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もっと教えて!フォーラム
回答・コメントする(No.4136)

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もっと教えて!フォーラム 質問 将来、外国に住み、働きたいと思っているのですが・・・

2008/05/25 12:06  そらさん[中学生・女]

[Q] 初めまして。

私は、外国(中でもヨ-ロッパ等)にとても憧れています。
文化も言葉も、沢山知りたいし学びたいと思っています。
そして将来は外国に住み、日本人観光客などを案内したり通訳する、現地ガイド員、ツア-コンダクターという職業に就くことが夢です。外国の方を日本で案内などもしたいです。

しかしそれは凄く難しいと分かっています。。
だから大人の意見として誰か私にアドバイスしてくれませんか?今私は真剣に悩んでおり、この気持ちは切実です。
 ちなみに勉強は大好きです。沢山勉強して多くの言語も話せるようになりたいです。そして世界に出て多くの人と友達になりたいです。

中3なので、これからの進路選択にも役立てたい思います。高校生や大学生になったらどういうことを頑張ったらいいのでしょうか?また、どうしたらなれますか?留学はした方がいいのでしょうか?

質問が多くてすみません。
どなたでもいいので率直な意見を宜しくお願い致します。

2008/06/01 09:09  そらさん[中学生・女]
[A.14]

こんにちは。はんがんさん、回答本当にどうもありがとうございます!!
私の質問をちゃんと理解してくれ、又分かりやすく説明してくれて凄く嬉しいです。
ありがとうございました。本当に感謝します。

海外で働ける仕事はたくさんあるのですね。色々な経験ができるよう沢山勉強し、多くの職業を試してみたり、現地の人と仲良くやっていきたいと思いました。その中で日本とも関わりあえ国際的な人になれたらいいと思います。日本に良いイメ-ジを持ってもらいたいです。

外国の音楽、民謡に触ていき歌えるようになれたらと思います。(CDでているようなので借りてみることにします。日本語訳も調べてみます。)
欧州の言葉は発音がよく分からない・となりそうですが、まずは英語から、そして
少しずつでも多くの国の言語が話せる、聞き理解できるようになる、そして読めるようになりたいです。
あなたが教えてくれたことは実践してみようと思います。小さな積み重ねも長くしようと思います。
ちゃんと人を見る目をしっかりして、それで今友達といっぱい楽しもうと思いました。
友達は本当に掛け替えのない大切な人達だと思います。

教えてくれてありがとうございました。
本当はまだ沢山質問してみたいのですけど、もうとてもお世話になったしこれ以上は甘えになりそうなので控えておきます。本当にどうもありがとうございました。

あなたも大切な私の師です。コメントして頂けて本当に嬉しかったです!また機会があれば宜しくお願いします。


[A.13]

こんにちは。追加で質問をいただいていますので、引き続き分かる範囲で回答します。

「海外で必要とされる職業」とあなたが考えているのは、これまでの話の流れからすると「海外にやって来る日本人のために役に立つ職業」でしょうか? この前提で話を進めましょう。
日本から海外に行く人は、大きく分けて二つあるでしょう。一つは旅行や買い物のために行く人、もう一つは仕事や勉強のために行く人です。
最初の人々にとって、旅行会社の現地スタッフやツアーコンダクターはいざというときに存在が心強いでしょう。需要は少なくなるかもしれませんが、決してなくならない職業です。
後者の人々は、外国に生活を移すわけですから、旅行とは違うサポートが必要になります。大企業の中には、現地駐在員の精神面のケアをする専属のスタッフを用意しているところもあります。なかなかそこまでできない中小企業のために、海外での暮らしをサポートする専門の会社(例えば家探し・金融機関の紹介・警備の契約・健康相談などなど)が設立され、契約を取っています。
それから、間接的に海外に来る人をサポートする仕事もあります。国家公務員たる外交官がその最たるものですが、その他にも日本人学校の先生や現地で開業するお医者さんなども、この中に含まれるでしょう。日本語OKのインターネットカフェなんてのも、最近のトレンドのようです(が、結構現地の人がやっていたりします)。
つまり、海外が勤務地である仕事ってたくさんあるのです。ツアーコンダクターはその中の一つです。

こんな感じなので、海外で必要とされる/持っていた方がいい資格というのを一概に示すことはできません。資格があるから海外にいけるのではなく、あなたがなりたい仕事にはこんな資格があった方がいい、という風に考えましょう。
ただ、外国語だけはちゃんと勉強しましょう。ツアーコンダクターを目指すなら、自分が行きたいと思う外国の日常会話は全部おまかせ! となればいいですが、それだけの才覚があるなら、他にもいい仕事はいっぱいあります(笑)。まずは英語をしっかり、その他は少しずつでいいですから、言葉の響きに親しむことから始めましょう。現地の民謡を覚えると、ツアーコンダクターというお仕事にはたいへん役立ちます。「オー・ソレ・ミオ(これは民謡ではないですが)」をイタリア語で歌えるだけで、あなたは現地で爆笑と喝采を浴びますよ。なぜ爆笑なのかは、歌詞をよく勉強してください。

