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回答・コメントする(No.471)
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学校の先生
[Q] 学校の先生は「生徒に勉強を教える」こと以外に、どんなことをしているのですか。夜遅くまで学校にいるのはどうしてですか。(部活動顧問を除く)
また、机の上にある本とかは、先生達も勉強をするということですか。
中学校の教員です。
授業中に「内職」していたら、先生に怒られるでしょう?
つまり、教員も、授業中は「教えること」しかできないのです。でも、その他にも、仕事はたくさんあるわけで、それらを夜遅くまでするのです。
・欠席生徒、保護者への電話連絡
・テスト問題の作成、採点
・給食費や学級費などの集金業務
・出席簿・通信簿の管理、作成
・成績つけに関する提出物チェック
・生徒指導に関する外部機関との相談…
まだまだ、挙げればきりがないのですが、この辺にしておきます。その他、外部機関との連携の仕事などを持っている方もたくさんいらっしゃいます。
私の場合は、来るべき裁判員制度の実施に向けて、法務省の生徒向けの仕事や、国立の博物館の研究協力員、教員の研究団体の役員などの仕事もしています。これらは、もちろん、基本的には「無給」です。
もちろん、本も読みます。わたしは、一つの単元について、一冊は新しい本を読むように心がけています。
「忙しい」は英語で「ビジー」ですね、その名詞形が「ビジネス」。忙しくなかったら、仕事ではないでしょう?(笑)
僕のおじさんも学校の先生だったので少しコメントさせていただきます。[中学の数学と体育の先生です]
よく学校に遅くまでいました。あまり休みがなく遊びにもこれない時もありました。
体育の先生の方もやっぱ遅くまでいてみんなにどうすればみんなが分かるかなど勉強してました。
すごく大変らしいけどがんばって夢をつかんでください。
僕もその影響で技術の先生になりたいとおもいます。がんばれ。 ;-)
高校の教師です。
私の独身の頃の経験談をひとつお話したいと思います。
それは今から約10年ほど前のことです。当時では、日本には馴染みの少ない「国際経済科」という学科を初めて任されたときの話です。私は英語の教師でもないのに、その学科の授業で「英語実務」という科目を担当することになりました。それが残業の嵐の始まりです。
まず、教科書がまだ世の中に無かったので、教科書を独自に作りました。そして、それを元にALT(外国人講師)と事前の打ち合わせのための資料を作ります。ALTからダメだしをされるとそれを修正します。OKが出れば、他の日本人の教員とさらに授業の流れについて検討し、模擬授業を毎回します。
こんなことを、ほぼ毎日のようにしていました。ですから、毎日夜9時頃までは残って仕事をしていましたね。時には、夜中1時とか、泊まってしまったこともあります。幸い、この頃はまだ独身でしたからこんなことができたんですが、今は子供もいますからここまではできませんね。
当時はこの仕事の他にも、もちろん授業を持っていましたし、吹奏楽部、英語研究部、弓道部と3つも部活を担当していました。
土日もなく、体を壊さなかったことが不思議なくらいの超ハードスケジュールでした。つなみに、一緒にやっていた英語の教員はストレスと過労で2ヶ月入院しました。
学校の先生は、授業以外の仕事がたくさんあります。
授業準備は凝ればどこまでも凝ることができますから終わりはありません。
世の中の仕事はどれも大変だとは思いますが、教職も例外ではありません。
はい、中学校に結構遅くまで残ってしまっている数学の教師です。苦笑
まずは授業をするための教材(授業で配るプリントなど)を作っています。これがないと授業できません。
当然、人にものを教える以上、自分自身も絶えず勉強をする必要があります。「どのように教えたらよいか」はもちろん、「どのように評価したらよいか」もっと具体的に言えば「どのように成績をつけていくのがよいのか」も勉強する必要があります。そのための本が机の上に並んでいると思ってください。
集めた宿題の点検を行うこともあります。ちょうど期末テストが終わったころですか?たくさんの宿題が課され、それらの点検がもう終わって返却されていると思いますが、何十人・何百人の提出物を点検しようと思ったら1時間程度では終わりません。
学校で研究を請け負うこともあり、またその研究した成果を大学や他の学校などに発表する場合もあります。時折研究授業をする先生がいませんか?そのような先生は、研究成果のレポートや論文を書く仕事もすることもあります。
移動教室や修学旅行の計画をする仕事もあるし、部活動も、部活動を指導するだけでなく、大会に出場するための準備や練習試合の打ち合わせ、大会を運営する立場の先生ならさらに大会運営のための準備をすることだってあります。
今頃は通知表を作っているのではないですか?一人一人の成績を記入したり、委員会や係の記録を書いたり、出席簿をまとめたり、所見を書いたり…
こういった仕事は、生徒が帰ってからすることが多いんです。
親が元教師でしたのでコメントさせていただきます。
まず学校の先生は生徒の顔と名前を一致させなければなりません。それが結構大変です。初日などは名簿と写真とをつき合わせて夜まで居残る事もあるそうです。
教材も副教材になればどれを選ぶかは教師が決めることですし、遠足や修学旅行の行き先の会議、新人教師の指導なども教師の仕事になります。
それらは当然生徒がいない時間に行われますから、放課後か早朝になります。
それ以外でも生徒に突っ込んだ事を聞かれて、すぐに分からなければ後で調べて翌日生徒に教える、などの事があると聞きました。
教師自身も常に自分の教えている事が正しいのか、教え方はそのクラスに沿っているのかをすごく気にしていて、他の教師と話し込んで遅くなってしまう事も多々あるそうです。
学校の先生の経験はありませんが、授業時間だけ教えればいいという仕事ではありません。夜遅くまで学校にいる先生は,授業の準備、下調べ、教材の作成などをしている場合もあるだろうし、指導計画、指導後の評価を作成している場合もあると思います。
学校の先生は、帰宅してからも自宅で仕事をしている場合もあります。仕事の時間を限定しにくいお仕事です。
学校の先生だって、当然勉強します。わたしも塾講師の立場ですが、勉強しています。日々、勉強していないと、児童、生徒のみなさんに、うまく指導が出来ません。いわば、学校の先生という仕事は、外からは見えない部分で、勉強することが多いお仕事だと思います。