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回答・コメントする(No.6036)
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士業について
[Q] このご時勢、何か手に職を身につけられる職業は無いかと探している最中、弁護士などの士業に関心を持つようになりまして、質問を書かせて頂きました。
士業という仕事はお客様相手だというのは分かってます。しかし、自分は「こうした方が良いのにな」と思っていてもクライアントが「いや、こうしてくれ」と言ったらそれに従わざるを得ない訳で、それって士業の方にはストレスではないですか?
このクライアント勘弁してくれーというような場合でも上手く付き合えるコツみたいなのを士業の方は持っているのでしょうか?
皆さんご回答ありがとうございました。なるほど、オプションをたくさん提案するというのは確かに良い方法ですね。一方で自分の信念を貫いて意見を述べるのも大事だと思いました。
何故こんな質問をさせて頂いたかと言いますと、自分が将来もし士業に就いたとしたら、自分の会社のようなクライアントとは絶対付き合いたくないなぁーと思ったからです。違法なことをやってる訳ではないですが。。。
せっかく難しい試験をパスして資格を取っても、いわば縁の下の力持ち的な存在に価値観を見出せる人でないと務まらない職業なのだなぁと思いました。単に肩書きだけでなく、その職業が持っている「特性」をもっと見極めたいと思います。
ありがとうございました。
士業といっても様々で業界によって千差万別ですよ。参考までに、弁護士をしている友人のことを伝えますと、彼は業界でも弁護士会で若年副会長に選任された、業界内ではちょっとした有名弁護士ですが、彼は法律家としての自分の信念をしっかり持っていて、クライアントにも意見しますし、明らかに法律以前の問題やクライアントが間違っていることは断ります。
私は心理療法士ですが、その友人と共通するのは、自分がしたくない、しても無駄と判断したら引き受けません。
仮に、一旦引き受けたら最後まで離しませんが、クライアントの言うことだから従わざるを得ないなんていう考えはないし、はっきり意見しますし説明もします。それでクライアントが離れても構わないのです。そういうクライアントは必ず訴訟でも負けるし、病気も良くならない。見事に転々として戻ってきます。
だから、クライアントの無理難題や我侭がストレスにはならないですね。
公認会計士、税理士をしている者です。
なかなか、鋭いご質問だと感心しました。
Aの方法には、こういうメリット、デメリットがあり、Bにはああいうメリット、デメリットがある。一般論では、Aが無難だが、御社の状況(あるいは、今日の経済環境、などなど)を考えると、Bという手もあると思いますよ・・・といった説明をして、あとは顧客が判断するというのが基本スタンスです。なので、どちらを選ぼうと、ストレスにはなりません。
もちろん、2つないし3つの手法のうちの1つは、「ばれないかもしれないけれど明らかに法令違反」といった選んでほしくない場合というのもあります。これも、きちんと説明したのに、顧客がそれを選んで、自己責任でやるのだと言われれば、それでやっていただいて、こちらは「法令違反である旨をちゃんと説明した」という証拠を残すべく、保身に入ります。で、その法令違反の作業を代行しなければならないような場合には、「それは私がやるわけには行きませんので」と言ってお断りするようになります。したがって、ストレスはあまりないと思います。契約は切られますので、収入は落ちるので、そこはストレスですが、資格にキズをつけるわけにはいきません。
あえて、ストレスがある場合と言えば、「先生は、どっちがよいと思います?」というから「こちらですね」と答え、後で、裏目に出た場合に「先生は、こっちだと言ったのに裏目に出たのは、先生の判断が間違っていたからだ」と人のせいにする顧客の場合。これが「このクライアント勘弁してくれー」という場合ですが、でも、それで胃潰瘍になるほどのストレスが生まれるわけでもなく、社会人ならどんな職業についていても、ストレスは必ずあるのだと思います。
完全に業界違いなんですけど、なんでもクライアントの言うことを聞けば良いという
わけではないと思ったりしました。
法律に違反しないけど、道理に反することを断りきれずに信用を失った監査法人とか
ありますよね。
「こうした方が良いけど、こっちでも良い。あとはお客様の選択次第、でもこれ
以上外れたら付き合えない」というプロとしてのラインを持つことが大事なん
じゃないですかね。
と畑違いで申し訳ないですが、そういうのはどんな仕事でもあると思いましたので。