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回答・コメントする(No.3292)
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みなさんが尊敬している精神科医はいますか?
[Q] 私は、中学時代のほとんどが不登校だったので…自分と同じような状態になった子を助けてあげられたらいいなぁ…と思い始め、カウンセラーという職業に興味を持っていました。
高校に入学して、
13歳のハローワークの本で「臨床心理士」と「精神科医」という職業を知って、
もともと成績もよくないし…文系だから、と思って「臨床心理士」の資格が取れるような大学を目指そうと思っていました。
ですが、母が「カウンセラーは日本ではまだ確立されていない仕事だから精神科医を目指してみたら?」と勧めてくれました。
中学卒業目前の頃に、母が再婚した相手が小児科医だったので…医療というものに少し近づいたからだと思います。
高校に入学したばかりの頃は、中学校の分まで(青春を?)取り替えそう!と思ってとにかくはりきっていたので、
(学級委員長や生徒会副会長になる、学校一厳しい剣道部に入るなど…。部活は続きませんでしたが…;)
もしかしたら出来るかも!と浅はかな私は思い込んでしまって、
それからずーっと学校の先生方には「無理だから進路変えろ」と言われながらも、自分なりに勉強してきました。
そして先日、志望大を受けて来たのですが…案の定全くといっていいほど解けませんでした。
もともと、家庭教師の先生にも「今年は無理だけど、地道に勉強していけば来年は合格出来るかもしれないから」と言われていたので…予想は出来ていました。
でも、その前から…志望大に願書を出す段階から、私は本当に医学部にどうしても入りたいんだろうか?と考えるようになっていました。
12月くらいから…本当はラストスパートの時期なのに、全く勉強する気が起こらないんです。
(夏休みの方がまだ、バリバリとやっていました。)
私はきっと弱い人間なんだと思います。
困難にあったらすぐへこたれて逃げ惑うタイプです。
だから、今までも散々逃げてきてしまいました。
そうして逃げてしまう言い訳になるのかもしれないけど、何も目標がなかったのが原因なんじゃないか?と考えるようになりました。
志望大ももともと再婚してできた父の出身大だったから…という理由だけで、大して執着がったわけではありません。
精神科医になるにはもちろん、医学部に合格することが前提のことです。
でも、いつの間にか親も「医学部に入ること」が重要になっていて…
私自身でも「自分は何がしたいの?」と問いかけるような状態になってきました。
親に、どうしても学力的に無理だというのなら、学部を変えてもいいから…と今更のように言われて、
3年間「医学部」としか考えてこなかった私にはそれ以外の選択肢が浮かんできませんでした。
親から与えられた選択肢ばかりを選んできたせいか、私は自分で考えることをしない、愚かな空っぽな人間になっていました。
ここしばらくはその所為?で、親とは全く話さない状態になってしまっているのですが…
家庭教師の先生が「自分が尊敬する先生をみつければ、この先生みたいになりたい!この先生がいる大学に入りたい!って思えるんじゃないか?」と言って下さったのです。
考えてみてまだ漠然と…ですが、自分は精神科医に本当はなりたいんじゃないかなぁ、と思えてきました。
そこで…前置きが長くなってしまい、大変申し訳ないのですが、
みなさんが尊敬している精神科の医師がいたら教えて欲しいと思います。
著書やブログ・ホームページなどでも構いません。
どうにか自分の中でやる気を起こして、
これからの浪人生としての勉強を頑張って行きたいと思います。
どうかご協力お願いいたします。
(場違いな質問でしたらすみません;)
あやさん
質問も締められたあとなので、どうかと思いましたが、あやさんはとても自己内省する力があるし、人の話をよく聞いて考え、吸収する力がある方かなと思います。
だから心を考える仕事に向いているのではないかなと私は思います。あやさんの人生はあやさんのもの。変わったって迷ったっていいんですよ。無駄だと思える寄り道でも、あやさんはそこから吸収できる人なんじゃないかな。頑張ってくださいね。
あやさん、初めまして。
もう締められたあとですが…
私にも尊敬する精神科医がいます。
