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もっと教えて!フォーラム
回答・コメントする(No.1275)

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もっと教えて!フォーラム 質問 医師、薬剤師について

2006/12/10 12:53  みほさん[その他・女]

[Q] 私は医療関係の仕事に興味があり、現在調べているところです。
先日、ある大学の薬学部の入試説明会に行ってきました。
薬剤師になるためには、どうしても小動物を使った実験をしないといけないことがわかり、ショックを受けています。私は小動物(特にネズミ)が本当に苦手なのです。これは、医療関係の仕事に就くためには、どうしても避けて通れないことなのでしょうか?

2007/04/19 13:36  みほさん[その他・女]
[A.9]

Mozzyさま、返事が遅くなり、申し訳ございません。
他の人から見れば大したことではないのかもしれませんが、本当に悩みます。


2007/01/11 17:21  Mozzyさん[薬剤師]
[A.8]

 みほさん、はじめまして。
 岐阜で病院薬剤師をしています。

 私、大学院でバリバリ基礎研究をしていたので、毎日のようにマウスと関わっていました。もちろん、私の実験のせいで命を絶たれたマウスはたくさんいますが・・・。

 私が所属した研究室担当の学生実習では、マウス(手のりサイズ)・ラット(大きいネズミ)・トノサマガエル・ウシガエルを使用していました。学生の時はやはりイヤでしたが、実際に患者さんが飲む薬が「口→胃→腸→血液中→全身」という過程をとる以上、それを実際に確かめておかなければいけないとハラを決め、やりました。

 実験で使う動物は「できるかぎり実験結果が不均一にならない」ようにするために、遺伝的に同一のものを使います。体重・生年月日、もちろん飼育環境(起床・就寝、温度、湿度)・餌・水もそろえます。それでも結果はバラつくのです。
 逆に、人間は遺伝的には「雑種」です。それぞれ食べているもの、生活環境もまったく異なります。なのに、薬の添付文書(説明書)に書かれている飲み方は、「通常、成人に対し1回〜mgを1日〜回経口投与する」です。結局性別、年齢、いろんな情報を医師・薬剤師で考え、一番良い投与量を決めなくてはいけません。

 私個人の意見ですが、この動物実験をきちんとやっておくと、(就職してから)患者さんへの薬の投与量を決定する時に、(ただ添付文書どおりではなく)いろいろなことまで考慮して、患者さんや医師に情報提供できるようになっていると思います。

 ただし、これからの薬学部6年制のカリキュラムには、実習での動物実験は組まれていないかもしれません。


2006/12/20 11:21  片山 敦さん[医師]
[A.7]

みほさんお返事ありがとうございます。

医療の仕事は、どんな職種でもそれぞれの役割とやりがいがあってとても楽しいと思います。

>実は、最初に興味を持ったのは薬剤師ではなく、医師でした。しかし、なかなかなれるものではないですよね。
>相当努力が必要なだけではなく、本人の適性、環境も含め、 余裕も欠かせないと思います。

そうですね、楽ではないかな?

・適性は「人の話をきちんと聞けること」
・環境はまああまり関係ないかな?
・余裕・・・、お金のことなら奨学金もあるし、よほど高い私立でなければ何とかなる気がします。私の学費はは月2万ちょいでしたから、アルバイトで充分払えました。

医学部にしても、薬学部にしても、おそらく一番大変なのは入試でしょうね。
そこから先はこぼれ落ちなければ何とかなりますよ。そしてその間謙虚に学ぶ心を忘れなければ、必要な資質は徐々に備わってゆくものです。
ネズミちゃんも触れるようになるんでしょうね、きっと。

私自身、まるまる1年も毎日毎日解剖実習をする生活に耐えられるとはまさか思いませんでした。(笑)


2006/12/20 11:10  みほさん[その他・女]
[A.6]

