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回答・コメントする(No.741)
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大企業と中小企業
[Q] 機械関係の仕事では大企業と中小企業どちらに就職するべきかとまよっています。
それぞれの利点と欠点ってあるのでしょうか?
機械関係の仕事に限らず、企業の大小限らず、自分の能力に合った企業に就職するのが良いのではないかと思います。
高校や大学入試と似てますね。yuuuさんは自分のレベルに合った学校に行きませんでした?
試験をすると自分のレベルが分りますよね。例えば、偏差値55だったら、それ以下の学校を選びませんでしたか?
就職も入試と似たようなもんで働くには「大企業が良い」「中小企業が良い」なんて無いと思いますね。自分の能力に見合う企業に入ったほうが力を発揮できるチャンスに巡り合い易い気がしますね。
そうなると、yuuuさんの場合、機械関係の仕事をする上で自分の能力がどの程度通用できるか知る必要がありますね。それが自己PRだと思います。
たとえ、大企業であっても中小企業であっても、そこに勤めても自分の能力以上のものが求められる会社なら、言葉は悪いのですが、いくら情熱があっても会社のために役立ちませんよね。
しっかりと自分の現時点での能力と相談して就職してみてはいかがでしょうか。
化学メーカーに就職して、13年目。
一貫して、新規材料開発に従事しています。
もちろん、担当する製品はどんどん変わっていて、合成繊維の原料、医薬、炭素繊維など、
担当してきました。
初めの12年間は、大企業にいました(それで、色々なテーマを担当できたわけです ;-) )。
大企業のメリットは、
・ 社会的に信用が高い(大学の先生なども、気軽にあってくれる。親に対してもウケがいい)
・ 給与水準も比較的高い(はず)
・(希望すれば)色々な職種を担当できる
でしょうか。
但し、当然デメリットもあり、
・ 大きい分、社内調整に時間がかかる
・ トップになかなか意見が届かない
・ 大企業に入ったことで安心していまい、仕事をしない人がいる(ほんとですよ!)
などが、挙げられます。
で、私はこの4月に今働いている「中堅企業」に転職しました。
前の会社(従業員1万人以上、売上1兆円以上)
今度の会社(従業員 約100人、売上35億円程度)
どちらが「今の」私にとって幸せでだと思いますか?
答えは、私のページを見て下さい(←結局宣伝かぁ?)。
こんにちは。
日本の機械産業のユニークなところの一つは、中小企業の持つ技術蓄積の集合が、大企業の国際競争力を支えている点だと思います。大企業ならではの膨大な情報と、町工場が持つ「一芸」が組み合わさることで、時計からロケットまで、世界に誇れる様々な製品が出来上がっています。仕事柄たくさんの中小企業に伺いますが、そんな一芸を持つ会社は、やはり何かが違います。
仕事のスケールはやはり大企業の方が大きいですし、給与・福利厚生その他の待遇も、一般には大企業の方が充実しています。手に入る情報の質・量も断然違います。一方で、中小企業の方がより仕事に密着できるし、大企業では不可能な小回りが利くので、純粋なエンジニアとしてはこちらの方が面白いという方も大勢おられます(大企業では実際に作業する前の「社内調整」の方がむしろ大変)。最近では、独自の社員処遇をすることで、大企業よりも働きやすい中小企業も少しずつ登場しています。
少々乱暴に述べるなら、仕事のスケールとその仕事への密着度は、概ね相反するものです。あなたが現場第一主義なら、活力ある中小企業に就職されるのは、正しい選択の一つでしょう。とにかく大きい物を作り上げたいなら、大企業でそういう部署に配置されるのが一番の早道ですが、入社しても希望部署につけるとは限らないことを覚悟しておくことも必要でしょう。
昔とちがって中小企業には無駄な人材を抱える余裕も新人をゆっくりそだてる余裕もないところが多いです。
中小企業はなんでも任せられて広く知識を習得できる反面、大企業のように深く掘り下げることがなかなか難しいように感じます
そういう会社もまれにあります。
機械関係なら大企業ですね。
やはり機械はお金がかかるので資本力があったほうが大きい仕事ができますね。
作るもののダイナミズムも違うと思います。
さしてコストがかからないインターネットのような仕事なら、中小が大企業を逆転する可能性もあるんですけどね。
今、好調の造船業とかもスゴイですよね。
人材不足らしいですけど、作ってるものは非常にダイナミックです。
ただ機械関係は超大企業じゃなくても、ニッチなところで世界を動かす力のある会社はあるので、中小であれば独立心が高く、強い野心のある会社が良いと思います。できるだけ勝負してるところに入ると楽しいと思いますよ。
もう長い産業ですから、下請け構造にどっぷり浸かってしまっている会社は、もうそこから抜け出せなくなってるところが多いので、外注元依存度が高いと時代の変化で倒産のリスクも高く、あまりオススメはしませんが、そこを抜け出すのも社長次第ですね。
中小企業は社長と話してみるのが一番良いです。
大企業では、仕事の技術も大切ですが、仕事のパートにより分業化が完成されているので管理能力が無いと厳しいでしょう。中小企業では、全ての事を自分で行う必要に迫られるので企画立案から作業までを万遍無く出来る力が必要でしょう。しかしながら、企業と言うのは就業してみないと社内カラーが見えませんので会社の財務状況や将来性を比較して検討することをお勧めします。