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回答・コメントする(No.8596)
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夢か安定した職業か
[Q] 私は商業高校の情報科に在籍しているのですが、将来イラストレーターになりたいと考えています。ですが、やっぱり公務員や事務などの安定した職業の方がいいのかなとも考えています。
そこで皆さんにお尋ねしたいのですが、夢と安定した収入とではどちらをとったほうがいいのでしょうか?あと、副業としてイラストを描くという手もあると思うのですが皆さんはどう思いますか?
下に私の今の状況をまとめてみました。参考にして下さい。
・現在私はコンピュータ部に所属しており、今は資格取得に向けて活動をしていますが、2学期後半からはコンクールに向けて作品制作をする予定です。
・家では作品といえるものは月に1・2枚程度しか描いていません。落書きに近いものならほぼ毎日描いてます。
・絵は友達に見せると「上手い」といえる程度には描けるのですが、そういう業界で勝ち残っていけるほどの技術はないと思います。
世の中には私と同じ年でもプロ顔負けの人もいます。なので、こんな私がイラストレーターになれるのかとても心配です。
でも、できれば私は事務などの仕事はあまりしたくないです。でも夢だけ見ててやっていけるほど現実は甘くないと思うのですが、皆さんはどう思いますか?
長くなってしまってスイマセン。質問をまとめますね。
①夢(イラストレーター)と安定した職業、もしくは副業としてイラストを描くというのではどれがいいのか
②上記のような私でも今から努力すればイラストレーターになることができるのか(勝ち残っていけるほどの実力がつくか)
その他にもなにかありましたら助言していただけるとありがたいです。
machoさん、くまおじさんさん、ご回答ありがとうございました。とても参考になりました。
まだ進路は決められませんが、今はとりあえず人と比べたりせずに、自分のやりたい事をやっていこうと思います。
私のうちは、私以外は芸術系で
親は美術教師でしたし、姉はデザイナーです。
その辺を見ていた印象で答えます。
日本語に注意して聞いて欲しいのですが、
こういう職業は
『なれるのかとても心配です』
といっている人は、『なりません』
つまり、ある程度『勘違い』して積み上げないと
ものにならないのです。
今職業としてそれに従事している人が、同じ年齢のとき
全員あなたより実力が上だったとは思えません。
しかし、その種の才能は、
・踏みつけられて伸びる
・温室で大切に育んでこそ花咲く
のどちらかで言えば、あからさまに後者ですから
自分の努力はもとより、
周囲の理解を得られる環境構築がちょっと大変です。
公務員になってほしいと思っている親を説得して
美術系の専門学校に行ったりとか、そういう話です。
私のうちは親も同じ穴のムジナでしたから、
特に妨害もなく進めたようですが、
あなたの家庭がそうかどうかは判りません。
公務員になりました、
趣味で書いていたイラストが認められ
有名イラストレータになりました。
ということは、
実力がプロの水準すら突き抜けて圧倒的である場合を除いて
宝くじが当たるより非現実的です。
そもそも、その道のプロを目指す人たちの中にいないと、
仕事を取ってくるノウハウさえ身につかないでしょう。
趣味の範囲にに止めるなら別ですが、
職業としてやっていくにはもうその選択の時期が来ています。
①の回答
<大甘もいいところです>
副業としてそんなことができる人はプロで第一線で通用する実力がある人、
(誰も趣味レベルの人に発注しません)
もしくは、実際にプロでやっていた人が結婚等で仕事を減らした場合くらいです。
②の回答
<勘違いしてその道に進むしかありません>
たとえて言えば、目指してないのにプロ野球選手になる人はいません。
草野球しててもプロはスカウトに来ません。
こんにちは、時々回答させていただいている者です。以下、一社会人として持論を述べさせていただきます。気に触る発言かもしれませんが、そういう考えの人もいると思っていただければ幸いです。
まず理解して欲しいのは、イラストレーターだけを目指してイラストレーターになった人は、いません。
ほとんどの方が、ゲームのグラフィックデザイナー、漫画家、アニメーター、印刷関連のデザイン、工業系のデザインなどなど、そういったお仕事を続けてきた過程の中で、ご本人にイラストレーションの依頼が増え、結果としてイラストレーターとして仕事をしているのだということです。
ですから、食える、食えない、儲かる、儲からない、自信がある、自信がない、向いている、向いていない、というつまらない二元論で職業を選ぶのではなく、あなたが何をしたいか、何を求められているのかを真剣に考え、目標を立てて行動する事が大切です。
あなたは今、月に数点でも作品を制作しているようですし、その意味で行動しているのは評価できますが、彼我を比べて自信を云々言うのはまだ早すぎますし、これから見返す事もできるでしょう、なにより他人とあなたは違うのですから別の個性で勝負すれば済む事ではないですか。
絵を描く事、手で線を引く事に喜びを感じられるなら、これからいくらだって上達します。逆に思いやなんで手を止めた瞬間にあなたの道は閉ざされます。
繰り返しますが、イラストレーターという職業は確かにありますが、目指してなれる職業ではありません。その人それぞれの人生の歩み方の結果として与えられる称号のような者だと思って下さい。
ですから、あなたには何かデザインする、創造する、つくる、生み出す職業(それもできるだけエンターテインメントに近い産業)を目指していただいて、その上で何かをつかみ取って欲しいと思います。
もちろん、ごく一般の職業に就いて、日曜画家的に、趣味としてイラストを制作し、発表するというのも幸せな事だと思います。
がんばれとは言いませんし、私はその立場にはありませんが、よく考えていただいて、あなたの情熱と技術を活かせる職業選択をして欲しいと思います。