繰り返しになりますが、海外に住む・そこで働くということは、確かに難しい面もありますが、日本人にとって昔に比べるとずいぶん敷居が低くなっていることは間違いありません。ツアーコンダクターは普通の人が普通に努力すれば勤めるチャンスが十分にある職業です。
何も今から大上段に「ツアーコンダクターになるために頑張るぞ!」なんて考える必要はまったくありません。あなたが外国に関心を寄せている思いを大切にして、それをもう少しだけ積極的に自分の生活に取り込んでみましょう。新聞の国際面はどの国の記事でも毎日全部読む、近くで海外の美術展があったら立ち寄るようにする(コンサートは高いのでほどほどに)、地図帳は毎年買い換える(笑)、道で困っている風の外国人を見かけたら勇気を出して声をかけてみる…こうした小さな積み重ねが、あなたの将来に大きく役に立つことでしょう。
今は友達と「あの男の子がカッコイイ」とか言いながら楽しく過ごすこと、これが一番大切です。真面目な話、異性を見る目がしっかりしていることが、日本人の女性が海外で暮らす最も重要なポイントなのですから。そして何より、あなたにたくさんの友達がいることは、あなたが海外で暮らすときに、きっと大きな支えになってくれるはずです。


2008/05/30 15:25  そらさん[中学生・女]
[A.12]

ハロワの親父さん、回答どうもありがとうございます!!
あなたには本当に感謝してもしきれません。

 外国人の友達は欲しいです。彼らの仲間になってみたいです。
それには、素直な気持ちをそのまま相手に伝えればいいのですね。相手を理解し、自分の考えをはっきり伝えることが大事なんですね。あなたの言葉を忘れず、沢山の国・友達の輪を広げたいと思います。

海外で働くにはそこで働いて貢献できる実力を持たなければならないようです。
大変ですね。だけどそういう人に憧れます。自分でしっかりと行動できる国際人になりたいです。日本でも通訳ガイドや旅行関係などで幅広い経験をつみたいです。国際的な仕事につけるのが本望です。

リ-ダ-シップも自分のものにしたいですね。身につけ方、教えてくださってありがとうございます。恥ずからず積極的に何事も進めたいと思います。

あなたは私の師です。これから明るく一生懸命頑張っていきたいです。本当にありがとうございました。私の方でも調べを進め必死に勉強していこう思います。


[A.11]

4.この仕事に就くこと(海外で働くこと)は難しいというのを詳しく教えてください。
外国で働くために必要な物を考えてみましょう。
それは就労ビザ(滞在許可証)。どうしたら取得できるのでしょう。
ア.外国にある会社から採用され会社が国に申請し労働許可を取得する。
イ.日本企業の海外支店に転勤になり会社が在日大使館に就労ビザを申請する。

どんな人が許可の対象になるのでしょう。私が想像するのは、
①外国人ではできない特別の知識・技術を持ち、入国させ働く機会を与えることによりその国に多大な貢献ができること。その存在が自国民の技術習得の役にたち、自国の利益につながる人材であること。
②犯罪歴がないことなど、だと思います。

欧州には東欧を中心に世界各地から大量に労働者が移住しています。彼らが低賃金で3Kの職場で働いているのです。欧州では若者の就職が大変に困難です。理由は様々ですが技術不足や外国人労働者の流入が就労をさらに困難にしています。血気盛んな若者のうっせきした不満のはけ口が外国人の排斥や薬物依存につながっているのです。日本にニュースは伝わりませんが暴動やデモなど社会が不安定になっている可能性が高いのです。社会は常に変化します。将来渡航先を選定する基準になるのが身の安全です。しっかり調査しできるだけ社会が安定している国を選んでください。後はそらさんの運しだいです。どこにでもリスクはあります。若さとは挑戦することです。失う物が何もないこの時期にチャレンジし、人生を自ら切り拓くのです。

やりたくても法律のカベがありできないことがあります。
これから必死に勉強し希望実現の高いハードルを乗り越えて行ってください。

観光ビザなら日本のパスポートで外国に最長3ヶ月間滞在できます。(事前に期間は確認してください)学びながら働きたいのであればワーキングホリデー制度を利用すればドイツ、イギリス、フランス、アイルランドなどで希望が実現できるかも知れません。

