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もっと教えて!フォーラム
回答・コメントする(No.3144)

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もっと教えて!フォーラム 質問 揺るぎないものを得たと確信する、全てのwriterたちへの質問。

[Q]  誰が、いつどこでこの文章を読むのかはわかりませんが、とりあえず初めましてこんにちは。作家志望の早坂という者です。
 唐突な出だしで大変恐縮ですが、まず説明を加えさせてもらいます。
 僕がタイトルに書いた揺るぎないものとは、ある人にとってはそれはど抽象的なものではないかもしれません
 それは世界に対する一つの確かな感触であり、理解であり、適切な解釈であり、それらを目に映るそのままに表象として文章のレベルに変換することができる…言わば正確なデッサン力のようなものです。
 あえて僕は、そうした能力のある特定の人にのみ照準をしぼって語りかけたかったので、こうした風変りなタイトルに決定しました。
 ですから「この人、なにわけわかんないこと言ってんの?」と違和感を感じた方は迷わず読み飛ばしてください。
 「くだらない。仕事とどう関係あるんだ?」と不可思議に思った方もこの文章で大切な時間を潰さずに、次の質問者に回答を与えてあげてください。
 ただ、そうでないあなたは是非読んでいただきたい。
 僕の質問はきわめて単純な問いかけであり、悩み多き真摯な物書きのおそらくは大半が含有するであろう疑問であり、この問いを持たなければ「あなた、本当は者書きではないのではないですか」と逆に問いかけられてもいっこうにおかしくない問題であるように僕には思われる。つまりはこういった問い。

『一行も書かなかった日、または書けなかった日に迫りくる罪悪感をどうやって乗り越えればいいか』

 という問い。僕は自分に向けられたこの質問に未だ明確な答えを出せずにいます。それは、僕がまだ若造だということに由来するのでしょうか?経験が浅く土台がしっかりしていないということで深い思念が浮かび上がってこないせいでしょうか?また、そのために自己批判能力が欠けているからでしょうか?
 ですが僕は、誰もがひねり出せるようなありきたりな回答(例えば。生きてさえいれば思う存分書ける日がいつかやってくるから、希望を信じて待とうだとか、それは君が書きたいと願うからそういった問いに足を絡みとられることになるんだよ、今は書くことを忘れて遊びなさいだとか、実際君はそう言って、書く勇気がないんだろうだとか、そうした回答)には、ほとんどと言っていいほど満足も納得もできない困った性質の人間なのです。
 ではいったい僕はどうしたらいいのか…僕自身がこの質問に持ちうる唯一の回答は次のようなものです。

『僕はこの問いを糧として、それが最大限に力と価値を発揮すべく書き続けるしかない』

 が、そうとはわかっていてもこの(書かなかった、あるいは書けなかったという苦しみ)には対処しかねるところがあります。

 あなたの回答、というより意見をお待ちしております。

 残念ながら『仕事』というテーマからはかなりそれてしまった質問ではありますが、これも僕にとっての仕事という意味であなたが解されたのなら幸いです。
 それでは長くなりましたがこの辺りで失礼いたします。

 北海道在住 男 二十歳 早坂より

[A.5]

ワタシwriterじゃないですが。

思いつく努力ではどうしようもないと感じてしまったとき。
必要なはずの努力を怠ったと感じてしまったとき。
それでもどうにか前に進まなくてはならないとき。

自分が子供の頃から興味をもったことで育まれた才能というものが何なのか、
改めて確かめたくなってしまいます。
ボクはこのサイトのフォーラムを見ることが、そんな気持ちを少し埋めてくれます。

他には、えふしんさんみたいに『「自分ができていないもの」を、いったん捨て』るというのは結構やります。自分に纏わりついたものをできるだけ捨てる。

そのあと、改めて考えてみる。
今日は何をみた? 誰と会った? 何を話した? 何を終わらせた?
それは昨日とどれだけ違う?
明日は今日とどれだけ違うことをする? 去年は?来年は?10年後は?

で、結構考えが発散しますね。結論はでません。
じゃあ今何やるか。
それが、呟き尾形さんがヘミングウェイの言葉を引用したことだと僕は思います。

脳科学でもそれは分かっているんだそうです。
体を動かすことで脳は働く。
毎日同じことを丁寧に繰り返すことは集中力を高め、創造力を引き出す。
イチローもゲームに入る前のルーティンをかなり厳密にやるらしいし、タイガー・ウッズもボールを打つ前のルーティンが集中力に不可欠らしいし。

規則正しい生活をしましょう。

最後は、小学生に指導するような言葉ですね。プフ


[A.4]

こんにちわ、早川さん。
私は長年雑誌で記事を書いたり、本を書いたりしていました。
最近はそういった仕事は減らしているため「元ライター」という感じですが、
そのときの経験からお答えします。

