アメリカ軍兵士
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アメリカ軍は、外国籍の若者の入隊を認めている。ある日本人は、高校のときに、留学先のテキサスの小さな町で、英語がほとんどわからなかったために、お祭りの中で行われていたアメリカ海軍の兵士募集において、入隊手続きと知らずに書類にサインしてしまい、大学を卒業したあとで、海軍に入隊して、結局12年間アメリカ海軍兵士として過ごし、湾岸戦争にも参加したそうだ。戦争は地獄だ、とその人は言った。その人は、海軍情報部員として、イラクのサダム・フセインが化学兵器でクルド人を虐殺した現場に行き、イペリット(神経性びらんガス)で皮膚がただれて裂け、眼球や内臓が飛び出し、腹部に溜まったガスが破裂して死んでいく人を大勢目撃した。そのあと、その人は日本に戻り、家業を継ぎながら、生物化学兵器の恐怖と、テロの予防を訴える活動を続けている。
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