最後にリーダーシップの身に付け方を伝授します。
これからの学校生活や就職後に沢山のミーティング、セミナー、会議に参加することになります。その際に質問や意見を求められることがあります。既に説明した様に“恥の文化”で育った日本人は求められても発言はしません。こんな質問をしたら皆に笑われる、こんな基本的なことを聞いたら皆にバカにされる。先輩を差し置いて意見を言うのは失礼だなどと勝手な理由を作って貝になります。これでは内容を本当に理解したかどうか講師や主催者側には全く分からないのです。時間の無駄だったと思うのです。外国人のミーティングでは参加者全員が活発な意見交換をします。その為に参加しているのですから会議は常に建設的です。

だから、そらさんが将来リーダーシップを身に付けたいと思ったら、必ず最初に手をあげて積極的に質問してください。最初に質問の口火を切ることは大変に勇気のいることです。そのためには最初からしっかり講師の話を聞いて質問を準備してください。どんな初歩的な質問でも良いのです。他人のそらさんの評価はその質問の内容ではなくその態度なのです。これを何時も実行できる姿勢が身につけば、そらさんはいつでも外国で生活できる様になります。

たった一度の人生です。好きなこと、やりたいことをやらないでどうする、やるだけのことはやる。結果としてそれが実現出来なくてもそこまで行動してきたことが自信になり、明日につながるのです。それを決めるのはそらさん自身です。
明るく前向きに行動してください。


[A.10]

そらさん

1.外国で仲の良い友達は作れますか?
そらさんの行動一つです。相手に笑顔で率直に気持ちを伝えることが大事です。
「貴方と友だちになりたい」と。
コミュニケーション能力とは、初対面の相手であっても心を通わせることができる「話す力」や「聞きだす力」のことです。しっかり相手の話を聞きそれを良く理解した上で相手に自分の気持ちを率直に伝えるのです。相手とアイコンタクトをとりながら、おだやかに楽しく話しを続けるのです。この気持ちを何時でも持ち行動すれば、世界中何処にいっても誰とでも友だちになれます。恥ずかしがらず行動することが大事です。

2.地元の人に声をかけたら嫌な顔をされるんでしょうか?
日本人社会では“あうんの呼吸”が重視されます。口に出して言わなくても雰囲気でわかるだろう。空気を読めなどと教えられます。KY←(私は嫌いなコトバです)。これは外国では全く通用しません。自分の口からはっきりと言わなければ誰も何もわかりません。また分かろうともしません。言葉を重視するのが外国人です。“恥の文化”で育つ日本人は国際人としてのセンスは身につかないといっても過言ではありません。過去はそれでも生活できたでしょう。でも世界がグローバル化した今、いつまでも日本の殻に閉じこもっていては、国の発展はありません。もしそらさんが外国に行き、上達した英語など外国語を駆使して堂々と自己主張したり、自ら積極的に相手に声をかけたら相手は大変喜びます。「日本人はシャイではっきりものを言わない、自己主張しないと聞いていた・思っていたけど、そらさんは違う、はっきり自分の意見考え方を持ってる、ウエルカムそらさんカムアンドジョインアスと直ぐに打ち解けて仲間にいれてくれます。相手の言葉を理解し(下手でも)話し、文化・習慣を尊重し謙虚に接すれば必ず相手はそれに応えます。国際交流の原点は正にここにあるのです。
人間皆仲間なのです。

3.また、どういうところで知り合えるのでしょう?
外国とは言わず、身の回りにその機会はあります。自ら求めれば出会いの場所は無限にあるのです。人間の成長のために最も大事なことは日々人と会うことです。様々な人たちとの交流の中から自己を発見するのです。

人は一人では生きていけません。一生他人との係わり合いの中で生きていくのです。
幸せの尺度はその人が一生の内で何人の人との出会いがあったのか、そして他人からどんな影響を受けてきたのかで計ることができるかも知れません。
多くの人たちとの出会いを大切にしてください。その中から何時かそらさんは人生の”師“と”心友“に出会えます。
そして彼・彼女らがそらさんを次のステージに導いてくれるのです。


2008/05/29 17:31  そらさん[中学生・女]
[A.9]

はんがんさん、回答本当にどうもありがとうございます!!
学校での先生みたいに詳しく具体的にまた、親切に教えてくれて、凄く嬉しいです。
とても参考になります!ありがとうございました。
 
