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回答・コメントする(No.7203)
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科学捜査研究員になるにはどのような学歴が必要ですか?
[Q] 僕は今、科捜研をテーマに取り上げたTV「MR.BRAIN」を見ているのですが
僕は「MR.BRAIN」を見て僕も科学捜査研究員になりたいと思い書き込ませていただきいただきました。
どんな些細な事でも良いので回答よろしくお願いします。
こんにちは、人間さん。
「Mr.BRAIN」の第2話を見返してみたのですが、
確かに、脳の立体画像のプロジェクターとは別に、
Gackt演じる竹神死刑囚の顔が、空中に表示されていました。
よく見るとわかりますが、竹神死刑囚の画像は、平面の普通の画像のようです。
(すぐ隣で表示されていた脳の画像は立体のCGですが)。
ですので、Gacktの演技を別取りして、それを半透明に透けるようにして、
脳科学研究室のセットの画像に合成したものだと思います。
空中に画像を立体的に表示させる装置は、色々研究されています。
ただ、そのほとんどは、透明な円筒や、透明な逆向きのピラミッド型などに、
画像を投影して、立体的に見せているもので、
何もない空中に映像を映し出すのは難しいようです。
ただ、本当に空中に映像を表示する技術もあるようです。
それは、産業技術総合研究所
(最近、リアルな姿の女の子型ロボットの開発で話題になったところです)
で開発されたもので、空気そのものをレーザービームで光らせて、立体画像を作ります。
おそらくこの装置が「Mr.BRAIN」に出てきた脳の3Dプロジェクターに一番近いと思います。
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2006/pr20060207/pr20060207.html
あと、質問の意図とは少しズレるとは思いますが、
最近、カメラで撮っている実写の動画に、3DのCGをリアルタイムで合成できる、
「ARToolkit」というのが話題になっています。
これを使うと、脳の立体のCGのデータを用意しておき、
机の上をカメラで撮ると、画像では、脳のCGが浮かんでいるように映ります。
カメラを上に動かせば、カメラの動きにあわせて脳のてっぺんを写すことができますし、
まわりこめば脳の周囲を写すことができます。
もちろん、机の上には実際には脳はないのですが(あるのはマーカーだけ)、
まるで実際にそこに脳があるかのようにカメラには写るのです。
なんとこの「ARToolkit」は無料で手に入るライブラリです。すごいですね。
詳しくは、「ARToolkit」で検索してみてください。
もともとの人間さんのご質問からは、かなりそれてきました。
「働くこと」とは別の話題になってきたので、後は自分で調べてみてください。
自分で調べたほうがおそらく楽しいと思います。
まこさんへ
回答ありがとうございます。
ポリグラフを研究しているんですね。
訂正してくださってありがとうございます。
ところで、「MR.BRAIN」の何話か忘れたのですが
GAKUTOの頭だけがCGで、空中に立体的に表している
装置があったと思うのですが、この装置も実在するのでしょうか。
こんにちは、人間さん。
私の書き方が悪かったのかもしれませんが、
情報科学第1研究室は、脳科学を研究している部署ではありません。
情報科学第1研究室は、ポリグラフ(ウソ発見器)の研究をしている部署です。
「Mr.BRAIN」の劇中に登場するような脳科学とは、完全には一致しません。
詳しくは、情報科学第1研究室の紹介ページを見てください。
http://www.nrips.go.jp/jp/fourth/section1.html
「ドラマの中のような装置」がどの装置を指すかはわからないのですが、
実在する装置もあれば、
ドラマの演出上、わかりやすいように表示している架空の装置もあります。
例えば、劇中でおそらく一番使われているのは、
脳のどの部分が働いているのか、立体の画像で表示する装置でしょう。
脳のどの部分が機能しているかを示す図を「脳機能マッピング」と言って、
これは実際に研究されているものです。
現在では、脳の活動をMRIなどを使い、リアルタイムで測定する技術もあるようです
(MRIは、第1話のクライマックスで高嶋政伸演じる土木開発局長が、
第3話のクライマックスでは相武紗季演じる婚約者が横に寝て測定していた機械です)。
劇中と同じくらい正確に測定できるかどうかは、私はわかりません。
脳の立体画像が空中に表示される部分は、
おそらく撮影時にはなく、あとでCGで加えたものだと思われます。
立体画像を空中に表示する技術は、実在するみたいですが、
まだ研究段階のようです。
脳科学研究室の真ん中には、パソコンの画面と兼用になった
タッチパネル式のテーブルがありますが、こういったテーブルも研究されているようです。
ただ、劇中ではメモリーカードをテーブルの上に置いただけで、
その中のデータを読み取っていましたが、そういうのは無理だと思います。
脳科学の測定装置については、私は専門家ではないのでよくわかりません。
もっと適切なところで調べてみることをおすすめします。
まこさんへ
回答ありがとうございます。
僕はてっきり脳科学研究室は実在すると思っていました。
脳科学を研究しているのは法科学第4部の情報科学第1研究室という事が分かって
また一歩夢に近づいたかと思います。
ちなみに、
ドラマの中のような装置は実際にあるのでしょうか?
