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回答・コメントする(No.1462)
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2007年問題(1)
[Q] 13歳のハローワーク編集長 代田です。
早いもので、新しい年も始まって半月を過ぎ、
1年の24分の1が過ぎてしまいました。
本年もよろしくお願いいたします。
さて、今年は、2007年問題と言われる「団塊世代」の退職が始まります。
13歳のハローワークでは、2回にわたってこの件について
みなさんと一緒に考えてみたいと思います。
まず、第1回目は、
団塊世代の大量のリタイアは、あなたの職場や、身の回りでは
どんな影響があると思われますか?その“よい面 プラスの効果”を
教えてください。(第2回は、悪い面、マイナスの効果を教えてください)
団塊世代の退職は、若手にとってはチャンスとなりうるのでしょうか?
教育・研究産業においては、団塊世代が退職したポストが空く訳ですが、そこで世代交代が起きるのか、少子化に伴いそのポストが消滅し、縮小していくのかは死活問題となります。
国の動向を見ている限り、楽観は無理なようです。
技術・知識の継承に失敗した場合、エネルギーを持たない次の世代は国を支えることができるのか、それが心配です。
代田編集長 様
この問題はとても難しいですね。
と言いますのは年代によって考え方が違うと思うからです。
団塊世代の人々が日本を支えてきたのは事実です。
最近思うのは、昔と年齢が違うと言うことです。
昔は60才って年寄りだと思われていました。
しかし、今は全く違います。
私の周りの人々もすごく若いですよ。
日本全体で見た時は木下さんのおっしゃる通りだと思うのです。
しかし、これからの日本こそ経験を積んだこうゆう方達の力が必要だと思うのです。
例え契約社員にしても会社に残すべきです。
特に学校の先生や医者を見聞きして思うのは、団塊世代の人達の人間性を学ぶべきだと思います。
新しいことだけが素晴らしいのではなく、両方があって日本を立て直すことが出来ると思います。
高給取りの人々が居なくなって、企業は助かるでしょう。
しかし、嫌な仕事をやる人々もいなくなるでしょう。
どんどん少子化になってアメリカナイズされた若い人達の経営だけでは不安ですね。
IT企業だけが全てではありません。
生産企業が心配です。
国の財政もどんどん圧迫するでしょう。
給食費も払えるのに払わない人々の時代ですからね。
皆さんと考え方が少し違うかもしれませんが、これからの方が不安を感じますね。
団塊世代の大量リタイヤ...これだけでは、教育界は変わりません!
このことで期待が持てることは、「若い世代の人が採用されやすくなるということによって、新しい風が入り教育界が活性化されるかもしれない」ということくらいです。
今の教育界の問題は、年齢だけでは解決されません。
問題は、採用の仕方だと思います。
たとえ若くても、新しいアイデア、行動力、考え方、何と言っても本当の意味の若さがない若者を採用するような採用試験を実施しているようでは、本質的にはなにも変わりません。
今後の若い世代に期待します。
プラスの面としては、やはり、お金と消費が増える事が期待できるということです。
特に、趣味という形で、いろいろな分野に手を出すのではないかと期待しております。
私は、花卉生産ですが、いわゆるガーデニングなどをする人が増えるのではないかと期待はしています。
私は田舎に住んでますので歓迎します。
理由は、帰農する人が増えるから。
現在、田舎では人口減少のところが多々あります。
そんな状況の中で都会で暮らしていた方が田舎に入ってきて、
新しい考えのもと、共に生きていくことはプラスに作用すると思っています。ただ、心配なのは、田舎では受け入れ態勢が整っていない所がほとんど。それに大きい病院もないのもネックです
団塊の世代であろうが無かろうが、団塊の世代が活躍した社会情勢から日本のおかれている産業の立場は大きく変わってしまっています。グローバリゼーションとかもその一つでしょう。問題はその変化に対応できず、ただひたすらに以前の感覚でビジネスを続けているのであれば残念ながらそろそろ引退を願うしかないと思います。実勢主義からまだまだ遠いわが国の経済は年功序列、経験が組織を形成し対応をしていくことから離れられません。パソコンで言うところの強制リセットをかける以外やむをえない時期ではないでしょうか。
「2007年問題」とマスコミは良くいますけど、これはとてもネガティブですね。私はとてもポジティブに考えています。身の回りで起こるであろう良いことは、一線を退いた人々がいろいろなプレッシャーやしがらみから開放されて元気になることかなぁ・・・・と考えます。この元気なパワーが結集すればきっと「問題」ではなく、逆に「2007年旋風」となるかもしれません。
仕事がら、団塊世代の方々とお話をする機会があるのですが、「何かやりたい!」という思いを持っている人が多いと感じます。だから、活躍できる場を作ることも大切だと思います。最近新聞でも取りざたされている、団塊世代専門の人材紹介会社はその良い例ですね。これには期待しています。
