HOME > もっと教えて!フォーラム > 人と植物の共存をサポート「花と緑」を扱う仕事 > 回答・コメントする(No.1804)
もっと教えて!フォーラム
回答・コメントする(No.1804)
-
いつも、子どもたちの疑問にお答えいただき誠にありがとうございます。
13hw編集部より、ご回答くださる際のポリシーに関するお願いです。
-
回答は、基本的には、その職業の方(または経験者、相応の知識を有する方など)にお願いしております。
しかしながら、なかなか回答のつかない質問もあります。
投稿されてから2週間経っても回答がつかない質問に関しましては、職業などに関係なく、ご回答のご協力をお願いしたいと考えております。 -
白書の皆様におかれましては、貴重な時間を割き、子どもたちの質問に丁寧にお答えくださったり、叱咤激励してくださって誠に感謝しております。
このようなお願いをするのは大変恐縮なのですが、勇気を出してこのサイトに質問を投稿してくれた子ども達に、よりよい情報を提供したいと考える当サイトの運営ポリシーをご理解・ご了承いただけますと幸いです。
農業について
[Q] 今、若い人で農業をしてる人、またはしたいと思っている人は
どのくらいいるのでしょうか。
自分は農業に興味があるのですが、年配の人しかやってないイメージがあるので
若い時は他の仕事をして、それから農業した方がいいのでしょうか。
農業も知識がないと出来ないと思うので農学部で学ぼうと思っているのですが
どこかの農家で手伝いながら学ぶみたいなことはできるのでしょうか。
現在の日本の農家は、65歳以上の人が50%を占めています。これからの農業担い手確保は、大きな問題となっています。農業後継者は農家の子弟という考えがありますが、最近では農家でない人達で、農業をしたいと言う人が多くいます。食の安全・安心、食糧問題、環境問題、田舎暮らし等々動機はいろいろありますが、皆さん目的を持って農業に取り組む姿勢はすばらしいものがあります。
農業への入り方ですが、高度な勉強をしたければ大学の農学部に進むのがよいでしょう。実践的な農業を勉強したいのであれば、私のところや各県にある農業大学校等がよいと思います。大学に進学した場合には、夏休み等を利用して農業のアルバイトをするとか、近くに農家があれば手伝いに行くことが出来ると思います。グループで畑を借りてやってみるのも良いと思います。どの作物でも良いから、種まきから収穫するところまでを経験することが大事ですので、是非経験してみて下さい。その後は、農業法人に就職して技術や経営を勉強して、自営する方法とそのまま法人で働くという方法があります。また、市町村で研修制度を設けているところがありますので、それを利用して就農する方法もあります。各都道府県や市町村では、新規就農者に対して支援制度がありますので、それらの情報を集められたらよいと思います。「新・農業人フェア」では、それらの情報が集まります。
>どこかの農家で手伝いながら学ぶみたいなことはできるのでしょうか。
できるはずです。
条件などは、都道府県によって違いますが、各都道府県に農業普及所というものがありますので、そちらで相談すれば、住み込みで働くこともできます。
農業改良普及センター に、お住まいの都道府県名で検索してみると相談先がわかると思います。
とはいいつつも、農業に携わりたいのであれば、農業関係の学校で学んだほうがいいとは思います。
具体的な数字を上げることはできませんが、農業人口の8割が
60代に突入するのは、もう近い将来になります。
農学部に進学したいとのことですが、とてもいいことだと思
います。但し、何の分野か明確にする必要があると思います。
どこに住んでいるか分かりませんが、進学先を決める前に
筑波学園都市の農業研究センターに一度行って見聞を深める
事もいいのでは・・・ここは日本農業の最先端技術を研究
している施設ですので、とても勉強になります
あなたはどちらにお住まいなんですか?
今は若い方でも農業に興味を持っている方は多いですよ。
私の店にも女性ですが、ある国立大学の農学部に通いながらアルバイトをした方がいました。
こういう方は自分の目標がはっきりしてますので、貪欲に知識を得ようと頑張って働いていましたよ。明るい良い子でした。
まず、あなたは大学の農学部に進みたいとのことですが、非常に良いことだと思います。これからの農業は、ただ単に農作業をするというのではなく、作物の生育状況、病気や害虫の防除など、日々研究実践しなくてはなりません。このことは専門の知識も当然必要になってきます。
あなたは若いのですから、これからの日本の農業の先駆者になって欲しいと切に思います。
”頑張れ!”