 そうですね。私が働くようになる10年後位にはこの職業は今とは一変しているかもしれません。あまり必要とされなくなってしまうかもしれませんね。
私は海外に住み、色々勉強しながら、その国の文化や人々に触れながら働きたいと思っています。しかし職業に就けなければ、お金を得られなくなり、住むこと、食べることもままならなくなってしまいます。
どうにか大きくなったらしっかりと働きたいのですが。
私には全然経験もありませんし、まだ社会というものを分かってないです。 
 
 私は文章を読んでいて、地図を持ってきて調べるなんてことはできませんでした。自分は甘いようです。まだまだ足りない部分、必要な部分が沢山ありますね。将来に向けて、力を伸ばしていきたいです。

ツア-コンダクタ-の大切なこと、そしてそれについて教えてくれてありがとうございます。私はこの基本を忘れずいつも心に持ち続けたいです。外国の方、日本の方の頼りになれるようになりたいです。(口で言うのは簡単ですが難しそうです。

後、外国語、日本について、ちゃんと勉強したいと思います。
そしてあなたから頂いた宿題を頑張って解いてみようと思います。もしよければ報告します。私も外国の方に聞かれても分かりやすく教えられる大人になりたいです。
もし良かったらまたアドバイスください!本当にありがとうございました。


これは凄く申し訳ないのですが質問です!失礼でなければ回答宜しくお願いします。
 ・海外で必要とされる職業はなんですか? ありますか?
 ・海外で働くとき、必要とされるまたは持っておいたほうが良い資格を教えてくださ  い。

 外国に出てみたい、働きたいという憧れがあるので、質問しました。難しいですけど、目指してみようと思います。そして日本に居てでも、役に立てるようになりたいです。努力します。


2008/05/29 15:51  そらさん[中学生・女]
[A.8]

ハロワのおやじさん、本当にどうもありがとうございます!!
私の質問をきちんと理解してくれて、とても濃い内容で分かりやすく親切に答えてくれて。感謝してもしきれません。。
凄く嬉しいです。ありがとうございます。

あなたの意見を伝えてくれて、私の世界も広がりました。ネットも本も見ることはできます。ですが、人に直接知りたいことが聞けて、本当に此処に書き込んで、あなたに書き込んでもらえて良かったです。

私には文章力がないのでですが、正直な感想を述べたいと思います。

 日本と欧州はとても遠いです。私達の国は島国で独自の和の文化と風習を持っていますが、あまり知られてなくて残念だなぁと思いました。無関心は悲しいです。これからお互いをもっと知れたらいいですね。

 確かに、そこに行きたい暮らしたいのならば、文化と言語を進んで学び、相手の事を尊重することは大切なことですね。私は心にしっかりと刻んでおこうと思います。

 私の周りには日本人の人達がやっぱり多いです。外国の方に接する機会もこの年では少ないです。欧州には色々な国の方、たくさんの文化があります。考え方の違う人達、ましてや宗教もあるのですよね。沢山の言語も使われます。どうやら日本に居るみたいに自由気ままに暮らせなそうです。でも勉強する、観光するには良いところですね。沢山知れる、興味のある土地です。
きっと建物は大きくて広いのでしょうね。自然にも日本とは違った良さがありそうです。芸術も素晴しいのでしょう。巡ってみたいです。

 この仕事はあなたの話を見て、想像以上に大変だと気が付かれました!日本とはまた色々と違うのですね。神経がすり減るような大変な仕事・夜もあまり眠れない、でもやっぱりなってみたいです。私の将来の目標は、外国でも生きていけるしっかりとした日本人ですかね。色々勉強しながら、仕事したいです。

 体験談を教えてくれてありがとうございます。混乱の中旅行者たちを乗り切れたなんてお見事だと思います。そういうトラブルなんて本当にあるのかなんて驚きました。

ハロワのおやじさん、回答本当にありがとうございました。また質問していいですか?
本当に毎度すみません。失礼ではないのなら、またコメント待っています。宜しくお願いします!
 
 ・外国で仲の良い友達はつくれますか?
 ・地元の人に声をかけたら嫌な顔されるんでしょうか?(時と場を考えた上で)
 ・また、どういうところでは知り合えるんでしょうか?
 ・この仕事に就く(というか海外で働くということ)は難しいというのを詳しく教え  てくれませんか?