団塊世代の退職によって、世の中がフラットな組織や団体にシフトしていき、老若男女が切磋琢磨して仕事をしている、そんなポジティブな効果が現れると想像します。
ビジネスチャンスが生まれると思いますが、全員がハッピーリタイヤ出来る訳ではないので再就職先といった部分でもビジネスチャンスが出来ると思います。
少子化とあいまって若者が働いていた職場に(学生アルバイト)進出してくるのではないでしょうか。
団塊の世代は我々の憧れの世代でした。
子供心に、団塊の世代のお兄さん、お姉さん達は、清く、正しく、美しくて、憧れの対象であり、人生の目標でした。
権力による抑圧や「分割して統治する」ための様々な差別によって社会秩序を維持しようとする戦前の体制を破壊し、自由で平等で公正な社会を勝ち取るため、恵まれた立場の大学生が中心になってデモを繰り広げる姿に、自己犠牲の崇高な精神を感じて尊敬しました。
しかし、欲望の為でないが故に、「少しのズレも許せない(by B’s)」で、学生運動はセクトに分裂し、内ゲバに転落して消滅してしまいました。欲で連携しているものは、「大きなズレもなんでもない」ので、常に最後まで生き残るものです。
団塊の世代は、老人達からだけでなく、自らの潔癖さによって追い詰められた世代であり、彼ら自身大きく傷つきましたが、彼らを人生の指針として成長してきた私たちの世代にも絶望をもたらしました。旧秩序と戦うことを放棄し、「就職が決まって、髪を切って(byYUMING)」、老人達の走狗と成り果てた姿に絶望し、私達の世代は「シラケ」世代となりました。
しかし、団塊の世代が膨大なエネルギーを経済活動に集中してくれたおかげで、日本は一時世界中を買収するかと思われるまでに成長することができました。経営トップに先見性が無かったため、今では逆に日本中の優良企業が外国に買収されそうで、団塊の世代に対する評価に若干の毀損はあるものの、団塊の世代の献身は、日本の民衆運動としては、歴史上最大の成果を挙げたと申せましょう。
今、長い雌伏の時を終え、退職金と年金を手にされて、やっと商業主義から解放された団塊の世代の諸先輩には、今こそリベンジをお願いしたいと思います。
先輩達の転向を見て、我々は闘争本能を封印し、その結果生命力も枯渇しました。物質的欲望を肥大させ、刹那的快楽の最大化を目標に掲げてきた結果、先輩達の弟妹、子や孫の世代の生命力は弱体化する一方です。社会悪とどう戦うかさえ、とうの昔に忘れてしまいました。これは退化でしょうか?それとも隷属状態に適合するための進化でしょうか?
道に迷い、怪しげな「人生の指針」とやらを売り付けられるのに慣れた若者達に、彼らが生まれてこのかた目にしたことも無い、無償の愛のパワーを示すことができる世代が、社会に大量供給される時が来たことに、大きな希望を感じます。
先輩方が青春時代に封印された社会改革の情熱を復活させて、再び日本を熱くしていただけたらと思います。お兄さん、お姉さん、生意気言ってごめんなさい。
ダンカイセダイ当事者からの書き込みです。
私は従来からこの世代は現在のポジションに固執するのではなく
速やかに退職し次代を担う若者にチャンスを与えるべきだと考えてる1人です。
退職は人生の終わりではありません。
新たな時代の始まりです。人材の2.0と言い換えても良いでしょう。
さて、わが仲間たちはこれからどうするのでしょうか。
新聞などのアンケート結果を読むと
ほとんどの仲間たちは仕事を続けたいと考えています。
一部の熟練の匠は一生その天職をまっとうできますが
所謂、ホワイトカラーと呼ばれる人々はどこえ行けば良いのでしょうか?
私は一つ提案したいと思います。
地域のコミュニティーにそのあふれるパワーを活かして欲しいと思います。
チャンスはいくらでもあります。抵抗勢力(?)相手にいくらでも頑張れます。
今無ければ創り出せばよいのです。高齢者・子どもたち・障害者の皆さん
が団塊世代からの支援を待っています。
生まれながらにして戦後の大競争時代をたくましく生き抜いた世代です。
私たちが人生を駆け抜けた後には雑草も生えないほど世の中すべてのことに
変化を起こした世代です。
我々の去った後に残る成長のチャンスはIT分野だけだと言っても過言ではないでしょう。
ここまで書くと、何か団塊賛歌になってしまいましたね。
いずれにしてもこれからも時代の変化を起こし続ける世代です。
あと15年ぐらいは現役で働ける世代です。
何事も自分のことは自分でやる、誰かも助けてもらえない時代に育った連中です。
きっとシニアーライフをエンジョイする道を自分たちで見つけられると思います。
2007年問題が起こることは皆周知のことです。
すでに賢い仲間たちは手を打っています。
くれぐれも新しいビジネスチャンスが広がるなどと過大な期待は禁物です。
もともとそんなに皆、余裕資金など持っていませんから。あるのは時間だけです。
一つだけかすかな期待があるのは、団塊とその孫たちの世界が拡大することです。
これ以上詳しく述べませんが賢明なる皆さんで何が考えられるか想像してみてください。
:lol: