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回答・コメントする(No.3840)
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プログラマーやSEになるのは止めるべき・・?
[Q] 私は4月から高2の女です。
将来プログラマー(いつかはシステムエンジニア)になりたいと思い
プログラミングの勉強をしているところです。
プログラミング自体は楽しくそれを職業にしたいという気持ちは強いです。
しかし、プログラマーについて調べてみるとネガティブな情報ばかり目につきます。私が今のところプログラマーについて持っているイメージは以下のようなものです。
・残業が多い。(月の労働時間300時間越え、徹夜24時間は当たり前)
・うつ病や自殺が1番多い職種。
・これからは中国やインドのIT技術の発達&賃金の安さから
日本人PGへの仕事がなくなる可能性有り
・30過ぎたら失職
・PGになって後悔している人がとても多い。(仕事の喜び<仕事の辛さ)
・女性が極端に少ない。 など。
このように調べれば調べるほど嫌な情報が出てきてとても不安を感じています
労働時間や自殺の多さ、外国の技術の発達、30で失職などからして、
やはりPGを目指すなら本気で「死」ぬ覚悟がないと駄目でしょうか・・。
でも仕事をして死ぬのは嫌です。
仕事へのやる気はありますが、死ぬ勇気はありません・・。
それとも、私が大学を卒業するころには
もう少しマシな環境になるでしょうか?
(ここまで酷いとそんな希望なさそうですが・・)
高校卒業したら情報系の学部に行く予定でしたが、
悲惨な現実を知って、夢をあきらめようか悩んでいます。
実際にPGやSEをやっている方(またはそれについて知っている方)
この職業の実態と、私はこのままPGを目指してもいいか教えてください。
また、PGやSEをやって後悔しているかどうかと、
これらの環境が変わる見込みがあるかどうかも教えてください。
よろしくお願いします。
この質問をしてからずっとこのHPを見ていなくて
お礼ができませんでした。本当に申し訳ありません。
皆さんとても役に立つ回答を、本当にありがとうございました。
てるさん、はじめまして。
確かに残業が多いのはあるかもしれませんが、会社によります。
今は経営者になりましたが、昔社員として働いてた頃も成果主義でしたから、
残業するかしないかは自分次第ですね。
友人は毎日終電まで会社にいましたが、別に終電までいてやる仕事は
なかったみたいです。つまり、「会社の体質」ですかね。
その友人曰く、「周りが帰らないから帰れない」とのこと。
30過ぎても仕事はありますが、これもプログラマに限りませんが、
精進してないと与えられる仕事が減るかもしれませんね。
将来のことを考えて仕事していると意外と思うようになったりします。
自分も働き始めてから、根拠も何もなく「独立する」想像をしてました。
でも思い続けた結果そうなりました。
努力はしたんだと思いますが、そんな辛かった記憶がないんですよね。
たぶん好きだったから辛くなかったんだと思います。
うつになった人の話はよく聞きます。
一生懸命なりすぎる人はそうなる確率が高いかもしれません。
自分は一生懸命はやらないようにしてます。
これ以上やったら肉体的、精神的にやばいな、というところでやめておきます。
仕事に就いたときに参考にしてみてください。
中国やインドに仕事が流れるとの話は、
規模の大きい企業が開発部隊を海外に持っているというなら話はわかりますが、
自分だったらよっぽどの緊急事態にしか利用しないと思います。
中国に出すと言っても元々は日本人で開発していたプロジェクト前提ですから、
日本人の仕事がなくなるってことはないとは思うんですけどね。
女性は少ないかもしれません。
でも女性でSEやプロマネをやっている人に合うと尊敬しますよ。
自分は25歳で独立しましたが、一番最初に仕事をもらった会社は女性経営者でした。
大学卒で大手に就職してその後、20代で法人設立をしてすぐに従業員を雇っていました。
人望も厚く信頼できる人です。今は学会などに数多く参加しているようです。
プラス思考で考えると物事ってそう悪い方向へ進まないです。
大学はどんな学部でもいいんじゃないですかね。
自分の勉強したい学部でいいと思います。
IT関係で働いている人が必ずしも情報系だったり、理系だったりしませんからね。
がんばってください。
過剰に情報がネガティブなのは、インターネットなどにプログラマーが
多いせいだと思っています。
・残業が多い。(月の労働時間300時間越え、徹夜24時間は当たり前)
会社によりですかね。労働時間300hということは残業140hですか。
そういうところって、お給料全部出ないと人が辞めてしまうので、そんなに多くない
ですよ。
徹夜はそうせざるを得ない場合はあります。
ただ定常的に徹夜をする会社は経営とかマネジメントの何かが間違っています。
・うつ病や自殺が1番多い職種。
うつ病は多いようですが、プログラマーに限らないんじゃないでしょうかね。
本当にひどくて辛くなったら逃げれば良いと思う。
腕で勝負できる仕事なので他のところにもいけます。
・これからは中国やインドのIT技術の発達&賃金の安さから
日本人PGへの仕事がなくなる可能性有り
できるPGとできないPG、必要とされる仕事、そんなに重要ではない仕事。
「誰でもできる仕事」なら、賃金が安い方に置き換わっていくのはどんな仕事でも起きること。
確かにそういう海外に依存する潮流はありますが、全員ではないです。
逆に言えば、できる中国やインドのITエンジニアがチームに混ざってくることは普通にあります。
本当にプログラマーが必要とされる会社であれば、国境も人種も関係なく重宝されます。多くのパターンからするとレアケースかもしれないけど、そういう会社も存在します。
・30過ぎたら失職
失職はしません。マネジメントなどに興味を持って、プロマネなどになっていくというのが通常の35歳定年説の本質だと思います。要は出世してくってことです。
・PGになって後悔している人がとても多い。(仕事の喜び<仕事の辛さ)
規模の大小にかかわらず、自分が作ったものが、多くの人に使ってもらえるということを実感できる会社がお勧めです。
・女性が極端に少ない。 など。
少ないでしょうがゼロではないです。
てるさんはじめまして。
キンゾウと申します。
私は、現在高校の教師をしています。私自身、高校は情報処理科でプログラミングの勉強をしていました。そして、そのころは、てるさんと同じようにプログラマーを夢見ていました。そんな関係で、少しでも参考になればと思いコメントさせていただきます。
まず、私の高校時代はパソコンがやっと出始めた頃でしたので、現在のように家庭に1台などというわけにはいきません。ウルトラマン(相当古いですが)にでてくる様な大きなコンピュータを高校で実習用に使っていました。ウルトラマンに出てくる穴のあいた紙テープ(紙テープに穴をあけて、そこを通過する光をコンピュータに読み取らせ実行するのです)を実際に使ってプログラムを組んでいました。かれこれ20数年前の話です。
当時、私は時代の最先端で仕事ができることを夢見て真剣にプログラミングの勉強をしていました。しかし、その夢が砕け散る瞬間を迎えたのです。
高校3年のある日、グループで会計処理のプログラムを作成しました。私は、その時グループリーダーで、簡単なシステム設計もしていました。この実習を通して私は気付いたのです。
「この仕事は私には向かない」と。
なぜなら、辛すぎたからです。それまでは、勉強するのが楽しかったのですが、この実習だけは本当に辛かったのです。夏休みのほとんどを費やしました。自宅に帰っても、連続用紙を広げて、一人でエラーを探していました。より早く処理させるための方法を考えました。
こんなことをしていたら、イヤになってしまったのです。
そして更に、そのころ何を見ても、座標に置き換えてしまったり、プログラムを組んだらどうなるんだろう、などと、すべての事象がコンピュータ中心の生活になり、そういう自分が怖くなったのです。
そこで、私はプログラマーはやめ、大学卒業後、普通のサラリーマンになりました。しかし、持っている資格等を考慮されたのか、会社でもシステム開発への人事異動の話がきました。もちろん、私は断りました。
この会社では主に営業や経理をやり、3年で退職しました。
会社を退職した後、教員になり、現在ではコンピュータに関する知識を教える立場になりました。
てるさんの得た情報は、必ずしも間違いではないと思います。
20数年前から、30歳~、残業~、キツイなど、話はありましたから。
でも、夢は捨ててはいけないと思います。
てるさんの知っている情報が、すべて、てるさんに当てはまるわけではありません。
データ的に目立つ、あるいは多いだけだと思います。
どうか、自分の性格や適性を冷静に分析・判断して、後悔しないような進路決定ができることを蔭ながら祈っています。
私は、この4月から1年生の担任です。
私も頑張ります!
てるさんも、頑張って!
プログラミングの勉強楽しいですか。すばらしい。
世の中の多分9割以上の人はプログラミングの勉強は楽しくないですよ。
とりあえず、資質があります、間違いなく。
で、何をどう調べたのか分かりませんが、ネガティブな情報から随分悲惨なイメージを作りましたねぇ。
まあ、ネガティブな情報っていうのはどんな職業でもあるものです。特にその職業で失敗した人は大きい声で情報発信しますから。これはプログラマーに限ったことではないですね。
とはいえ、過酷で厳しいこの職業ですが、楽だったらなる?