「Mr.BRAIN」における脳科学研究室は、法科学第5部に所属する設定になっています。
ドラマの第1話で新設された新しい部署で、
主任研究員の九十九龍介と助手の由里和音の2人しかいません。
実在の科警研には法科学第4部までしか存在せず、
脳科学研究室はドラマだけの架空の部署です。
劇中で、九十九龍介は、脳の働き方で
人間が本当のことを言っているかウソを言っているかを判断しますが、
そういったポリグラフ(ウソ発見器)の研究をしている実在の部署のは、
法科学第4部の情報科学第1研究室になります。
ただ、ポリグラフは、皮膚の汗、呼吸、脈拍、心電図などを総合的に解析し、
脳波「だけ」を見ているわけではないようです。
「Mr.BRAIN」は娯楽ドラマで、
最近の脳トレブームと、科警研を結びつけたフィクションです。
ただ、脳科学研究室は実在しませんが、科警研自体は実在しますし、
人間の脳を研究している研究者は他の研究機関や大学には実在します。
ドラマをひとつのきっかけとして、色々調べてみるとおもしろいかもしれません。
くまおじさんへ
どうも人間です。
回答アリガトウございます。
大学名まで教えていただいてさらに調べる時に
とても便利です。
これからは応援していただいたのだから
その期待に応えられるようよりいっそう勉学に
励もうと思います。
また、何かありましたら回答お願いします。
まこさんへ
どうも人間です。
僕の勘違いを訂正してくださった事を
心から感謝しております。
また、科警研のURLまで載せていただき
とても感謝しています。
また、何かありましたらご回答よろしくお願いします。
こんにちは、人間さん。
人間さんは1つ勘違いをしているようですので、指摘しておきます。
「Mr.BRAIN」の舞台は、科学捜査研究所(科捜研)ではなく、科学警察研究所(科警研)です。
科捜研なら地方公務員になりますが、科警研なら国家公務員になります。
科警研については、科警研のホームページがあります。
http://www.nrips.go.jp/
その中に詳しい採用情報が掲載されています。
また、現役の6名の研究員の方の学歴や入所までの経緯、
科警研をめざす人へのアドバイスが掲載されていますので、参考になると思います。
人間さん
くまおじさんです
必ずしも学校名が必要とは思いませんが、
中の人を見たら、修士と博士が半々で学部卒はいないんじゃないかな
医大・地方国立なども探せばいるかもしれません。
普通は
上位国立大学院、海外大学院というところだと思います。
(東大・京大・阪大・東工大etc 他 早慶など)
(MIT、スタンフォード、ロチェスター、オックスフォード、ケンブリッジ etc)
研究者として大学に残ろうかなどうしようかなという人が、
やっぱり公務員試験受けるか(技術職=国家Ⅰ種相当)という感じで
志望することが多いような…
似たような募集系統の
財務省印刷局に行った大学院の知人はそんな雰囲気でした
実験助手など補助的業務なら、普通の人でもあるかもしれませんが、
一線級の研究員として奉職するのは、
国家公務員1種相当に勉強しないといけませんね。
中学生でしたら、頑張れば
行けない進路なんてありません
単なる、子供の夢
で終わりにぜずに、長く持ち続けてください。