私は、有名校に何人押し込んだかで評価が決まる、
予備校チックな進学校に通ってましたので、推薦入試について当時思っていたこと、
学校内での扱いについて述べます。（現在も似たような状況だと思っています。）

推薦入試には概して
①指定校推薦
②一般推薦
があります。
どちらも対象者となるのは、
・合格した場合必ず入学する人
です。

なので、他にも受験しようと思っている人は受けられません。
物理的には受験できますが、まともな学校なら、先生に止められます。
①の場合は、学校内でその枠に入れば必ず合格します。
なので、人気のある大学は、高校の中でも競争率が高くなります。
②の場合は、①と違って数に制限はありませんが一校から何人も推薦してくれるかどうかは
高校の方針によります。
基本、私の高校の場合、受験して合格しそうな人は先生から『お前は遠慮しろ』と言われ
微妙に落ちそうな人が『専願にするから推薦して』とお願いするのがパターンでした。
よって、その学校が第一志望で、
そこで『一生懸命勉強するつもり』の人は受けて損はありません。

というのも、推薦入学には、①でも②でも
デメリットというかある種のプレッシャーがあるのです。

・在校生に対して責任
成績不振の場合、出身校に迷惑がかかります。
①なら推薦枠取り消し、
②だと以降その学校からの受験生の評価が下落
というわけで、推薦で入った以上留年なんかすると母校に顔向けが出来ません。
合格した後の入学取り消しは、もっと論外です。


・押しのけた競争者への責任
これは感じる人とそうでない人が居るかもしれませんが…。

というわけで、
私の学校では、気楽に大学生活を送りたい人は自力で受験してました。