夢を高く持ち、この仕事に就くということを目標にし努力したいと思います。もう少し年を重ねたら留学も進んでやってみようと思います。



 


[A.7]

こんにちは。
追加で質問をいただいているようなので、私にわかる範囲で回答します。他の方の回答と重なる部分も異なる部分もありますが、その意味を読み解くのはあなたの役目です。

はじめに、海外の現地ガイドまたはツアーコンダクターの仕事でもっとも重要な事柄とは何でしょうか。あなたがこの職業を強く望むなら、以下を読む前によく考えてみてください。

海外ツアーコンダクターの需要が減ると予想されているのには、それなりの理由があります。最大のものは「海外旅行に行く人が減少する見込み」ということです。また、海外旅行に行ってもツアーコンダクターを利用しない人々が増加しているのも事実です。
極端に言うと、近い将来のツアーコンダクターは、お金持ちの熟年カップルの夫婦水入らずの豪華旅行のご案内をすることが、大きなお仕事になっているかもしれません。
それはどうして? ということを、あなたが(知識としてではなく)仕事の環境として理解するには、もう少し社会の勉強をする方がいいでしょう。ということもあって、今はあまり深く考える必要はないと思っています。それに、10年先はまた大きく環境が変わっているはずです。

私事にわたりますが、私のTOEICスコアは500もないのですが、外出するとなぜか外国の方によく声をかけられます。昨年、東京の地下鉄大江戸線青山一丁目から国立競技場へ向かう車内で、あるスイス人のご夫妻から、東京のどこを観光すればいいかと尋ねられました。
日本の市井の人々の暮らしや古い神社などに興味があるとおっしゃるその方に、私は浅草をお奨めしました。代々木駅から山手線に乗って上野に向かい、そこから地下鉄で3つ目が浅草というルートを説明しました。

ここで、あなたはこの文章をただふーんと読んだだけでしょうか。それとも、地図を手元に持ってきて、ルートを確かめたでしょうか。もしくは、「どうせならこのルートで行った方がいい」とか「月島を案内した方がよかったのに」と考えてみたでしょうか。
あなたが一番最後までやってみたのなら、あなたにはツアーコンダクターに向いた才覚があるかもしれません。もし「ふーん」で終わっていたなら、自分にどんなところが加わればより良いのか、よく考えてみましょう。


最初に戻ります。ツアーコンダクターにとってもっとも大切なことってなんでしょう。
それは「お客様の生命と財産を保護する」ということです。ツアーコンダクターはまずこのために外国の文化や風習を学び、外国語を身につけるのです。
それを全うして初めて「異国の文化を紹介する」とか「楽しい時間を過ごしていただく」なんてことが可能になります。
私は外国の方に道案内をする時は、この原則をできる限り守るようにしています。さっきの浅草の場合、私が何を考えて行き先とルートを説明したか、あなたなりに推測してみてください。そして、あなただったら、どこをどのように案内するか、いろいろとアイデアを出してみましょう。
もっと応用すると、私がこの春に岐阜県の白川郷に行った際、バックパッカーのお姉さんに「どこに行ったらもっと深く日本文化を知ることができるだろう」と聞かれてしまいました。さぁ、いったいどこにどうやって行けばいいと教えましょう。よーく考えてみてくださいね。
(なんか冗談みたいですが、二つとも私の実体験です)

…だけど、私の語学力では「浅草にある朝草寺」という日本語のあやの面白さを伝えることがどうしてもできなかった。こういう時のためにも外国語/日本の文化を学ぶことは大切です。特に、外国で暮らす時には、このちょっとした部分が人生を左右しかねない決定的な差を生むことがあります。
別に大上段に構える必要なんてこれっぽっちもありません。あなたが感じたい・伝えたいと思うことを表現できるだけの語学力と教養を、少しずつでかまわないから身につけていきましょう。


[A.6]

そらさん


まずお断りしておきますが私は海外旅行添乗員の経験はありません。
でも旅行者として日本国内各地から集まった人たちと一緒に成田から添乗員さんと共に
イタリア7日間の旅にでた経験があります。お客様の目線でしっかり彼女の仕事ぶり
を観察していました。

上記の様に約1週間の旅行中に添乗員の気が休まることはないでしょう。特に現地での自由行動のなかでお客様がどんなトラブルや事故にあうかもしれません。夜中にも些細なことで質問や問い合わせがあり寝る暇など無いのです。

唯一眠れるのが現地のバスでの移動の時間です。海外では全てが日本の様に正確ではありません。予定どうり飛行機、バス、列車が待ってくれているのか、出発するのかハラハラドキドキです。ホテルに到着しても食事のことやバストイレなど水がちゃんと出るのかなど想像できないくらいのことが笑い話ではなく起こりえるのです。それもこれも現地の旅行代理店との
アレンジメント次第です。日本人旅行客をターゲットにするスリや強盗にもあうかも知れません。添乗員はそれらの危険スポットは熟知していますから注意するのですがそれでも人の良い日本人は被害にあうのです。