通っていた大学で精神医学や精神科リハビリテーション学を教えていた教授なのですが、『この人に出会わなければ今の仕事をしていない』と思えるほど、私の人生に大きな影響を与えてくれた人でした。
大学教授になる前は都内の有名な病院で医長をされており、精神障害者のリハビリテーションに関する本もたくさん出版されていますよ。
私の仕事は精神科医と臨床心理士の「はざま」の精神保健福祉士です。
対象者(本人や家族)からの相談はもちろん、受診援助や退院促進を支援する仕事です。
臨床心理士より野戦的ですが(笑)面白いと思います。
この仕事の面白さを教えてくれたこの教授は、まさに師匠と呼ぶべきでしょうね。
(北斗七星さんの書かれている北山さんのお友達でもあるようですが)
有名な精神科医であればなだいなださん。
研究者なら順天堂医院の新井平伊教授、国立精神・神経センター精神保健研究所社会復帰部の伊藤順一郎先生、日本社会事業大学の大島巌先生、東京都精神医学総合研究所の飛鳥井望先生などでしょうか。
本や論文を読むだけでも面白いですよ(^^*)
Qちゃんさん、北斗七星さん、コメントありがとう御座いました。
早速、紹介して頂いたお医者さんの本を読んでみようと思います。
それと、特に有名でなくてもそれだけ慕われているお医者さんが居るということは…
どの大学に入ったとしても、尊敬出来る人が居るのかもしれないなぁと思いました。
私はもともと医療自体に興味や関心があったわけではなかったので、
精神科医にこだわっていたのですが…精神と身体が表裏一体であるように、
医療とカウンセリングもそんなに違いが無いのかもしれないですね。
今までは大学の一学部としてしか見ていなかったので、もうすこし「医学」について調べてみようと思います。
ていねいな回答を頂き、ありがとう御座いました。
なんとか自分の糧にして頑張っていこうと思います。
こんにちは。
私も頼りにしている精神科・心療内科の先生がおります。普通の開業医の方ですが、人の目を見て、話を良く聞き、温厚で、適切なアドバイスを返してくださる方です。
精神科医ではありませんが、医師であり、作家の「南木佳士」さんがおられます。自ら心を患われた経験をお持ちで、それをモチーフにした小説、エッセイもあります。
自伝小説といわれる「医学生」はまさしく医学生の6年間を描いた作品です。受験勉強の合間に、南木さんの作品を読んでみては如何でしょうか。
ちなみに、勤務されている佐久総合病院は地域医療の世界では知らない人がいないといわれる病院です。
それと、北山修さん。あやさんのお父さん時代だとおそらく知っていると思いますが、作家で、日本のフォークソングの中心人物、戦争を知らない子供たち、あの素晴しい愛をもう一度、などの作詞を手がけた人で、精神科医です。
現在、九州大学の教授に在職されておられます。
ところで、心の病で苦しんでいる方々は、通院している患者以上に多いそうです。
日本の自殺者は年間3万人(交通事故車数は6千人と比べ、大変多く、人口当たりでは先進国でワーストです)で、は心の病を持っている方も少なくないとも言われています。
体も心も健康であることが本当の健康とするのであれば、精神科・心療内科の医師が増えることはありがたいことです。
欲を言えば、小児科医、産婦人科医も不足しています!
この辺は、医師個人の努力もさることながら、行政の取組みも必要ですが・・・
Qちゃんさんもおっしゃるように、医師の仕事は尊く、そして激務だと思います。
大学6年+臨床研修2年の間に、何科の医師を目指すか決めても遅くはないと思います。
受験生の1年間は、みんな平等に1年間です。あとは、頑張りと少しの工夫(要領)
だと思います。
1年後の吉報を期待しています。
あやさんへ
尊敬できる精神科医は居ますが
著書もHPも無い先生です。(医博なので国立国会図書館に行けば著書はありますが・・・)
おもしろいなと思える精神科医は斉藤環氏と斎藤茂太兄弟は好きですね。
斎藤茂太氏と北杜夫氏は作家でもありますので作品も一杯ありますよ。
他の医師の大人の方が答えてくれると思いますが、「精神科」という分野にこだわらなくともいいのかなと思います。
というのは、ご存じの通り医学部はあくまで医師になるため6年間勉強し、医師国家試験合格し、その後2年の卒後研修ですので「精神科医」へのこだわりを8年間持たないと行けませんよね?
医師の仕事は尊い仕事だと思います。
8年間の中であやさんが、何科の医師を目指すか探っていってもいいんでないかなぁ?
1年間大変でしょうけどがんばってください。