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もっと教えて!フォーラム
回答・コメントする(No.11792)

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もっと教えて!フォーラム 質問 編集者になりたい

[Q] 私はずっと夢がありませんでした。
もちろん、将来やりたいこともなくて、ただボーッと過ごしてました。

でも、最近、編集者になりたい!という夢が出来ました。
もともと小さい頃から本は大好きでしたが、本の感動をもっと多くの人に届けたい!と思い、編集者になりたいと思うようになりました。

しかし、編集者について調べてみると、出版社に就職出来る人数は1000人中3人だったり、倍率が1000倍を超えていたり…。
厳しい現実にびっくりしました。

編集者になりたい‼︎という気持ちは変わりませんが、とても不安になりました。
私は今中学生ですが、どうすれば編集者になれるのでしょうか?
教えて下さい!

2013/11/09 07:34  yaekjさん[編集者]
[A.4]

編集者になるのは簡単とは言いませんが、他の職業に比べてとびきり難しいとは思いません。
あなたの言う、1000人中3人というのは、どこから出てきた数字なのかわかりませんが、
確かに、誰でも知っているような大きな出版社ならそのくらいの確率になるかもしれません。
そういう会社はみんなが入社したいと思うのでどうしても難しくなります。
それでも、絶対にこの会社に入りたい!と思うところがあれば頑張るしかない…
あいにく、私はそうした大きな会社は全て落ちてしまったので、そのあたりはアドバイスできません。ごめんなさい。

でも、あなたが思っている以上に出版社はたくさんあります。
有名でなくても、良い本を出している会社はたくさんあります。
小さい会社なら、もう少し倍率はさがりますから、
まずはどんな会社があるのか調べてみましょう。
いろいろな本を読んで、面白い本があったらどこの出版社が出している本なのか気にしてみましょう。

また、私は編集者ですが、出版社ではなく編集プロダクションというところに所属しています。
編集プロダクションや制作会社では、出版社から依頼を受けて、編集作業を請け負います。
編プロは、小さい会社が多いので、仕事の量が多かったり、大変な面もありますが、
いろいろな出版物に携われますし、大手の出版社よりはずっと就職しやすいです。

それから、出版社に入るためには大学を出て、新卒で就職することが唯一の道ではありません。
出版社でアルバイトをして、経験を積み、そのまま社員になるというケースも多いです。
私も、今の会社に就職する前は出版社でアルバイトをしていました。
だから、社員というかたちにこだわらず、とにかく出版業界に入る、というのも手です。

だから、可能性が低いなんて思わずに、ぜひ頑張って目指してください!
とっても楽しい仕事ですよ♪自信を持っておすすめします。

以上をふまえ、中学生のあなたにできること…
・勉強をがんばる
→出版社の採用は、「大学を卒業した人」を条件とするところも多いので、少なくとも大学は卒業しましょう
・たくさん読み、たくさん書く
→出版社の入社試験は作文を書かされることが多いので、書く力は重要です。
・いろんなことに興味を持ち、挑戦してみる
→どんな本を企画したいか?ということも、出版社の試験ではよく聞かれます。世の中の面白いこと、面白い人をたくさん見つけること。それが本の企画につながると思います。


[A.3]

補足。かな。あなたが多分全く知らない世界の話をします。
取扱説明書を見たこと、ありますか?携帯でも、なんでも。例えばデジカメは、世界中に販売されます。
じゃあ、その原稿をどこが書いているのか。手前味噌恐縮ですが、私が日本語と英語で原稿を作成します。それを各国の言葉に翻訳し直してという作業は国内で行われます。国内で販売されない製品も、世の中にはたくさんあります。あくまで一般論ですが。
その原稿を編集するのは、私が今一番関わっている編集の仕事です。
感動もない取扱説明書ですが、もしも単位が違ったら、インチとセンチを間違えたり、ポンドとキロを間違えたりしたら。その編集をするのも、編集者の仕事です。当然分野が違うので、やる仕事は全く異なりますが。あくまで補足情報です。世の中誰もがファッション雑誌作ってるわけではないので。参考になれば。


[A.2]

ありがとうございます!

これから編集者、そして小説家のことも調べたいと思います。
何もしなかったら夢は叶いませんよね!

すごく勇気がでました!

頑張りたいと思います。


[A.1]

それには編集者の皆さんに近づく事が一番です。
一直線に最短で情報を収集することが大事です。

”そんなことデキナイ”は無しです。ヤルのです。

編集者の人たちに直接質問を投げかけるのです。


あなたの質問にこのサイト登録の編集関係者の皆さんが回答してくれることを祈っています。

もし回答がなければの前提で下記の提案をします。

まず、編集者の仕事のことを調べて下さい。
そして仕事の対象は誰かも。

分かりやすく言えば、編集者は小説家の皆さんの強い味方になることでしょう。

編集者を目指すのは自由ですが、急がば回れ、で最初に小説家を目指しませんか?
そうすれば本当に良きパートナーとしての編集者の皆さんの存在価値がより深く理解できると思います。

あなたの参考に過去の小説家を目指す若者からの質問とその回答を紹介します。
長い文章になっていますが、役に立つと思います。

http://minna.13hw.com/forum/viewthread/11780

回答の中に元月刊誌の編集長で現在小説家を育てる講座を受け持つ方の記述があります。
この様な講座に参加するか、あるいはこの元編集長にお手紙を書いて指導を受けることもできると思います。この方は将来の日本を代表する小説家や編集者希望の若者を育てたいと思っている事でしょう。遠慮なくチャレンジして下さい。

これからの具体的な行動があなたの運命の分かれ道です。
机に座ってパソコンの画面をみているだけでは何も前には進みません。
夢を待つ人には夢は叶えられません。いつまでも見果てぬ夢に終わります。

夢は自らの手で掴み取らねばなりません。
夢が現実になる瞬間です。