HOME > もっと教えて!フォーラム > 人に教える・育てる「教育」に関わる仕事 > 回答・コメントする(No.288)
もっと教えて!フォーラム
回答・コメントする(No.288)
-
いつも、子どもたちの疑問にお答えいただき誠にありがとうございます。
13hw編集部より、ご回答くださる際のポリシーに関するお願いです。
-
回答は、基本的には、その職業の方(または経験者、相応の知識を有する方など)にお願いしております。
しかしながら、なかなか回答のつかない質問もあります。
投稿されてから2週間経っても回答がつかない質問に関しましては、職業などに関係なく、ご回答のご協力をお願いしたいと考えております。 -
白書の皆様におかれましては、貴重な時間を割き、子どもたちの質問に丁寧にお答えくださったり、叱咤激励してくださって誠に感謝しております。
このようなお願いをするのは大変恐縮なのですが、勇気を出してこのサイトに質問を投稿してくれた子ども達に、よりよい情報を提供したいと考える当サイトの運営ポリシーをご理解・ご了承いただけますと幸いです。
小学校教諭について
[Q] 私は将来安定した収入が欲しくて、小学校教諭になろうと思いました、こんな考え方で目指すのは、おかしいのでしょうか?
私は勉強も苦手なので、悩んでいます、もしそんなことが全然無いのならば、いまさらですが、努力しようと思います。あと小学校教諭について分かることがあれば教えて下さい、お願いします。
小学校のことは他の方方が答えていらっしゃいますので、別の視点から。
安定収入だけが目的なら、公務員試験をお勧めします。
男性に比べて民間では不利なことが多いので。
教員以外に何か興味のあることはりませんか。その学部に進学して公務員試験の勉強をするのが賢明かも。特になければ法学部とか、外国語学部とか。
公務員になれなければ民間企業に就職することになります。
私は小学校の先生ではありませんが,スクールカウンセラーとして,小学校の先生方とお仕事をした経験はあります。その視点からコメントをさせていただきます。
みなさんが書かれるように,小学校の先生は「大変」です。担任制が基本なので,一日中,子ども達と接しているため,休み時間はあってないようなもの。放課後は,不登校や授業についていけない等の悩みを抱える子ども達のケアも含め,様々な仕事があります。私どもスクールカウンセラーとの会議や教育センターとの連絡なども,基本的に,この時間の中で行うことになります。
しかし,私が一緒にお仕事をさせていただいた先生方は,みなはつらつと仕事をされていました。世間一般によくいう「教育力の低下」「教師の質の低下」とは,ちょっと誇張表現ではないでしょうか。多くの事務を抱えながら,まめに校内巡回をして気になる子ども達に優しい声をかける校長先生,不登校の子ども達の家まで出向き,学校に誘う先生,授業研究に打ち込んで素晴らしい授業を展開される先生など,地味ながら立派な実践を日々繰り広げられています。
こういった活動に意義を見出すことができれば,小学校の先生を目指す価値は十分にあるでしょう。勤務時間や待遇等,大変な面があることも事実ですが,一生を捧げるだけの価値のある職業だと思います。
いろいろと手厳しい意見もありますが
私が民間から、公立小学校教諭を志したのは26歳です。
理由は、あなたと同じ「安定した仕事」だからです。
なんやかんやいっても、小学校の先生は守られています。
給料も大企業に比べれば低いですが
人並みの生活は続けられますし
ローンを組むときもスムーズにことが運びます。
社会的地位の安定した仕事です。
民間にいたころに比べればノルマ的な妙なプレッシャーもないし・・・
まあ、今まで回答くださった皆様のようなきつさはありますが・・・
勤務形態は残業手当がつかなかったりもしますが
それでも、民間よりもシビアではないと感じました。
どんな考え方でも、就職は自由だと思いますが、
問題はそこで、どれだけ頑張れるかではないかと思います。
職場にはいろんな不満があります。
その不満に耐えられない人は転職を考えたりします。
人間関係、勤務時間、給与が多くですが
このうち譲れないのを一つだけ持って後の2つは目をつぶるくらいの気持ちじゃないと
どの仕事も続きません。
小学校の先生もきついですが・・・
おもしろいよ!