片山さま、書き込みありがとうございます。
実は、最初に興味を持ったのは薬剤師ではなく、医師でした。
しかし、なかなかなれるものではないですよね。
相当努力が必要なだけではなく、本人の適性、環境も含め、
余裕も欠かせないと思います。
アレルギー、思いつきませんでした。
さすが、ドクターならではのアイディアですね。
私は本当にアレルギー体質ですが。


2006/12/18 18:19  片山 敦さん[医師]
[A.5]

みほさん初めまして。内科医をしています片山と申します。

私もネズミを殺したりするのはあまり好きではなかったので、ちょっとごまかして友達の実験を見たりしていました。
おかげで僕に割り当てられるはずのネズミはそのときは命拾いしたでしょうが・・・。

>私は小動物(特にネズミ)が本当に苦手なのです。
「私はネズミアレルギーです」と最初に言ってしまえば、触らなくても許してもらえそうな気はします。

ただ、実習の内容そのものはきちんと勉強する必要がありますし、ネズミをはじめたくさんの生き物の犠牲の上に学問が成り立っている現実はいずれ直視しないといけないでしょう。

よろしければ私のブログもご参考までに↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rijichonikki/24823890.html

薬剤師だけでなく医師もご検討下さい。
医師も楽しいですよ♪


2006/12/13 09:59  みほさん[その他・女]
[A.4]

そえさま、ご回答ありがとうございます。
実は以前、医療事務として働いていたことがあります。
そこで立場上の限界を感じ、資格のなさに悔しい思いをしました。


[A.3]

みほさん!諦めないで!!
私もふるさんと同じ職業で、学生時代にはカエルの解剖をして筋電図を取ったりもしましたが…。
でも私の場合、それは1回だけで、その他には医学部の人体解剖を1回見学をする経験をしました。
私を含め、動物実験苦手な人は多かったですよ。
現在私は病院に就職していますが、動物には一切関わっていません。

研究などに参加する人は動物実験も頻回に行わなければならないかもしれませんが、全ての医療関係者が動物実験を頻回に行わなければならないという状況ではないんです。
ふるさんも言われていた通り、人体を扱う以上、生物の身体の構造を知っておく必要はあるので学生時に実験を行うよう義務になっているのかもしれませんが…。

医療関係の仕事に興味があるとのことですが、一言に医療関係といってもたくさんあります。
医師、薬剤師だけでなく看護師、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、視能訓練士、臨床検査技師、放射線技師、医療ソーシャルワーカーなどなど。
また、同じ職種でも働く分野が違う(病院・在宅、身体障害・精神障害、小児・老人など)と関わり方も異なってきます。
もし、進路決定までに時間に余裕があるなら、いろいろ調べて、興味がある職種や分野を探ってみてはいかがでしょうか。


2006/12/10 14:50  みほさん[その他・女]
[A.2]

ふるさま、ご回答ありがとうございます。
そうですか…説明会でも、慣れるよ、とは言われたのですが。
動物を飼ったことがない、良い思い出がないからかもしれません。
犬と馬にかまれてしまったこともあり、吠えられることも苦手です。
人間を診たいはずが、動物で諦めなければならないのは情けないです。


2006/12/10 14:21  ふるさん[作業療法士]
[A.1]

みほさん、初めまして。
作業療法士をしています、ふるといいます。
医師、薬剤師に関してのお話かもしれませんが、参考程度にはなるかと思うのでちょこっと書き込んでみます。

動物での実験は、私の学校では蛙を使ったものだけでした。(実際の人体解剖も見に行ったりしましたが…)
ネズミやモルモットなど、他の学校ではやはり使うと聞いたことがありますが…。
ただ、人の身体というものを扱う以上、小動物の実験をしないという訳には行かないのかもしれませんね。
やはり薬にしても何にしても、どういう反応をするかはしっかりと目で見て実際に体験しないといけない、ということなのでしょう。

苦手、というのはペットとして触るのも難しい…と言うことなのかな?
ハムスターなどに今から少しずつ馴染む…とか、そういうのは無理でしょうか。