採用する側から見ると、応募者に対して

1.何をやってきたか
2.何ができるのか
3.何をやろうとしているのか

という視点で面談します。私であれば。
来須さんの質問では、上記の1.2.が全く無いが、3.が採用側と同じ方向性があると採用されるということになると思います。

しかし、当然即戦力として期待されることはなく、高い給料が保証されることはまずありえません。
それどころか、ふるいにかけられて試用期間中に解雇されることもあると思います。
このような採用で入社できたとしたら、その後に待っているのはサバイバルであると考えるべきです。

ただ、業界として人手不足、人材難であることは事実です。現在、IT業界に働く人々の経歴といえば、
それはもうありとあらゆる職種を窺うことができます。
例えば、人材派遣会社などでは、未経験者を雇用してベースとなる教育（HTMLとか,TCP/IPとか）を施し、
安い給料で経験を積ませて、付加価値の高いSEやWebデザイナーに育成するというところもあるようです。
人材派遣会社としては、直接的な投資ですね。

ただし、そこにはやはり競争、サバイバルがあると思ってください。

SE・WEBデザイナー界隈の業界限定で。

未経験でも採用する会社はあります。僕の知り合いのシステム会社さんは、前職カラオケ店員のSEや、本屋のPGなどがいます。もちろん、採用したくなるような人材である必要はありますが…。

ただ、小さい会社や1～2名募集といった枠の少ない求人に関しては、未経験者可と書いてあっても、経験者しか採用しない場合がほとんどです。

ものすごくぶっちゃけて良いですか？

僕の周りのWeb業界の場合、中途採用で、なんの実績も公開していない人で採用されることはありません。

「未経験者でもＯＫ」というのは、そう書かないと経験者の人も物怖じしてしまって来ないから、という話を聞いたことがあります。


本当にＰＣを触ったことがない人でもできる仕事なら、その限りではありませんが。この業界は、24時間365日、誰かしら働いている業界ですから、もちろん、そういう仕事もあると思います。


あと、これ重要なんですが、ベンチャーのWeb系企業であれば、さしたる採用基準があるわけではないです。

要は一緒に仕事がやっていけそうと思えば採用されるし、そうでなくお金と時間が異様にかかると思われれば、そのお金と時間が、求める仕事に対して見合うか否かで判断されるということです。

後は人と人との「相性」、ですね。


また、業務経験がなくても、特定のスキルが高い場合は採用されています。
例え業務経験がなくても、技術系の話題を書いたblogで活躍している人は企業側から声がかかることが多々あって、実際、業界の有名人はそんな人ばかりです。

ただし、そういう人は日本のインターネットを探しても数えるぐらいしかいませんが、決して不可能ではありません、ということです。

未経験者応募可は事実です。業界は人手不足で大変困っています。
関心があればまず応募してじっくりお話を聞いてください。
社内でトレーニングしてくれます。
入社前に大学や専門学校で必要なスキルを身につけると誰でも考えますが、
案外皆さんが知らないところで回り道やお金をかけずに業界に飛び込める
チャンスがあるのです。IT業界を目指す若者には大海が開けています。

ハローワークではトライアル採用を推進しています。
最長3ヵ月間正社員雇用を前提に就職する制度です。
この間にお互いの適性を見極めるのです。50/50です。

この制度の利点はこの期間の目標が会社から提示されることです。
何を何時までに達成すれば正社員として採用されると明確に
なればやりがいがあります。また、社内の雰囲気や人間関係なども十分把握できます。
その後の自分もイメージできると思います。

会社には月5万円の助成金が支給されます。
過去6ヵ月以内に会社都合で離職者がある会社は
このトライアル事業には参加できません。

求人票にトライアルと表示のある求人に積極的に応募してください。
行動すれば必ず何かがつかめます。