日本では全く話題にならない言葉が”治安の悪い地区”です。海外ではどの街にも昼間でも治安の悪い地域があるのですがそれを知らない日本人はどこでも行ってしまうのです。

こう考えると添乗員にとって旅行が成功するかどうかお客様が満足してくれるかどうかは
”運”だけだといっても過言ではありません。どんなトラブルにも対応できるプロの添乗員になるまでには場合によっては命がけの経験を積むほかないかもしれません。

神経をすり減らして帰国してつかの間の休息をとり次のツアーに出かけるのです。
好きでないとやってられない仕事でしょう。それでも続けたいと思うのは
帰国後に空港で解散する際にお客さまから頂く”ありがとう。とても楽しかった”
の一言があるからでしょう。また明日からがんばろうと添乗員さんたちは考えるのです。

ところで上記のイタリア旅行には思い出があります。日本人が団結したお話です。

十年前の八月のある日家族三人で旅行にでかけました。ローマからミラノまでイタリアの代表的な街を観光し、大いに満足しミラノから成田に向けて飛び立ちました。約一時間後CAが一箇所に集まり飛行機の主翼を眺めながらイタリア語で何か早口でしゃべっていました。その後機内放送があり機体整備不良のためローマに引き返しますとのアナウンス。ななにと乗客一同大仰天。これがイタリア式かと全員あきらめました。それからが大変でした。急遽手配したローマ郊外のホテルが大混乱。食事もままならず夜シャワーを浴びようと思ったら皆が一斉に使ったのでお湯が出なかったのです。でも困ったときにはお互い様。夕食のテーブルで一緒になった外国人旅行者の人たちと仲良くできました。皆で助けあったのです。

でもこの時には添乗員は全く役にたちませんでした。なにせ彼女は英語しか話せないので状況は全く私達には説明できなかったのです。だから私達旅行者が団結し困難な状況を乗り切りました。まあ、もう1日追加で旅行できたと考えれば得をした気分にもなりました。
人生色々あります。


[A.5]

そらさん

質問は
①外国人は日本人をどう思っているのか
②ハロワのおやじの欧州への印象
③海外旅行添乗員の激務とは

お答えします。

これは千差万別です。訪日経験のある人と無い人では全く印象が違うと思います。
ここでは日本に来たことが無い人。新聞やテレビ、映画などで日本のことを知る機会
がある人との前提で彼らの日本人の印象をお話します。(私の個人的な意見です)

彼らにとっては日本人も中国人も韓国人も同じです。アジア人としてみています。
理由の一つは彼らの世界地図にあります。当然欧州が中心にあります。その地図を見ると
日本の位置は正に右端です。これで彼らが極東と呼ぶ理由がわかると思います。

インターネットの普及により時間と距離が克服されました。コミュニケーションツールとしてビジネスの現場を中心になくてはならぬ存在になりました。そして日本のアニメや漫画、日本人の技術の結集であるゲーム器やソフトが爆発的に海外で売れています。だから海外の若者には日本文化がじょじょに浸透し相互理解がこれから深まると思います。そこは心配していません。

さて、一般社会人は日本のことは余り知らないと思います。むしろ無関心といっても良いでしょう。欧州のマスコミの論調も最近では日本への相対的な評価はかなり低くなっています。
こうしてマスコミで取り上げないのですから現状を知る人たちは少ないのです。この状況を良く理解した上で渡航の準備をしてください。彼らにとって日本人は現地の高価なブランド品を買ってくれる貴重なお客様なのです。


改めて提案しますが必ず欧州の歴史をしっかりと学んでください。日本と違い欧州大陸は自由に往来できる大陸です。昔ははつきりした国境もない時代があったのです。
ロンドンのヒースロー空港に降り立つとそこは世界中の人が集まる正に交差点です。
一歩ゲートを出ると眼にするのはインド人、中国人、アフリカ系の人たち、ロシア人や東欧からの移民の人たちです。アイルランド、スコットランド、イングランド出身の英国人がいることは勿論当然です。パリでもベルリン、ローマでもそれはどこでも同じ街の光景です。

正に人種のルツボなのです。単一民族で暮らす日本人にはとても理解できない光景です。
何故彼らががそこにいるのかは貴方が歴史の中から理由を発見してください。あえて私は説明しません。さてだからハロワのおやじは欧州をどう思っているのかと問われれば、欧州は歴史と文化と伝統の国の集合体。各国の歴史や宗教を抜きには答えられないと言うほかありません。欧州はやはり時々歴史や文化、絵画や音楽などに触れるために行く街であり、どうちらかと言うと外国人には冷たいと思われるので永く住む街ではないと思います。各国には非常に厳しい生活のルールがあり自由と勝手気ままな行動が放置されていると思われる日本人には
とても住みにくい街だとの印象をもっています。だからこそ現地のコトバを学び自ら積極的に
行動することが身の安全と安心の暮らしの役にたっのです。英語はホテルや空港でしか使えないものと理解してください。フランス語とドイツ語は暮らしに必須です。これ以上のコメントは誤解を生むと思いますので控えます。
でも私の現地での生活は平穏でとても静かでした。週末には森や湖を散歩したりしました。
時々音楽会に行ったり美術鑑賞などをしました。各国の国境に接しているのでフランス、ドイツ、イタリア、オーストリアなど①②時間ドライブすると簡単に買い物や観光にいけました。
その地の文化と生活習慣を尊重し謙虚に行動すれば皆私達を受け入れてくれます。勉強してください。

