こんにちは．小動物の臨床をしている獣医師です．

りんごさんは，なぜ獣医師になろうと思ったのですか？　
そして，獣医師になってからどんな仕事をしようと思っているのでしょう？

獣医師になるだけなら簡単です．
勉強をして大学に入り，その中で普通に勉強していれば国家試験には大抵受かります．
中学から将来のことを真剣に考えているような学生さんなら，大丈夫．毎日の勉強をしっかりしていればなれると思いますよ．

でも，将来どういう方法で世の中に貢献しようか，を先に考えた方が良いような気がします．
獣医師になるのを目標にするのではなく．

獣医師も，様々な分野で活躍しています．
私は現在，小動物臨床をしていますが，その前は製薬会社の研究所でヒトや動物の薬の研究をしていました．
公務員になった友人もいれば，商社で普通のサラリーマンをしてる者も，学校で先生をしている者も居ます．
ヒトの医者と違い，卒業生のほとんどが臨床をしている，というわけではありません．

どんな分野で仕事をしたいのかをよく考え，その仕事の現実はどうなのか．よく調べることが大切です．
獣医師になるのだとしても，獣医師としてやる仕事内容によって，一番必要なもの，大変なことは変わってきます．

ともあれ，私個人にとって大切なことと大変なことは答えておきましょうね．

大切（必要）なことは，飼い主さんの気持ちをくみ取ってあげること，だと思います．
大変なことは，（勉強を別にすれば），獣医師・獣医療に対する周囲の無理解と戦うこと，かもしれません．