ちょっと遠回りしてからでもいいから、視野を広めて、気が向いたらおいで。
私も小学校教諭は、想像されてるより、体力的にも精神的にもきつい職業だと思っています。
私は資格をもっていて、小学校での教育実習も体験しましたが、ハードな勤務で1ヶ月でみるみる痩せてしまいました。
そして、私は教職の道には進みませんでした。
帰宅してからも、細々とした仕事も多く、自分の時間がなかったです。
でも、子供の教育に関心があるなら、教育実習は経験してほしいと思います。
教諭にならないで、別の道に進むことだって可能なのですから、やりたい事は、後悔する前にやった方がいいと思いますよ!
どんな動機でも、どんな仕事でもやってみないとわからないさ。やるだけやってみれば。学生時代が終わった後の人生のほうがうんと長いんだよ。働く意欲のない人たちより、貴方はそれだけでも十分さ。
私の父が教員だったので書きます。
教員は「安定収入を目標に」なるべき仕事ではありません。
夏休み、冬休み、春休み、秋休み。生徒は学校が休みですが
教員は毎日通常通り出勤して仕事をしています。
特に夏・冬休みの長期休業は部活の合宿などもあり家に帰ることすらままになりません。
私は朝早く出勤する父と一緒に朝食を食べた記憶もないですし、
夕食なんて何回一緒にとったでしょう?
労働時間の8時間を大幅に超えて部活動、テストの採点、宿題の点検、生徒指導事項(非行事故があれば)
家に帰るのは深夜というのも多いです。
最近は子どもが変わってきていて心身の発達がいびつな子どもが多いです。
さらに保護者はもっと幼くなって家庭の教育力がなくなり
わからんちんな無理難題を学校に押しつけます。
小学校ではまず家庭でするべきしつけを学校で代わりにしつけたり
虐待を思わせるような子どもも増え、常に目を光らせていないと子どもの命の危機もあります。
そういう勤務体制なので過労で倒れたり、病気になったりする先生が年々増えています。
特に精神疾患で休職される先生は増えています。
ちなみに給料については教員が他の公務員より高い査定であるということで
近年中にカットされる予定です。
北海道ではすでに10%カットされています。
教員特別手当は残業代を出さない代わりにプラスされているものですが
それでも月あっても2.3万円くらいでしょうか。(毎日28日間4~5時間残業して2・3万円は高いですか?安いですか?)
子どもが好きでこの仕事が好きじゃなければ教員という奉仕的な仕事はできません。
女性教員は他の職種と違って異常妊娠、流産、早産が多い職業です。
息子の担任の先生も8ヶ月で早産し、5ヶ月間お子さんはNICUに入院しています。
父は数年前に定年退職しましたが、未だに教え子が遊びに来たり、結婚式に呼ばれたり、赤ちゃんが生まれたら必ず挨拶にきます。
大人になって家庭を犠牲にしてまで教育に力を注ぎ、生徒を育てたんだなと今は思うことができますが
中高生の時は父がいなくて本当に寂しい思いをしていました。
これから教師になりたいという方は教え子も大切ですが
自分と自分の家族も同じように大切にしてください。
でもサラリーマン教師にはならないように。
教員の仕事は、舞姫さんのように「安定収入を目標に」と考えるのであればお勧めできません。
まず勤務時間ですが、あってないようなものです。朝だって結局勤務開始の1時間以上前から出勤して仕事をしている先生もいます。教材研究、提出物の点検、採点、そのほか児童生徒からは見えないところで、いろいろな書類に追われています。それらの処理は放課後の時間…いや、私は部活も持っていますので、部活の後。もう外は真っ暗です。8時・9時まで仕事をしている養護教諭もいるくらいです。
土日の休みだって、中学校や高校では部活の指導もありますし、小学校でも何かしらの理由で出勤することがあるでしょう。しかし、それらに休日出勤の手当てはありません。夏休み期間中も、決して教員は「休み」ではありません。
教員という仕事につくための条件は「子どもが好きなこと」「教えることが好きなこと」。もちろんそれだけで教員になろうというのも条件不足ですが、まずはこれらが必要条件です。「人とのコミュニケーション」これも教員になるためには重要ですね。(私は結構口下手なんで苦手です…笑)
舞姫さんはどうですか?子どもが好きで、教えることが好きで、忙しい仕事でもがんばろう!という思いがあれば、目指してみるのもよいかもしれません。でも安定収入を第一にということであれば、他にも収入の安定している職業はあるのではないですか?
