やっぱりトップの人は大変ですよね。何かを達成すれば、人一倍の喜びを味わえると思いますが、何かで失敗したときなどは全部市長（トップ）が悪いってイメージになってしまいますよね。そとも自由に歩けない感じだと思います。
　この前遠足で横浜に行って来ました。とても綺麗な町ですね。横浜はどこの町よりも先を行っている町だと僕は思います。これからもほかの町のやらないことなどに果敢に取り組んでいってください。横浜から日本を徐々に変えていってください。

こんにちは。横浜市長の中田宏です。
　まず、政治家をやっていてよかったことは、日々、行政の中で市民の幸せが増すような決定ができ、それに対して「これはいいですね」と市民の皆さんから反応があると、やっぱりうれしいですよ。横浜市では、昨年から15種類にも及ぶごみの分別を始めました。面倒な仕組みを市民の皆様にお願いしたのですが、おかげで大きくごみの減量化に成功しています。市民の皆さんと達成感をともに味わうことができ「よくぞこういう仕組みにしてくれた」と言っていただけると、よかったなあと思います。
　一方で、政治家、やめたいなということは、正直言って毎日のようにあります。市長ですから、最終的にはトップとして責任を負わなければいけない。やはりそのプレッシャーというのは、相当大きなものがあります。大げさなようですが、ぐっすり寝たのは正直この4年間でも数えるほどしかありません。人間としていやなのは、政策的なレベルの批判ではなく、非難、中傷を言われるケース。耐えなければいけないし、気にしないようにしますが、そのことによって政策を曲げることなく、政治家としての信条を貫くしかないと思っています。
　横浜市から、少しでも世の中をよい方向に変えようと頑張っている一政治家の意見です。参考にしていただければと思います。