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レポート:都立山崎高等学校でSDGsについて考える出張授業を実施しました!

東京都立山崎高等学校 SDGs~持続可能な社会について知り、考える(初級) 授業風景

2023年5月17日、13歳のハローワーク公式サイト編集部は、東京都立山崎高等学校の1年生を対象に、出張授業【SDGs~持続可能な社会について知り、考える(初級)】(2コマ)を実施しました。
山崎高校は、ユネスコスクールに認定されていることから、SDGsについて1学年からテーマをもって学び実践していきます。その初めとしてこのプログラムが企画されました。

1コマ目。授業の冒頭は、SDGsファシリテーターの尾澤まりこさんが、SDGsの掲げるミッションや現状について概要を伝えてクイズを交えながら学習。

東京都立山崎高等学校 SDGs~持続可能な社会について知り、考える(初級) 株式会社shoichiさんのお話し

そしてSDGsを実践している企業の講話へ。今回は、株式会社shoichi (会社HP:https://shoichi.co.jp/)の浦井さんにお話いただきました。
株式会社shoichiは、服などの在庫処分品・廃棄品を再利用する事業を柱とし、これを社会貢献活動につなげています。
日本国内で売れ残って捨てられる服。その量は、年間約100万トン。株式会社shoichiはその在庫を買い取り、リユースやリサイクルなど最適な方法で再流通させています。
さらに社会貢献プロジェクト『TASUKEAI 0 PROJECT』(プロジェクトHP:https://www.tasukeai0.com/)を企画・実践。日本で買い取った服の在庫を(タグカットするなどして)海外の直営店で販売し、売上の一部をその国の孤児院や教育機関に寄付するという活動を行っています。
授業では浦井さんが、事業内容や「再利用する服の分別や加工方法」などについて、映像を交えて紹介。また代表の山本昌一さんが海外の直営店や支援先の施設を訪れる様子や、活動の思いなどを紹介していただきました。
捨てるはずの服が海外で活用され、着る人が笑顔になる。さらに支援を必要としている施設へのサポートにもつながるというしくみを学びました。

東京都立山崎高等学校 SDGs~持続可能な社会について知り、考える(初級) グループワーク

2コマ目は、各クラスにファシリテーターが参加しグループワーク。
株式会社shoichiの事業や社会貢献活動がSDGs17の目標のどの部分にあてはまるかなどを考えたり、身近なテーマについて自分たちで実践できることなどを話し合い、グループで出た意見を発表・共有しあいました。


最後に生徒の感想を紹介します。
【参考になったことやこれから実践したいこと】
・関係ないように見えて身近にある
・SHOICHIが行っている服の再利用
・使い回せるものは使う
・工夫して物を使いたいと思った
・SDGsは小さなことでも社会に貢献できる


実践例を直にお話いただきグループ考えることで、生徒だけでなくスタッフ(私自身)もSDGsを自分事として考える機会になりました。(編集部:うだ)


■協力いただいた企業:株式会社shoichi