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回答・コメントする(No.1281)
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化学をいかせる仕事は?
[Q] こんにちは。私は中高一貫の学校に通う中学3年生です。
基本的には化学や数学が好きなんですが、いまいち数学の成績が伸びない、という悩みを抱えている中学生でもあります。
今友人たちとの間で悩みを相談しあっていると、どうしても出てくるのが『職業』です。
もともとは薬剤師になりたいと思っていましたが、最近ちょっと揺らいできています。
好 き な 化学をうまくいかせる仕事って何がありますか?
よかったらおしえてください。
はじめまして、あおいさん♪
私も中高生の頃は科学(化学も含みます)、物理、数学が好きでした。
なんせんさんのおっしゃるとおり、この3つは連動していると思います。
ひょっとして算数と数学を同じように捕らえていませんか?
違ってたらごめんなさい。
>いまいち数学の成績が伸びない
って、どのレベルで考えているのでしょうか?
私の実感からして化学が好きで成績が良いなら、数学も良いはずです。
今の学校の評価の仕方は知りませんが。
化学や数学のどんな所が好きなんでしょうか?
考えてみる価値はあるように感じました。
化学を生かせる仕事は、無茶な言い方かもしれませんが全てです。
私は電力会社で化学分析をしていました。
今はデザイナーです。
今も化学、物理、数学から得た特性を活かしていますし、
その考え方は、私の存在価値を高めてくれています。
それは、予測、検証(実験)、結果、修正及び予測、
そしてまた検証(実験)……
このプロセスが身についているからです。
今、ほとんどのビジネスを進展させるプロセスで
同じ過程が重要視されています。
そう言った意味で、全ての仕事で役立つ能力です。
>薬剤師になりたいと思っていましたが、最近ちょっと揺らいできています。
何故なんでしょう?
職業の選択は手段であって目的ではありません。
目的があって、初めて手段が発生します。
難しいかもしれませんが、
何故、薬剤師になろうと思っていたのか?
その目的は何だったのか?
考えてみるのも良いと感じました。
目的を達成する手段として、いくつかの選択肢を持つ事は大切です。
いくつモノ選択肢があるはずです。
考えてみてください。それは視野を広げてくれます。
そして、最も適した手段を選ぶためには欠かせないことです。
あおいさんはまだ中学生ですよね。
中学生で、そこまで的がしっかりしているだけでも、
素晴らしいコトです。
まだ、高校の3年間も考える時間があります。
焦らず、ゆっくり考えてください。
大学卒業しても分からない人が沢山います。
考えていない人も沢山います。
だからって、油断しちゃダメですけどね。(^^)
目的に照準を絞って考えてください。
目的がなければ、手段はもちろん考える行為も発生しません。
それは、悩んでいるだけです。
行きたい所が見つかって、そこに行くために考えるのです。
その為に、最適な手段を探すのです。
今、悩むのも、揺らぐのも将来の糧になります。
あおいさんは、素晴らしく順調に進んでいる方だと感じました。
大丈夫です♪ あおいさんなら、出来ます♪
応援させていただきます♪
はじめまして、あおいさん。
なんせんと申します。
仕事については回答できませんが、私も化学が好きな学生だったので、
ちょっとコメントさせてください。
私も中学時代は「化学」が好きでした。
でも「物理」、「数学」はあまり好きではありませんでした。
高校に入ったときはそれがもっとハッキリと分かれ、
「化学」はトップクラス、「物理」、「数学」は落第スレスレでした。
そして大学には「化学」主体の学科「燃料化学」に入りました。
そこで私は、驚きの事実を知ることとなりました。
それは、「化学」の基礎は「物理学」にあり、
「物理学」の基礎は「数学」にある。ということです。
私は中学や高校の進路指導の際に「進学校」や「国立大学」に進むよう
指導され、自分の意思をハッキリと主張できなかったことを後悔しました。
結局、大学は中退してしまいました。
話が散らかってしまってごめんなさい。
とにかく「化学」の道に進むのであれば、「物理」、「数学」にも
力を注いでください。
それが必ずあなたの力になると思います。
がんばってください。
材料メーカー、分析屋さん、化学は生活を支えるところでは必ず必要とされる知識です。
どちらかというと表舞台に立つよりも、縁の下の力持ちという会社が多いですね。
意外なのは酒造メーカーなどのお酒の開発も大学で化学を勉強した人が就職しています。
たまに酒造メーカーなどが、その技術を使ってお花を作ってみたり、全然違うものを作る事例があるのですが、こういうのが「化学」という共通点があってこそですね。
こんばんは。どのような分析があるのかについて補足説明しますね。
(研究分野については、各分野について狭く深くなってますので割愛します。もし興味のある分野があるようでしたら答えられる事もあるかもしれませんのでまた質問して下さいね)
まず分析の目的についてお話します。
品質管理の場合なら、分析対象(製品)に必要なものが必要なだけ入っているか。を調べます。
余りいい例えではないかもしれませんが・・・
例えば、タウリン1,000mg入ってるリポビタ○Dの場合なら、タウリンの量を測定して1,000mg±50mgならOKとかします。
(実際のリポビタ○Dの品質検査の内容は知りません。例えです。)
研究開発に関わる分析の場合は、同業他社の製品を分析して、A社はこういうものを使ってる。等と分析したり、○○と□□を入れて作ったら「何か出来た!」けど、「これ何?」というのを調べたりします。
とても大雑把に分けるとこの2通りだと思います。
ですが、この分析方法(扱う装置)について数多くの方法があるんです。
高校の化学で少し、詳しくは大学の講義で習うと思います。専門的な内容なので、ここでは割愛します。
実際にはどの企業でも、多くても数種類程度しか扱わないと思いますが、同じ分析をする装置でも扱い方が若干変わってきます。
(1台数百万~数千万するので、たくさん持つ余裕の無い事が多いです)
この辺りは、恐らく実際に就職してから何を扱うか決まってくると思います。
(この装置が使いたい!と言う理由で就職する方は少ないと思うので)
分析装置の多様さは、例えば、一言に携帯電話と言っても様々なものがあるのと一緒です。
また抽象的な部分が多くなってしまいましたが、少しでも具体的なイメージを持つ助けになれば、と思います。
白いネコさん、ありがとうございました。今日も1限目から進路指導がありました。
化学を生かせる仕事っていっぱいあるんですね。
もともと分析や研究が好きなので、そういう選択肢は視野に入れていました。
でも無知だからどんな分析があるかなんて全く知らなくって…。
工業系も化学が生かせるんですね!!
開発は専門分野になってしまうんですね、たくさん学習しました。
ありがとうございました。
薬剤師などの薬品関係以外の仕事について回答させて頂きます。
化学に関連する仕事として一番多く、応用も効くのは製造業の分析系の仕事だと思います。
工場生産関係の企業であればどこでも品質管理をしていると思うので、製造した製品が出荷基準を満たしているかをチェックするための分析が必要となります。
これらの分析系の仕事は扱う装置の違いはあるものの、基本的な部分は似ている所が多いため、多くの企業で通用する技術だと思います。
また、分析系であればメーカーの方でも通用するため会社を選ぶ際に幅が広がると思います。
↑で出ましたが、メーカーの研究・開発部門も化学系の仕事です。
ただ、研究・開発となると専門的な知識を狭く深く習得していくため、なかなか応用が出来ません。
化粧品関係の研究・開発などは女性に人気がある職業かもしれないですね。
業種は製造業になりますが、身の回りに有るものから全く知らないものまで、化学の関わる分野は多岐に渡ります。
やや抽象的な回答になってしまいましたが、参考になれば幸いです。