター養成講座に通い、
そのまま広告制作会社に就職しました。
でも、コピーライターになってもまだ揺らいでいたんですね。
毎年同じようなイベントが回ってくるたびに、だんだん面白いのかどうかわからなくなってしまって、もっと自由に書きたい！と思い、
会社を辞めてフリーランスになると同時に音楽の専門学校に通いました。
5年間の会社員生活で貯金したお金でです。
そこでは作詞作曲をメインに勉強して、
そこで知り合ったミュージシャンにプロデュースしてもらって、インディーズでCDを出したり、
詩を出版社に持ち込んで本を出したりしました。
私も絵を描くことが好きで、でもイラストレーターになれるほどの腕ではないのですが、自分の詩集の挿絵は自分で描いたんですよ。
そのほか、インディーズのミュージシャンにも詞を提供しています。
正直、音楽や詩でご飯を食べられるほどの稼ぎではありません。
でも、ライターの仕事とバランス良く続けています。
作詞をするようになって、自分の思いを外に出す手段を得てからは、
ライターの仕事もだんだん面白くなってきて、
両方とも同じようにより良い作品を作りたいという思いが強くなりました。
そんな風に落ち着いたのはつい最近。三十路になってからです。
三十路になってやっと「これかなー」って感じです。
確かに卒業の時にある程度進路を決めなくてはいけませんが、
それが人生のすべてではありません。
いつでも方向転換できるし、
表現活動は他の仕事をしながらでも十分できるんですよ。
実は私は広告のお仕事のことを何も知らなくて、
コピーライターというお仕事があることを知ったのは、恥ずかしながら大学4年のときでした。
印刷のいろはも知らずに制作会社に入社して、仕事をしながらいろいろと知りました。
今も勉強、勉強です。
余談ですが、スガシカオさんが会社員を経て30歳でミュージシャンになったのはご存じですか？
いつ、どんな人に出会って、どんなお仕事の存在を知って、どんな働き方に出会うかわかりません。
あせらずに、でも目の前にあるものに一生懸命にがんばってくださいね。