私がやっていたライターの仕事には、例外なく「締切」がありました。
趣味の場合、創作活動に好きなだけ時間をかけることができますが、
これを仕事にした場合、多くの場合「締切」という制約を受けます。

『一行も書かなかった日、または書けなかった日』があるとしても、
ここで、罪悪感にとらわれる必要はありません。
書けなかった分を、別の日に書けばいいのです。
締切日までに毎日コンスタントに文章を積み重ねている人もいるでしょうし、
締切日が近くならないとやる気が出ない人もいます(私はこのタイプです)。
締切日までに、自分で自分のペースを管理することが、
ライターには必要なことだと思います。

ただ、小説のような場合は、完成するまで何ヶ月でも何年でも、
編集者がねばり強くまってくれる場合もあるようです。
(私が小説を書いたときは、2ヶ月という締切があり、
 その締切をやぶることはできなかったのですが……)
そういう「締切」が明確でない場合は、どうモチベーションを保っていくのか、
ちょっと私にはわかりません。
それができるのが、小説家なんでしょうね。


[A.3]

こんにちは。

あなたにとって文章を書くことは、仕事でしょうか。それとは違う何かでしょうか。そのいずれにせよ、あなたは文章を書くことに、どんな魅力を感じているから作家になりたいのでしょうか。あなたは一度でいいから、そのことについてそれこそ気が狂うほど考えたことがありますか? あなたの文章を読む限り、あなたはこの答えを見つけることから逃げているように感じられました。

あなたの問いかけは、あなただけしか答えを見つけることができません。何かを生み出すことの苦しみと喜びとは表裏一体であり、そのあり方は全ての人にとって異なるものだからです。そこをとことん突き詰めて、なにか思うところがあったなら、あなたには人を楽しませる作家になれる素質が、少しはあるかもしれません。
こればかりは誰にも頼れません。ぜひ努力してください。

それから、例えば作家として小説を書くときと、こういう場所で質問や回答をするときは、当然文章の書き方が変わるはずです。あなたが作家を目指すのであれば、文章のTPOぐらいは基本として習得することをお勧めします。あえて厳しく申し上げますが、あなたの質問の文章は、TPOが不適切だと思います。


[A.2]

>そうとはわかっていてもこの(書かなかった、あるいは書けなかったという苦しみ)
>には対処しかねるところがあります。

この苦しみの要因が、もし「他人や自己のハードルと比べて後れを取る」ことが要因だとしたら、それは一端、捨てる努力をしたほう良いでしょう。

結局は、自分ができることしかできないのですから、書けない自分もまた自分です。

書き続ける前に、このことに納得しておかないと苦しいでしょうね。


僕もネット業界という競争の激しいと言われる世界で、何もできない休日を過ごすと苦しい思いをしたものです。

あれもこれもやらなきゃ、という「自分ができていないもの」を、いったん捨てました。読みたいと思って買った本も、今の自分に関係ないから老後にやれば良いや、と本棚にしまいこんだりして忘れることにしました。


そして他人との比較ではなく、自分がやりたいことだけを純粋に考えることで、手を動かすことができるようになりました。


きれいな表現をすると、自分がこの職業になりたいと思った、あの頃を思い出すってことなのかもしれないけど、その実は、今、自分の中で抱えた足かせを捨てるってことなのかなと思います。

作家であれば、純粋にクリエイティブになれる自分を作るってことなのかな。


でも、たまにそうでない日もあって、やっぱり焦ってたりするので、あくまで修業中の身ではありますが、いろんなものを自分の気持ちから捨てて、残ったもので勝負してみるってのは一つのケーススタディとして。


[A.1]

 こんにちわ。作家志望ではない、30代の創作活動が趣味の男です。

 まず、ひとつ、私が感銘をうけたヘミングウェイの名言を紹介します。

創作活動の秘訣?
毎日決まった時間にとにかく机に向かうことだ。
 ― ヘミングウェイ ― (アメリカ作家)

 創作活動というと、そのときのひらめきでなされているように誤解されがちです。
 実際、創作活動をされているので、お分かりでしょうが、そんなに都合よくひらめきが浮かぶわけもありません。
 だからといって、なにもしなければ、ますます、ひらめくことも事はありません。
 むしろ、無駄であっても、結果がでなくとも、毎日かく机に向かうという、創作を継続するという訓練の積み重ねこそ、創作につながり、ひらめきの肥やしになるのだと私は信じます。
 なぜなら、ひらめきとは、その場その場に応じて活発に働く才能と知恵だからです。
 そして、才能と知恵は、何もせずに発達するのではなく、訓練によって発達するからです。

 まぁ、努力は結果に比例するものではありません。
 努力は、成長と本当の意味での自信に比例するものです。

 参考になれば幸いです。