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回答・コメントする(No.11536)

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もっと教えて!フォーラム 質問 パイロット

2013/04/15 15:42  ユナさん[小学生・女]

[Q] 私は、パイロットになるには、身体管理をしとかないとパイロット
になれませんよね?私は、身長が153センチで体重が55キロで肥満です。これから痩せようとは、思ってますけど・・・もし糖尿病とかだったらパイロットになれませんよね?なれる会社とかは、あるんですか?病気をしたらなれないんですか???

[A.3]

ユナさん

こんにちは。「ろびぞう」といいます。旅客機のパイロットをしています。

ユナさんのように、パイロットになりたいという夢をもった女の子がいることを知ることができて、とてもうれしいです。

ユナさんの質問が、どんなパイロットを指しているのかはわかりませんが、ここでは私の仕事のことをお話ししますね。

パイロットとしてお客さんを乗せて飛ぶには、国土交通省(こくどこうつうしょう)という国のやくしょが出す、特別な免許(めんきょ。正確には証明書です)が必要です。そしてその免許の中に、航空身体検査証明書(こうくうしんたいけんさしょうめいしょ)というのがあります。毎年一度、この検査(けんさ)を受けて合格しないと、どの会社のパイロットでも、お客さんを乗せて飛行機を操縦することはできません。

航空身体検査はとっても厳しく、これからパイロットになろうという20代の若く元気な人たちが受けても、3〜4人に一人しか合格できません。そしてそれに合格してパイロットになっても、そのあと60さいくらいまでずっと合格し続けるために、ふだんの食べ物や運動には、みんなとても気を使っています。だから、パイロットになるための最初の試験を受ける20さいすぎのころには、とても健康でなければなりません。ですから、パイロットになろうと思うなら、体調管理はきちんとしておかないといけません。

さて、ユナさんは自分が肥満だと心配しているみたいですね。航空身体検査には、肥満度30%未満、という決まりがあります。肥満度の計算式を書いたサイトは、インターネットでけんさくすればかんたんに見つかります。ちなみにユナさんの場合は、肥満度+7%くらいです。

たしかに太りすぎてしまうと、高血圧(こうけつあつ)や高い血糖値(けっとうち)になって、身体検査に合格することは難しくなります。もし、パイロットになるための試験のすぐ前に、糖尿病だとお医者さんに言われたら、航空会社に関係なく、航空身体検査に合格することはできないでしょう。

ですが、肥満度が20%をこえていなければ、小学生のうちから、あまり心配することはないのでは、と思います。もしユナさんが糖尿病だとお医者さんに言われたなら、そのじょうたいが大学卒業くらいまでずっと続くのか、おうちの人やお医者さんに聞いてみてはどうでしょう。もし治るかもしれないなら、おうちの人と一緒になって体調管理に気をつければ、諦めるのは早いと思いますよ。

肥満が気になるパイロットに出された書類に、「肥満にならないようにするためには」ということが書かれていましたので、しょうかいしますね。

食べすぎない、とくに夜、たくさん食べない。きそく正しく食事をとるようにする。
三大栄養素(たんぱくしつ、たんすいかぶつ、しぼう)のバランスがいい食事をとる。
運動のしゅうかんをつける。
ストレスをためすぎないようにする。たまったら、それを解消(かいしょう)するほうほうを見つける。

それから、病気をしてもパイロットになれるか、つまり航空身体検査に合格できるかどうかです。昔どんな病気にかかったか、というのを「既往歴(きおうれき)」といい、これもパイロットになるための試験を受けるとき、かなり細かく聞かれます。どんな既往歴があると試験に合格できないかは私は知りませんが、試験を受けるときに治っていれば、よほど大きな病気でなければ、だいじょうぶだと思います。
もし心配なら、ユナさんがもう少し大きくなってから、航空会社にメールや電話で聞いてみてはどうでしょう。「どうしてもパイロットになりたいと思っています」と熱心に伝えれば、きっときちんと答えてくれます。

長くなってしまいましたが、どうかパイロットになりたいという夢をあきらめず、楽しく元気な小学校生活を送ってくださいね。


[A.2]

こんにちは。
パイロットの身体要件についてですが、こんなことを考えてみてはどうでしょうか。

あなたは、どういう人がパイロットの飛行機になら安心して乗れますか。

もし飛行機に乗った経験が少なくて想像がつかないようでしたら、バスでもタクシーでも電車でも何でも結構。どうでしょうか。


[A.1]

間違いなく無理です。

1型糖尿病は無理ですが、生活習慣病ではないので節制でどうしようもないですね。

睡眠無呼吸症候群などの、
意志に関係なく意識が途切れたりする病気になりやすい
重度の肥満は門前払いされそうですし、
限度を超えると、見るからに不健康に写りますから
自衛隊でも撥ねられますよ(募集要項にあります)

というか小学生なんですから、
わがまま食生活を治せば、すぐ普通に戻りますよ。

エアラインパイロットは多くの命を預かる仕事ですし、
そうでないパイロットも一人で乗っていても落ちれば迷惑をかけますから、
厳しい自己管理が求められる仕事です。