もはや「安定収入」は望めない職業になりつつあります。世の中の大企業が景気回復の上昇気流に乗ってベースアップを果たしている昨今、私たちはといえば、ベースダウンの大合唱。しかも、仕事は「総合」「選択」だのという従来教科をおろそかにしかねない(主観)ものがプラスされてくるという始末。おかげで、なり手は減ってきているとか。免許も更新制になる予定。
「夏休みがあるからいいなあ」なんぞは幻想です。現に本州の学校では、通常出勤と何にも変わらないという話を聞きました。しかも、通常は、学担になれば、休み時間など皆無です。休み時間にこそ、子供の姿を見る絶好のチャンスとなるのですから。子供が帰ったら、次の日の仕込み。ここで手を抜けば、翌日が辛くなるのは明白です。
しかし、しかしですよ。ここまで聞いて、あなたの心に安定収入以外の「でも・・・」があるのでしたら、考えてみる価値はあるのかも。
私があなたの言葉でひかれたのは、「勉強も苦手」です。その苦手な苦しさを知るあなたが、たとえ、邪道とも言える「安定収入」を目指し、教師になるために取り組み、成果を出せたとするならば、私は、あなたは素敵な教師になる資質があると思います。なぜなら、できないつらさを知るというのは教師としての大切な要素だからです。
結論はまだでなくてもいいと思います。とにかく、あなたがあなたの素敵な眠れる可能性をどんどんノックしてください。
こんにちは。
「安定した収入」がお望みなら、小学校教諭(以下「先生」)よりもっと気軽で気楽でもっと収入が多い職業はいくらでもあります。広く世の中を見ていただければ、お望みの仕事がきっと見つかるでしょう。
先生のお仕事はとても大変なので、気軽に「チャレンジして」とか「がんばって」とか、私にはとても言えません。私の同期にはなぜか先生が多いのですが、たまに話を伺うと、涙無しには聞けないエピソードばかりです(子供はますます唯我独尊だし、親御さんはますます親馬鹿だし…)。少なくとも、とても私には勤まらない。
でも、彼らの口から「先生をやめたい」という言葉は一度も聞いたことがありません。先生にしか味わうことのできない人生の充実感こそが、彼らにとって何よりの幸せなんだと思います。それがいったい何なのか、あなたなりに答えを見つけることができるなら、このお仕事を考えてみてもいいのではないでしょうか。
舞姫さん、はじめまして。
私は、小学生のときから小学校教員を目指し、そういう大学を出ましたが、現在はまったく違う仕事をしています。そのため私の友人には小学校の教師がたくさんいますが、とにかくみんなが口をそろえて言うのが「時間がない」ということです。
教師という仕事は、子どもを教育するだけではなく自分自身を磨いていくことも必要です。これをやれば終わり!という仕事ではなく、つきつめていけばいくほど質が高くなるというタイプの仕事だと思います。まぁちゃんパパさんも書かれていますが、教材研究のような「どうやって教えれば子どもたちに伝わるのか」といった勉強は、勤務時間以外の部分で行うことが多いです。保護者との関わりもとても難しい問題が多く、私も目の前でいろいろ見てきました。時には自分より年上の保護者に対して指導することも必要なときがあります。「安定収入」である代わりに「不安定(不自由)な勤務時間」ということは言えると思います。
勉強が得意かどうかよりも、多分人とのコミュニケーション(伝えたいことを上手に伝えられるか)のほうが求められる職業のような気がします。そういった仕事に自分が向いている、きっとできる!と思えるなら、ぜひチャレンジしてほしいと思います。頑張ってください!
はじめまして。
確かに安定収入は職業選択の条件として必要だと思います。
けれど、学校の先生は勤務時間が「あってないようなもの」です。
つまり、9時から6時まで働いたら終わり、とか、
夏休みがいっぱいあるからOK!とか、傍目ではそう見えるかも知れないけれど、実は違います。
児童指導、保護者からの相談は時間を問いませんし、教材研究や試験の採点も放課後の仕事。残業手当は付かないし、家でしなければ追いつかないことが多くあります。また、夏休み期間等は研修が多く組まれていますので、自由時間として使えるわけではありません。安定収入だけが条件で選択した訳ではないと思いますが、他にも条件をよく考えてみてはいかがでしょう。その上で、「子供が好き」であり、過酷な労働条件下でも教師であることに誇りを持てると思えるのならば、教職を目指して欲しいと思います。「先生」と呼ばれることの意味をよく考え、大きな帆を張って進んで欲しいと思います。頑張って!