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回答・コメントする(No.11196)

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もっと教えて!フォーラム 質問 親の意見を聞き入れるべきか・・・

[Q] どうも、介護福祉士を目指しているソンデンです。      僕は福祉科のある市外の高校に行きたいと思っているのですが、母親が大学で福祉について学べばいいと言って意見が衝突しています。                          僕の志望校では、介護福祉士国家試験の受験資格と介護員2級が取得できるので、ぜひその学校を受験したいと思います。   確かに僕の家は母子家庭なので市外の高校に行くのが金銭的にキツイということは分かっています。なので、バイトをして授業料は全額払おうと思っています。               やはり、介護福祉士国家試験の受験資格と介護員2級は介護福祉士になるために必要な資格だと思うので、今は親の反対を押しきってでもその学校を受験しようと思ってます。        今まで母親に育ててもらっているのにもかかわらず親に迷惑をかけてしまうなんて、とんだ親不孝者だと思います。ですが、はやく介護福祉士になって、社会のために働きたいと思います。  僕は母親の意見を聞き入れるべきでしょうか?        自分でも矛盾していると感じています。こんな僕の力になっていただけると光栄です。

[A.2]

私はあまり体裁の良い書き方は苦手なので、はっきりと直球で書いてしまいます。

介護福祉士の資格は、国家試験と言われていますが、あなたが思っているほど高尚な資格ではありません。
高校で専攻してまで取る資格ではない位の資格になります。
もう一つ書かれている、介護員2級などは、お金を払って、半分遊んでても取れるような資格です。

どうしても介護福祉士の資格を取りたいと居のなら、資格の取り方は調べましたよね?
学校に通わなくても、3年間の実務経験と、試験を受けるだけで取れるのです。

介護関係の仕事をに就職し3年居れば、後は試験を受けるだけで取れるのです。
今、福祉課程のある学校へいって無理に取るほどの資格ではありません。

現実の話も書きます。
私は介護関係の仕事ではありませんが、私の親が介護関係で、看護師の仕事をしています。
当然そこに介護福祉士の資格を持っている人もいます。
しかし介護福祉士の資格は比較的簡単に取れてしまうため、資格所持者が余っているそうです。
その為最初には、資格手当も出されていたそうですが、現在は資格手当は廃止されて、一般事務員や介助員として働きながら、介護方針の立案などをやって居るそうです。
介護福祉士の仕事に専念できる状態ではなく、持ってても、現実的なメリットはほとんどない状態だそうです。

この様な現場の話を聞いても、まだどうしても専門課程がある学校に行かなければならないと思いますか?


貴方の親御さんは、高校に行く間の3年間の猶予をあなたに与えてくれています。
この間で、どうしても、介護お仕事に進みたいと考えが固まるのであれば、その方向へ進まれることも良いかと思います。
高校生の3年間と言うのは、中学生の見える範囲とまるっきり変わります。
それまでの世界とは違う所にいるような状況になります。

その時、修正が出来にくい学校に行くより、まだまだいろいろなものが見えて、新しい物が体験できるようになってから、「あなたの行く道を決めた方が良い。」と言うための、猶予期間と思われて、高校と言う物を考えられてはいかがでしょうか?

今すぐにあなたの進む道を決めるのが、親孝行ではありません。

社会のために働きたいなら、社会のために働く仕事がほかにもたくさんある。という事を見て、その中で本当にあなたに合った社会のために働く道と言う物を選ばれたほうが宜しいかと思いますよ。
それが本当の意味での社会の為であって、あなたの為でもあり、親孝行だと私は思います。


[A.1]

親としては、
あなたに選択肢を増やしてあげたいと考えるでしょうから
高校からガチガチに路線を絞った進路はいまいち許容しがたいところです。
私ならそう思います。

あなたが、早く親に楽させたいというのは得がたい志ではありますが、
親からすると、自分のために子の未来が狭くなったと考えざるを得ず、
その負い目を引きずったまま以後の人生を送らねばならないことを思えば、
差し引きどっちが親孝行か?という結構難しい命題です。

私の見解としては、
能力的ハードルとして、あなたにとって高いほうを選択して、
その上で安いルートにまとめるというのが正しいあり方だと思います。
一番困るのは、経済的な理由で
能力的にがんばらなくてもよいルートを選ばれることです。
親としては正直、目も当てられません。

ほかのわかりやすい例として
あなたが、医学部に行きたいとしましょう。

①私大しか合格しませんでした→国立の工学部にいきました
まぁこれは、本人の問題としていいでしょう
②国立の医学部に合格しました
これは、奨学金でも何でも使って行きましょうよ。
③防衛医科大学校に合格しました
うわ只ジャン…。ここまで期待はしませんが…。

こういう選択肢は良いとして、
④うち金がないから勉強するの無駄だし、手っ取り早く高卒で求人のある職に就くわ
というのは、到底認められないでしょう。

親にとって、あなたの進路志望は④に見えてませんか?
違うというのならば、違うということをわかってもらわないと、
親にこれまでの人生への後悔と、安易な道を行った子への落胆を
背負わせかねませんので、よく話し合ってください。

早く社会に出ることが親孝行か?
というと、そうとばかりも言えないのです。

親は、伸びやかに精一杯生きる子供を支えたいと考える生き物だと思います。
どうかその辺を汲み取って上げられる人になってください。