さて出勤時間になりました。帰宅してから回答します。


2008/05/28 15:53  そらさん[中学生・女]
[A.4]

はんがんさん、コメント本当にどうもありがとうございます!!
私は皆さんの沢山の意見を聞けて、とても嬉しいです。

将来については、本当によく悩みます。楽しく生きたい、たくさんの人と友達になりたい、まだまだ色々な事、知らない世界に出てみたいなど、無謀でも自分らしく生きてみたいと思っています。
あなたの意見に納得もしました。確かに、この夢は不安定で、怖い目にでもあったら、崩れてしまいそうです。

でも小さい頃からの夢であり、今も必死に考えています。
この気持ちを中途半端には終わりにしたくないのですが、私には何故外国に出てみたいのか、出る意味があるのか、言葉でしっかりと表せそうにもなさそうです。

勉強したい。私は世界地図を眺めるのが好きで、たくさんの国の食事、文化、風景などを知りたい、そしてその国の人と接してみたいと思っていました。(でも実際の現実は厳しいし難しいようです、それは分かっています。)
これを大きくなったら職業にできないものかと考えていたら、この職業だったのです。
 (でも不安なのが言葉で、私は外国語を不自然にならないで、ちゃんと話せるまでになれるのでしょうか・・。

そして、日本に生まれたことに誇りを持っているし、良かったと本当に思っています。だから日本のこともよく知っていたいです。あなたの言っていることは本当に良いことで正しいと思います。
また、あなたの言う需要が減るということを、どうか今の私にも分かるように教えてはくれないでしょうか?知っておきたいです。(無理なら平気ですので・・)

私は今できることを一生懸命やり、そして日本に居ても、ネットや本で外国について調べていきたいと思います。そして外国にも留学したり、行ってみたりして本当に欧州などについて密接な仕事に就きたいと思うようになれたら、そのときは必死に頑張りたいと思います。
今からでも外国の事を勉強しようと思いました。

あなたの意見で、今の私の心構えが変わりました。本当にありがとうございました!
お時間があればまた宜しくおねがいします!


[A.3]

こんにちは。
あなたは中学生ということですが、その頃はいろいろ将来への夢を持ったり、その夢は無理なんだと悩んだりと、「将来」というキーワードで様々な経験ができる時期です。個人的には、今はツアーコンダクターは将来の選択肢の一つとして心に留めておいて、「外国の文化を学びたい」ということをもっとよく考えられることをお勧めします。

外国を知るにはその国に飛び込むのが一番ですが、言うは易しで、実際には飛び込むだけで終わる人が多いのも事実です。留学もしかり。あなたが外国に行って何を学びたい/知りたいのかをじっくり考えてください。それを他の人に正しく伝えられるようになって、初めて留学のことを真剣に考えてみましょう。日本で学べる外国の文化は、意外とたくさんあるものです。それを十分吸収してから外国に行って、遅すぎるということはありません。
外国語を学ぶことはとても大切です。英語は別格として、もう二つぐらい身につけるぐらいはやっておいて損はありません。あなたが外国の文化を知りたいなら、向こうの青空市場で値切れるぐらいの言葉遣いは身につけましょう。
それから、私達の国・日本のことをよく学びましょう。この国や私達のいいところや悪いところをよく知ることが、外国を知る第一歩です。

現実的な話をしておくと、今後ツアーコンダクターの需要は減少することが予想されています。また、この仕事の内容も大きく変化するはずです。それがどういうことなのかは、今はまだ知る必要はありません。あなたが大学(人文系が有利なようですが、今後は理系の割合が増えるかもしれません)に入った時に、改めてこの仕事を見つめ直すと、自然とわかってくるでしょう…というか、今とは大きく違うはずです。