そんなことはないよね。
ひとつ明らかなことは、やりたいことをやって後悔するのは糧になります。しかし、やらなくて後悔するのは何も得るものがないです。
こんにちは、nodeといいます。
僕は、コーダー→プログラマー→SE→システムアナリストと経験を積みステップアップしてきました。
そうですね~、コーダーやプログラマーをやって嫌いになった人たちの声は、大きく聞こえるものです。結構特殊な性格・個性と大量の情報・知識を必要とし、パズルを解くように仕事を楽しくこなす人間性が必要ですから。
確かに全てがウソではないのですが、誇張されていると思います。
プログラマーやSEをやっていたとき、残業は多かったです。一番下っ端のコーダーとSEより上流のアナリストやコンサルタントになると、残業もコントロールされるorコントロールできるようになるので、楽になります。
SEの仕事量は、非常に多いですねぇ(笑) でも、好きでやっているので、がんばれてしまったり。SEの時に蓄積した知識や経験などが、その後の方向性を決めると思います。
前の職で金融系の開発SEをやっていた時は、残業250時間とか(爆) でも、日本でも最強と言われるデリバティブ系開発部隊に属していたりすると、それは、それで、やりがいがあります。あきらめて帰っていいと言われても、プライドが許しません(笑)
今は、得意の英語(USに高校・大学の10年住んでました)とIT知識を活かして、外資系の会社でシステムアナリストという仕事をしています。
日本には、IT技術があり、そして英語も堪能な人材が少ないので、仕事には困りませんね。
話の中で海外に負けて日本からPGやSEの仕事がなくなるのでは?という気になる部分がありますけど。
逆に、IT技術があり、日本の文化や会社が分かっていて、外国人と対等にやり合える人材は、今まで以上に貴重になるので、心配は要らないと思いますよ。
コーダーやSE止まりだと、確かに先はなくなるかもしれませんけど・・・ コーダーやSEは修行の場、知識と経験を蓄積するための、会社がお金を払って勉強させてくれる時間と思えばいいんじゃないですか?
そうそう、1つだけ知っていてもらいたいこと。
USでは、IT技術の優れた人をHackerと呼んでいました。悪い意味のハッカーは最近の話ですね。
僕の知っているHackerといわれる人たちは、頭がよく、勉強家で、話が面白く、スポーツマンで、洋服のセンスが良くて、パーティー好きで、かっこいい。自然と人が集まってくるような人達。
僕は、そんなHackerを目指してUSでコンピューターを勉強しましたよ。日本のパソコンオタクとは大きな違い。
てるさんも、そんなHackerを目指して! かっこいいHackerになって下さい。(ついでに外国語も流暢に喋って・・・)
人が言うほど、悪い職業じゃないですよ。
node
てるさん
私は、最初の仕事がプログラマーでした。もう、20年くらい前の事ですが、当時から過酷(笑)だったことを覚えています。
てるさんの心配に回答すると、全くのウソではありません。(もちろん、会社によります。)
ITと呼ばれる業界には、SE、PG以外にも様々な仕事があります。
ただし、コンピュータ、ネットワークの技術的なことや、そのシステムがどのように
使われているか、海外ではどうか、法律の観点など様々な専門家がいるのを知っていますか?
私も、10年くらいは技術的な仕事ばかりでしたが、元々好奇心が旺盛でしたので
仕事の範囲や交友関係が広がり、今は情報セキュリテイコンサルタントとして仕事をしています。この分野は本当に人手不足で、40過ぎても楽しく忙しく仕事してます(笑)
一生安泰な仕事なんてありませんので、常に勉強が必要なのはどの分野の仕事でも同じです。やりたい事があるのは本当に素晴らしい事です。
日本の情報だけでは無く、英語を勉強して海外のことも調べてみてください。
今までと違った面が見えてくると思います。
さっそく回答していただきありがとうございます。
なるほど・・プログラマによってだいぶ環境が変わるのですね。
両極端の例があってとてもよく理解できました。
私も銀行系のプログラマの方を見習って
プログラミングだけでなく何か他にもできるようにしておこうと思います。
そして環境の良い会社や派遣を目指したいです!
まこさんありがとうございました。
こんにちは、てるさん。
プログラマといっても、いろいろな分野のプログラマがあります。
また、正社員、派遣社員、フリーランスなどの就労形態によっても、
働き方のスタイルがかわってきますし、会社によってもかわってきます。
私の知っている女性は、銀行系のプログラマを派遣でやっています。
その人はもともとパソコン系の事務職をやっていましたが、
プログラマになったのは30歳をすぎてからです。
18時の定時きっかりに会社を出て、残業は一切しません。
「ハケンの品格」というTVドラマがありましたが、その主人公のような人です。
プログラムをするのが楽しいらしく、仕事は楽しいとのことです。
(仕事そのもの以外の不満はあるみたいですが)
特に銀行系のプログラマとかになると、プログラミングの知識はともかく、
いろいろと専門の知識が必要になるみたいです。
そういったスキルを持つと、仕事を失うこともあまりないようです。
私はゲームデザイナーなので、一番身近なのはゲームプログラマーですが、
確かにマスターアップ(最終的な締切)の前は悲惨です。
ただし、普段は徹夜はなさそうです(残業はありました)。
たしかに、辞めてしまう人は少なくなかったです。
もちろん、これは会社によってかわってきますし、個人によってかわります。
極端な例と極端な例になってしまったとは思いますが、
こんな感じで、ぜんぜん違ってきます。
安易にすすめることはしませんが、自分が楽しいと思うことを仕事にできるのは
けっこういいことだとは思うんですけどね。