私の世代とは違い、今は外国に対する敷居がかなり低くなりました。多少の失敗を気にしなければ、リュック一つで向こうに渡れます。まずは気軽な気持ちで外国の文化と親しむよう心がけてください。その中で、やはり外国の文化に密着した仕事をしたいと強く願うなら、そこから(少々急な)階段を上り始めればよろしい。目の色を変える前に、まず自分にとって何が楽しいのかをよく知ることが、あなたの希望をかなえる最初の一歩だと思います。
ただ、海外で住む/仕事をするということは、日本以上に自己責任を全うする必要があります。そこだけは決して忘れないようにしましょう。


2008/05/28 13:30  そらさん[中学生・女]
[A.2]

こんにちは、ハロワのおやじさん。
私は、あなたにお返事頂いてとても嬉しかったです!
年上の方、また専門の方にに相談できる機会なんて、あまりできないものですから。
回答、本当にどうもありがとうございました。

あなたの生の意見とても参考になりました!
私は日本も大好きですが、色々な外国に行ってみたい、暮らしてみたいと小さい頃からずっと思っていました。でも現実はなかなか難しいようです。
外国の方は日本人をどう思うのでしょうか?(欧州の憧れが一変する・・)とは?
あなたは欧州にどのようなお考えをお持ちですか?
怖いところなのでしょうか・・(不安です。

確かにスキルですね。頑張って頑張って、沢山経験して海外で活躍できるように、認められるようになりたいという希望もあるし、なれないんじゃないかという不安を今感じています。

私の正直な気持ちで、諦めたくないです。楽な職場ではなくても、どんなにこれから大変でもやってみたいです。
でも親には迷惑かけたくないのです。就職するのも難しいようだし、ちゃんと稼げるという保障もないようですね・

それでもやれることはやってみたいと思います。
学校の勉強はちゃんとやり、良い成績をとり、家でも時間があればネットで調べていきたいと思いました。受験も色々考えてみようとおもいます。

あなたにアドバイスを頂いて、自分のやるべきことが分かり、この夢と不安でこれからが分からない気持ちから一歩踏み出せたと思います。
私のために時間を省いてくれて、詳しいことを教えてくれて本当にありがとうございました。


あと、(その激務たるや想像以上・・)とのことですが詳しく教えてください!
本当質問が多くてすみません。宜しくお願いします。


[A.1]

そらさん

希望は大きく高く持った方が良いと思います。
ハードルが高ければ高いほど挑戦しがいがあります。

さて、希望実現のためにそらさんがこれから準備することをお話しします。
①勉強に集中する。基本を学ぶことがいかに大事かは後でわかります。
②体を鍛える。心身共に健康でなければ希望は叶いません。
③日本と欧州の歴史を学ぶ。渡航先の国を事前に知ることは当たり前のことです。
④農耕民族文化の日本と狩猟民族の文化の違いを学ぶ。
⑤滞在希望国の宗教を知る
⑥ネットを駆使して情報を集める
⑦機会があれば在日大使館を訪問し直接質問をする
⑧世界の共通語の英語を学ぶ
⑨欧州ならフランス語やドイツ語、ラテン語の基本を学んでください。
必ずその努力が報われます。(英語だけでは不十分です)
⑩海外に行けば必ず日本のことを質問されます。
日本文化、日本人の気質などを良く理解してください。
⑪もし可能なら夏休みなどを利用して保護者と一緒に欧州旅行に出かけてください。
見ると聞くとは大違いです。
今そらさんが抱いている欧州への憧れが一変するかも知れません。

さて準備ができたら行動です。
でも、そらさんの前には就労ビザ・滞在許可のカベが立ちふさがります。
買い物や食事など観光地にお金を落としてくれる外国からの観光客には笑顔で対応してくれますが、自分たちの仕事を奪うかもしれない外国人労働者には冷淡かもしれません。
そらさんによほどのスキルがない限り労働者としては受け入れてくれません。

私は欧州のアルプスと森と湖の国で生活しました。確かに現地には欧州各地を案内する
日本人ガイドがいました。その多くが外国人と結婚した人たちでした。
これがビザをクリアーする一つの方法。

そらさんの希望実現の最も可能性が高いのは海外旅行専門の旅行会社・代理店に就職し
添乗員としての経験を積むことです。その激務たるや想像以上だと覚悟してください。

いずれにしても楽な職場はありません。私のこの程度の回答で腰砕けにならず、
やってみよう、がんばってみよう、あきらめて後悔したくないと考え、やれるだけのことは
やってみてください。それが結局将来役にたつのですから。

実体験できる留学が可能ならばキャリアアップに役立つでしょう。
でもインターネットの普及で手にとる様に現地の情報がつかめるようになりました。
日本で十分準備はできると思います。要はやる気と本気度ですよ。
専門学校に進む道お真剣に考えたらどうでしょうか。
そらさんのことを誰よりも知るご家族と十分に相談して進路選択してください。